見出し画像

現状維持は部下や組織を潰さない……何よりも勝ちパターンを身につけよう!!

おはようございます。

『宇宙兄弟とFFS理論が教えてくれる あなたの知らないあなたの強み(著:古野俊幸)』の読書メモの回です。

前回は、夢は必ずしも叶うとは言い切れない「保全性」因子の強い人がリーダーを目指すには、どのようにステップを踏めばよいのかを観ていきました。

何よりもやり切ったという‟成功体験”をコツコツと積み上げていくことが学習パターンとしての強みである「保全性」。

知識の体系化から‟勝ちパターン”を見つけ、自信を付けることが道であることも学びました。その自信が栄養剤となり、‟いつかできる”という確信を生み、チームを導くための原動力となるのです。

今回は、『宇宙兄弟』の中から、そのシーンを観ていきましょう。

「保全性」はもちろん、主人公のムッタ。


―――――――――――


ムッタの象徴的なシーンはNASAでの宇宙飛行士を選抜する際の一コマです。以前、対「保全性」リーダーでも登場したゲイツとのISS存続における署名活動のシーンです。ゲイツはISS廃止の署名を集めるように指示します。

それに対して、ムッタは存続のための署名を集めます。

根本的な問題であるISSの予算を大幅に削減し、存続できる案をぶつけるのです。ここに至るまでのシーンで、ムッタの勝ちパターンが凝縮されていました。

ISSの根本的な問題として、エンジン系統のオーバーコストがありました。

ムッタは元々一流のエンジニアですので、その部分に関して膨大な知識が体系化されています。ただ、対宇宙となった場合、自身の知識だけでは足りない部分が多いに出てきてしまい、当初は予算削減に対して行き詰ってしまいます。

そこでアドバイスを得たのが、周りの‟頭脳”を使うこと。


【自身の専門分野×周囲の‟頭脳”を駆使=最強の価値パターン】


この方程式を見つけたのです。

体系化された知識に、周囲の専門性や視点が加わることで、観えていないかったところが観え、さらに一歩進むことができるのです。

これこそが「保全性」の勝ちパターンなのです。


一方、「拡散性」はどうなのでしょうか。

ヒビトのように、「できた」ことはもう続けたくなく、興味を失う傾向にあります。そのことがまだ、面白いか否か、難易度が高いか否かがカギとなるのです。


【守破離】

日本古来の武道の言葉としても出てきますが、まず、マネをして、次の自分のオリジナルを混ぜてみて、最後に、新しいものをつくっていくというステップを示しています。

「保全性」は何よりも‟守”を重んじます。勝ちパターンをも体系化し、積み重ねていくところにあります。

「拡散性」は‟破・離”へ自然と向かいます。外部へのエネルギーが向くためでもあります。

本来は両方の視点が必要なのではないかと感じます。


守のままでは、時代の変化にはついていけませんし、破・離のみでは武道において「型無し」とも呼ばれます。

基本の型を守りつつ、どこを変化させていくことが良いのか見極め、オリジナルの勝ちパターンを見つけていくことがリーダーへの道筋なのかもしれません。


―――――――――――


日本人が割合多く持つ「保全性」ですが、決して悪いわけではなく、現状維持のみに力が傾く、農耕社会のように内部圧力に力が注力されることがディストレス状態として表出されることが悪いのです。

改善や「拡散性」から学び、周囲の協力を得て、自身の勝ちパターンを極めていくことが重要なのです。


今日も学んだーーー!!!

ではでは、今日もワクワクするような最高の笑顔で、いってらっしゃい!!

acty home

講内 源太





この記事が参加している募集

自己紹介

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?