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読了:チームを機能させるために、僕に必要なことは何か??

明けまして、おめでとうございます。
今年も、‟継続は力なり”を合言葉に、アウトプットをし続けるということをやっていきたいと思います。今日からスタートですね!!

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さて、昨年内に終わらせておこうと思ったのですが、今回で最終章になります。読書メモの回です。

「チームが機能するとはどういうことか-TEAMING- (著:エイミー・C・エドモンドソン/訳:野津智子)」

昨年末までに、複雑な業務とチーミングがどのように機能していくのかを学びました。医療文化として根付いていることも同時に学び、省察を繰り返す日々でした。

今回は、イノベーション業務とチーミングがどのように機能するのかを学び、この本全体のまとめへと入ります。


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イノベーション業務×チーミング

IDEOというデザインコンサルタント会社を例に観ていきましょう。
イノベーションは、チームスポーツにおいて、専門領域が交わるところに出現をします。
IDEOでは、機械工学、ソフトウェア工学、インタラクションデザイン、内部アーキテクチャ、電気工学、工業デザイン、試作加工、人的要因研究など、多岐にわたる分野を持ち、拠点も世界中にありました。

ブラウンCEOは、1990年代後半、デザインをする業務から、デザインを用いた戦略業務が主流になる中で、新しいアイディアを古い組織へ受けれ入れてもらうことに困難を覚えていました。
初プロジェクトである、「フェーズゼロ」においてシモンズ社を対象に実施しましたが、失敗に終わりました。チームとしてのアイディアは出ましたが、シモンズ社がそれに基づく行動を取れなかったのです。

IDEOとして、どのように取り組んでいくのかをブラウンは考えました。
普段、多くの職域、人がチームを組み、相互交流に主眼を置くプロジェクトの進め方をしています。その過程として、IDEOでは4つのフェーズをもち、フェーズごとに専門家が違うのです。

【IDEOのフェーズ】
フェーズワン:概念の創出。エンドユーザーの研究からアイディアを出す。
フェーズトゥ:概念の開発。機能、How to、Testの検討。
フェーズスリー:詳細の設計。Testから実際の計画まで立てる。
フェーズフォー:製造の連絡。クライアントをパートナーとの橋渡し。

以上のフェーズを成立させるために、IDEOでは、心理的安全に主眼を置き、成文化をしています。

ブラウンはフェーズゼロの失敗を省察した結果、クライアント自身がフェーズゼロに含まれていなかったことに目を向けました。IDEO内で成立している文化がIDEO内で完結してしまっていたのです。改訂版として、クライアント共に行うフェーズゼロを目指しました。
商業的のみならず、組織的対応が必要であり、クライアント自身の組織システムの理解を深めることが求められていたためです。クライアントが構想・実行できるのものであり、クライアントのイノベーション支援をするものであるようにしたのです。

その結果、現在はビジネス的要素のスキルとして導入を図れるまでになっています。


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『チームが機能するとはどういうことか』

組織に不可欠な学習は、柔軟性のあるチームを組み、集団的に仕事と学習を行うことで成立をします。成功への貢献には、確実にリーダーシップが必要となります。
このリーダーシップにも、変化への青写真で人を惹きつける、プロセスを見出すのを支援する、自由に失敗を分析するなど、様々な形があります。
リーダーシップに加えて必要な5要素があると著者は指摘しています。

①強烈な魅力を持つ雇用
②相互交流に拍車をかけるプロジェクトの多様性
③プロセスへの厳格な方針
④資源
⑤熱意

上記の中で、文化を変えることが先ではなく、従業員の新たな意識を仕事に集中させることが重要です。新しい働き方を実践したその先にある副産物が文化であるからです。チーミングが行える組織は、エンパワーメントされた強く、信頼された文化として形になって現れているはずです。

失敗をするのは、いつも取り組み自体が、【文化の変化】に集中をするためです。「なぜ必要なのか?」を十分に社員には伝えておらず、リーダーの動きが単体になるためでもあります。

これからの時代、最も成功をするリーダーは、他の人たちの才能を伸ばせる人であり、その才能を最高の形で活かせる人でもあります。
チーミングはチャレンジを要します。常識や経験に反することの方がむしろ多いかもしれません。複雑な活動の中で、生き延びる新しい方法であり、人間的、組織的障害の克服がそこには伴います。

ビジネスが健全なエコシステムの一部であるときに生きているものとするのであれば、現在の競争に基づく古いビジネスモデルは死んでいるともいえるでしょう。
単一組織では解決することが出来ず、境界を越えることが求められるのです。新たな試みは、新たな失敗を生む。だからこそ、失敗から学ぶことが重要なのです。


読了。


素晴らしい本でした。
僕たちの取り組みがなぜ形骸化するのか、そして消えていくのか。
最初に取り組むべきは、やはり、リーダーシップであり、リーダー自身の姿勢はチームに波及するのです。

2022年も学び続けなければなりません。
並列して読むため、様々止まったりもするけれども、アウトプットをすることで思考に落とし込める感じがします。
明日からは、「エフォートレス思考 ―努力を最小化して成果を最大化する― (著:グレッグ・マキューン/訳:高橋璃子)」です。
いまさら感もいなめないですが、楽しみでたまりません。

今年もよろしくお願いします。


今日も学んだー!!
ではでは、今日もワクワクするような最高の笑顔で、いってらっしゃい!!

アクティホーム
講内 源太

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