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あなたのメンターは誰?クリエイターがメンターをうまく活用して成長するには

今回のテーマは、クリエイターの「メンター活用方法」について。

時にメンターは自分を励まし成長を促してくれる存在ですが、自分に合うメンターと出会えなければ、よい影響を受けることができません。

さとみともみじが、クリエイターにとってのメンターの必要性や、自分に合うメンターの探し方について語ります。


言語化可視化ラボは、デザイナー岩崎さとみとライター本田もみじの「ブランディングとマーケティングの研究所」。クリエイターメンバーと一緒に、日々ブランディングとマーケティングの研究を行っています。

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クリエイターこそ、「心のエネルギー」を満たしてくれるメンターが必要

さとみ
メンターといえば、相談相手や指導者と解釈される場合が多いですが、私が学んだ目標達成術『原田メソッド』によると、「元気やパワーを与える人」なんですよね。反対に、メンティはそれらを受け取る人を意味します。

私は、仕事をうまくまわすためには、情報収集やスキルをつける以外に「心のエネルギーの充足」、つまり元気が必要だと思っていて。いくら仕組みだけ整えても、メンタルとフィジカルの両輪が揃わないと前進できないと考えています。

もみじ:
うんうん。

さとみ:
会社員に比べて、経営者やクリエイターは元気をあげるシーンが多いわりに、もらう機会がとても少ない。だから心のエネルギーが切れてしまう前に、第三者から元気をもらうべきなんです。その相手がメンターというわけです。

もみじ
「メンター」というと、すごく偉い先生に師事しなきゃいけないというイメージがありますよね?

さとみ
そういう捉え方もあるかもしれませんが、一方的な尊敬よりは、自分の心にとって有益かどうかが大切だと私は考えています。メンティとの関係も同様です。

もみじ:
なるほど。結局、ポジティブなエネルギーを交換し合える関係であることがポイントなのですね!

自分に合ったメンターの有効な探し方とは?

もみじ:
さとみさんは、メンターが複数いる印象ですが、自分に合うメンターはどうやって見つけていますか?

さとみ
私は、スキルを学んだ先のコミュニティや趣味のサークルなど、自分が好きな場所で探せばいいと思っています。自分からアクションを起こして、共通の話題で盛り上がる方を探すほうが楽しいですからね。

多様性を大切にする時代ですから、1つのコミュニティの価値観に傾倒するよりも、複数のコミュニティでいろいろな価値観を吸収する方がよいのではないかと思います。メンターとのつながり方も、緩かったりどっぷり浸かったり、グラデーションがあっていいんですよ。

もみじ:
たしかに。とはいえ、「今日の交流会では絶対メンターを見つけるぞ!」と意気込んでも、そう簡単に見つかるものではないですよね。メンターに最適だと感じても、実際に付き合うと全然元気をくれないかもしれないし。
そうなると、「心が疲れても、結局自分で立て直すしかないんだ…」と、メンター探しに疲れてしまいそうです。

さとみ:
そんな方は、先に「徳」を積む行動を心掛けてみてはどうでしょうか?
私の場合は、複数のコミュニティでポジティブな行いをするうちに、その副産物としてメンターとの出会いを見つけることが多いです。

コミュニケーションは先出しなので、誰かに親切にしたりお世話をしていたりすると、自然によい人とのご縁が生まれますよ!

自分がもらって嬉しい「ストローク」は積極的に発信していく

もみじ:
話は変わりますが、私は知人に「本田さんに会うと必ずよいことがある。まるで『パワースポット』みたいだ」といわれたことがあります(笑)。

相手にパワーを与えているという感覚は、自分ではなかなか気づかないものですが、「本田さんと話したらやる気が出た」といわれて、逆にパワーをもらいました。メンティーは「元気をもらっている」という事実をメンターに積極的に伝えることも、よい関係をつくるコツではないでしょうか。

さとみ:
原田メソッドでは、相手を元気にするかかわりのことを「プラチナストローク」といいます。もみじさんのメンティのように、自分がやってもらって嬉しかった言動を周りに伝えることで、プラチナストロークを受け取りやすくするのもよいですね。

もみじ:
普段からいろいろな人とつながりをつくったり、自分のスタンスを公にしたりしながら、エネルギーが枯渇する前に元気をもらう仕組みを整えることが成長にも直結しますね。

加えて、自分が求めた分だけ返せる関係性も築きたいですね。メンター・メンティ間でのエネルギー循環が理想だと思います。

互いに心地よい距離感を保って

もみじ:
最後に、メンターとの距離感について、さとみさんはどのように考えていますか?

さとみ:
波長が合うと感じた人と、「心地よく感じる距離感」でつながればいいと考えています。たとえば、愛情があるゆえに厳しく接したとしても、受け手側が「辛いな」と感じたらメンターとは呼べませんし、逆に伝え方が厳しくても、受け手側が愛情を感じれば良好な関係が築けるかもしれません。

結局は、受け取り手の感じ方次第。一般的には、「お互いの距離に関する感覚」が近い方が一緒にいて楽ですし、関係性も長く続くと思います。

もみじ:
付き合い方のタイプは人それぞれ。お互いが居心地のよい距離を探りあえるメンター・メンティが、相性のよい相手なのかもしれません。

さとみ:
そうですね。それに、自分の置かれた環境や心理状態に連動して、メンターとの関係は変わるものなんですよ。

以前はメンターにいわれて嬉しかった言葉も、時間が経つと「なんか違うな…」と感じることがあります。これは、自分が成長・変化しているから。だからメンターと合わないと感じたときは、一旦距離を置いてもいいし、複数のメンターとのお付き合いをしておくことも有効だと思いますよ。

もみじ:
なるほど。自分に合ったメンターをうまく活用しながら、自身の成長につなげていきたいですね!


このnoteは、Facebook非公開グループ「言語化×可視化ラボコミュ」のライブ配信からクリエイターさん向けの内容をピックアップして記事化したものです。


【この記事を書いた人】
言語化×可視化ラボ コンテンツ開発チーム 稲葉 めぐみ

2021年夫の転勤を機に、商社マンからライターに転身。
長年の営業経験を活かし、現在は採用広報や導入事例など、企業の「魅力」を伝えるインタビュー記事をおもに執筆。北海道のど真ん中で、美味しいものと自然に囲まれながら生活中。
https://twitter.com/okki1105
https://note.com/junko0715/n/n91a9ecf8fd58

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