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井岡一翔の大麻検出、JBCが発表に至った「危ない理由」

 6月24日、東京・大田区総合体育館で、ジョシュア・フランコとの再戦に勝ってWBAスーパーフライ級王座を獲得した井岡一翔(志成)、その3日前、JBCが昨年末の試合でのドーピング検査で大麻成分が検出されたことを発表して、大騒ぎとなった。

 検出量は世界基準となっている検査機関WADAの基準値を下回っており、違反にはならないが、JBCはこの科学的根拠から「違法な薬物の使用は一切認めていません」と、別の処分を検討すると伝えた。井岡サイドはこれに反発。試合後、「ちゃんとした手順を踏めばこういうことはない」と、不満を述べた。世間からも「違反ではないのになぜ発表したのか」という疑問が噴出しているが、実はまったく報じられていない「理由」が存在し、それはかなり業界にとって危ないリスクを孕むものだったのだ。

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