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こんにちは!
GENSHOKU企画チームnote担当です

突然ですが
みなさんは言霊って信じますか?

言霊と言うと
何か信仰めいた感じに聞こえてしまいますが

そう言った宗教的な内容をお話ししたいのではなく

ストーリーに載せて背景を説明し
理解した上で聴く渾身の一言

めちゃくちゃ刺さりますよね

なにも
つくりこまれたかっこいい言葉でなくてもいい
ありふれた言葉でもいい

その人の気持ちや想いが宿った言葉は
確実に聞き手の心に届きます

今回は
言葉に秘められた「想い」と言うのは
その言葉に重みを与えるものだ

と言うテーマにしたいと考えました


むかーしむかし

とある看護師さんに取材をしていた時の事です

患者としては様々な科の看護師さんに
よくお世話になりますが

仕事としてかかわる事はあまりないですよね

自分も初めてまともに話を聞いた時がありました


きっかけとしては
ある介護施設の求人募集です

募集したい職種は看護師

介護施設自体も
要介護者の家族でもいない限り
なかなかかかわる事のない業態です

だからこそ
実情がわからなく
世間で言われているマイナスイメージが先行してしまって
なかなか採用が困難な職場でもあります

介護施設と言っても
様々な種類があるのですが
その時は所謂「有料老人ホーム」という業態でした

この中に様々な職種のスタッフが働いているのですが
その中のひとつに看護師があります


保育などと同じで
入居者の割合に対して
必ず配置しなければいけない人数が決まっているので
看護師を確保できないと大変です

そこで

現場で働く看護師さんに
インタビューをし実情をお話してもらいました

一番興味を持った部分としては

看護師と言う職種を選んだ理由もそうですし

看護師と言う資格を持ちながら
なぜ病院ではなくて介護施設で働いているのかと言う部分です

この方は50歳くらいの女性の看護師さんで
元々は総合病院での師長の経験もあるとの事

やはり
はじめは医療の方からスタートするのかと
思いながら聞いていると

始めは患者に寄り添った看護を行い
つらい思いをしている方たちの
助けになりたいと言う思いが強かったとの事

立派な動機です

ところが

長い医療現場経験の中で
様々な科を渡り歩いていく中で
考えが変わる事になります


医療現場での看護とは

如何に早く患者に良くなってもらって退院してもらい
通常の生活に戻ってもらうかが大切

その為だったら
多少の我慢はしてもらわないといけない
早く良くなってほしいですから

もちろんですよね


ところが
やはり世の中には様々な病気があり
様々な患者さんがいます

自暴自棄になられる方もいれば
良くなることを夢見て
我慢に我慢を重ねて頑張っている方もいます

その努力も虚しく
残念ながら亡くなってしまう方達もいらっしゃいます

そんな経験から思ったのです

医療看護について真剣に考えました

医者ではないので
技術的なことではありませんが

寄り添う看護って
いったいどういう事なんだろうと


我慢に我慢を重ねて
不憫を感じながら
ギリギリまで諦めずに耐えるのか

割り切って最後を理想通りに過ごすのか


おそらく人によって答えが変わる
永遠のテーマですよね

そして
自分の看護師としてのテーマは
「看取る」という事だと確信しました

「看取る」と言う部分にピックアップして考えた時に

私は病院での治す為の看護ではなく
福祉での見守る看護に興味を持ちました

そして
様々な介護施設の説明を受け
今の介護施設で働く事を決意しました

と、おっしゃっていました

介護施設での勤務後は
その想いがより具現化していく事になります

病院とは違い
見守る看護を主体に日々入居者と関わっていると
みなさんの趣味や好きな事が見えてきます

基本的には老人ホーム=柊の家ですから
みなさんここで人生を終えることになります

その人生の最後を
どうやって過ごしてもらうのか

ここにとても思いが詰まっています

お祭りが大好きだった入居者さんの最後には
ご家族も呼んで
スタッフ全員で疑似屋台を設置

みんなで楽しく盆踊りをしながら
見送ったことだってあります

私たちは
ここを最後に選んでくれた
入居者さんがとても大好きです

日々の生活を共にするわけですから
ものすごく愛着もわきます

最後くらい
思いっきり楽しんでもらいたいと思うのです

インタビューしながら
撮影をしながら
恥ずかしそうに
そんなお話を聞かせて頂きました

取材が終わり
帰り際に思うのです

あの看護師さんは
本当にあの仕事に誇りをもってやっているんだな

プロとして
自分の意見をもち
その意見を確信に変えるために
いろいろな勉強をされている

と言うのも、

普段取材をしていても
こんなにもスッと話が入ってくる事はあまりなかったんです


話し手の溢れる想いが
医療は素人の聞き手に伝わった良い例でした

そして
聞き手の自分も感化されます笑

こんな良いお話を聞けて
それを誰かに届けられる

自分がやっている「伝える」と言う仕事
捨てたもんじゃないなと

感化された思いを胸に
帰社してすぐに記事にまとめます

この感情が消えないうちに

そうです
特にライターなんて頼れるポジションはいなかったので
営業が自分で記事にする会社でした

文章を書くと言う事は頻繁にしていましたが
ライティングの知識なんてゼロです

語彙力も全然ありません

そんな中
自分なりにどうやったらより伝わりやすいかを考え
文章にまとめていきます

そして
しばくして記事が完成しました

その記事をシステムに打ち込みする事務の女性に渡し
すっきりした自分は一服し別の仕事にかかります

数時間して
記事できたかなと思い
覗きに行くと

ちょうど打ち込みしている最中でした

ふいに顔を見ると

その事務女性
打ち込みしながら涙を流していました笑

まさかの展開にちょっと焦ります

仲の良かった方なので
どうしたの?と聞くと
内容に感動したと!

あんた言い文章書くねと褒められました


あの看護師さんのおかげです

あの方の思いが自分に伝わり
さらにその想いが事務女性に伝わった

最高の瞬間だった思い出です

この様に
想いは確実に言葉にのりうつります

そして
その言葉はどこかの誰かに届くのです


言葉だけではないかもしれません

音楽だって
想いの詰まったもの
背景のストーリーを理解しているものは
確実に聞き手の心に響きます

仕事面でもそうですよね

想いの詰まった企画の
プレゼンは他とどこか違います

想いの詰まった指導は
パワハラと感じさせません

想いの詰まった交渉は
道を切り開きます

私たちは
そんな想いの詰まった貴社の何かを
世間に届ける仕事をしています
最高の仕事だと自負しています

テーマは関係ありません

みなさんの「想い」
お届けする最善の方法を考えます

ぜひ
そのストーリーや背景から
存分に聞かせてください

飾らない言葉で大丈夫です

感情のこもった心からの仕事

一緒にやりましょう

シレっとフォームリンク貼っておきますので


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