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6月から会場観覧大幅値下げ。ぜひゲンロンカフェにお越しください!

あらためてのご案内となりますが、2022年6月よりゲンロンカフェの入場料を大幅に値下げいたします!

詳細は上記の記事よりご確認いただければと思いますが、ぜひ現地で体験してほしいイベントが目白押しの6月。この記事では、前半に予定している3つのイベントと「ゲンロン友の会総会」についてご案内させていただきます。

6月のゲンロンカフェ開催イベント

まず6月1日(水)に開催するのは「安田登 聞き手=山本貴光 心を楽にする古典講義──『古典を読んだら、悩みが消えた。』刊行記念」。
2020年、新型コロナウイルス感染拡大に世界中が揺れ、ゲンロンカフェも無観客(配信のみ)での開催を余儀なくされました。その渦中で、能楽師の安田登さんと文筆家の山本貴光さんは、「古典」の知見をひも解いていくことで「いま」を生き抜く術を探る、「禍の時代を生きるための古典講義」シリーズを全4回にわたって開催しました。また、2021年1月には安田さんの『野の古典』刊行記念として「普段使いのための古典講義」と題したイベントを開催し、こちらも好評を博しました。
そんなゲンロンカフェの「古典講義」を、安田さんの新著『古典を読んだら、悩みが消えた。』の刊行記念としてついに会場観覧ありで開催いたします!
本書で書かれたテーマは「心」。 『古事記』『平家物語』『おくのほそ道』『論語』といった作品や、和歌や能を読み解き、現代人が抱える生きづらさに向き合うためのヒントを探ってきた安田さんが語る「あらゆる古典は心の副作用の処方箋」という言葉の真意とは。山本さんによる解きほぐしを交えて、一緒に探っていきましょう。トークの合間に挟まれる安田さんの朗読や謡も、ぜひ会場でお楽しみください!

続いて10日(金)に開催するのが「呉座勇一×辻田真佐憲×與那覇潤 開かれた歴史実証主義にむけて──日本史学のねじれを解体する2」。中世史家の呉座勇一氏、近現代史研究者の辻田真佐憲氏、評論家の與那覇潤氏による鼎談イベント第2弾となります。
今年1月に第1弾として開催した「歴史修正と実証主義──日本史学のねじれを解体する」では、実証(エビデンス)を積み重ねさえすれば「歴史」は生まれるのか、歴史修正主義はなぜ跋扈するのか、時代によって実証と修正の関係が移り変わるなかで、実証主義をどのようにアップデートしていくことができるのか。三氏それぞれに豊富な発表資料をご用意いただき、充実の議論を展開しました。
今回は、「歴史学者『以外』が語る歴史」がテーマ。三氏は、作家が書いた歴史小説や、専門家ではない評論家が書いた文章などにも大いに影響を受けて、自身の歴史への関心や研究、著述に反映をしてきたそうです。今回はそれぞれに影響を受けた「歴史学者以外による著作」をリストとして挙げていただき、前回の議論に続く問題意識として、歴史実証と社会の関係について考えていきます。
歴史について語ることを社会に開いていくためにはどうしたらいいのか。三氏の近著、呉座氏の『戦国武将、虚像と実像』(角川新書)、辻田氏の『防衛省の研究』(朝日新書)、與那覇氏の『過剰可視化社会』(PHP新書)においても、本イベントに関わる論点が含まれています。前回は8時間に及んだこの座組。ゲンロンカフェならではの白熱の議論をお見逃しなく!

そしてその翌週、17日(金)には「西田亮介×山本圭 「大人の民主主義」をつくる――『17歳からの民主主義とメディアの授業』刊行記念」と題し、ゲンロンでもおなじみの社会学者の西田亮介さん、そしてゲンロンカフェには初登壇となる政治学者の山本圭さんによるトークイベントを開催します!
昨年出版され、話題を呼んだ『現代民主主義ーー指導者論から熟議、ポピュリズムまで』(中公新書)において、多様化する民主主義の見取り図を描いた山本さん。政治の入門書として書かれ、一問一答形式で、なるべく平易な表現が用いられつつも、西田さん自身のオピニオンも随所にちりばめられた本書をどう読んだのでしょうか。日本の社会と政治の実状、あるいは最新の民主主義事情について、理論面も含めて考えます
ちなみに西田さんは、当イベント前日に現役高校生からの質問を受けるイベントにもご出演予定とのこと。同じく大学で教鞭をとられる山本さんも交えながら、実際に高校生や学部生と接するなかで感じることや、なぜ互いに民主主義や政治を研究のテーマとしたのか、といったテーマも語られるのかも。
ゲンロンカフェで、それぞれの「大人の民主主義」を一緒に考えてみませんか。

※6月のイベントについては、前回の放送版「ゲンロンの楽屋から」でもご紹介しています。よろしければこちらもぜひご覧ください。


6月4~5日は「ゲンロン友の会第12期総会」も開催!

そして、来週末6月4~5日にかけては、ゲンロンの年に1度のお祭りイベント、「ゲンロン友の会第12期総会:反SNS戦争」も開催!
ゲンロン友の会会員の方限定で開催している謝恩イベントである「ゲンロン友の会総会」。新型コロナウィルス感染症の流行の影響もあり、昨期はオンラインのみとなりましたが、今期は約2年半ぶりの会場観覧に加えて、昨年大変好評だったオンライン配信もありの、ハイブリッドで開催いたします!
すでに満員御礼となっており、会場参加のチケットは販売を終了しておりますが、シラスの専用チャンネルで放送する配信チケットは引き続き発売中です。

安達真、石戸諭、桂大介、小松理虔、さやわか、辻田真佐憲、榛見あきる、古谷経衡、星泉、翼駿馬、東浩紀、上田洋子らによる豪華トークショー、そして前回圧倒的な熱演で会場とコメント欄を沸かせたケーナ奏者・山下Topo洋平さんとピアニスト・森悠也さん、ボタニカルディレクター・川原伸晃さんによるコラボパフォーマンス、さらにまもなく『世界は五反田から始まった』を刊行予定の星野博美さんによる大五反田ツアーや、マジックショー、オークションも開催。もちろんオンラインでもお楽しみいただけます。
昨年は、視聴者の方々の熱いコメントが登壇者のみなさんにもおおきな感動をよびました。今年は7月31日までがアーカイブ期間となり、何度もご視聴いただけます。みなさんのご参加、心よりお待ちしております!

※まだゲンロン友の会会員ではない、という方は、こちらの新規入会&配信視聴チケットセットをご購入ください。

6月も注目のイベント、配信が目白押しのゲンロンカフェ。スタッフ一同、会場でお待ちしております!

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