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フードロス :残さず食べるを現実にする3つの方法【3/5 本当のエコとは?】

<イントロダクション>
プラスチックレジ袋が2020年7月1日に有料化したが、これは環境保全に直接的な影響をほとんど与えない(前述)。だが、この流れによってエコアクションを加速していくことが有料化した意味なのだ。では、個人目線でどんなエコアクションができるのか?5回に渡って紹介していく

<本当のエコとは? 全体目次>
第1回 【イントロダクション】レジ袋有料化の波に乗ってみよう
第2回 【インフラ・エネルギー回】日本の場合、電気自動車と電車じゃ比較にならない理由
第3回 【フードロス回】残さず食べるを現実にする3つの方法
第4回 【プラスチック回】プラスチックエコ活動は個人から始めた方がいい3つの理由
第5回 【選別・情報発信回】(テーマ)

日本の食品ロス量は年間600万トンを超え、毎日、大型トラック(10トン車)約1,700台分の食品を廃棄している。うち家庭廃棄は全体の46%の291万トン、一人当たり1日140g。おにぎり1個分のフードロスを出している計算となる。

成人男性、1日あたり80グラム程度のフードロスが出ている

実際に1週間自分でデータをとったところ、週に2回のゴミ出しで月曜日に215g ,木曜日に342gと79.60g /日だった。平均の半分程度だが、私は3食きちんと食べないし、その週は、外食を週のうち3日はしていたのできちんと毎日3食取るとその程度出るのは一般的なのではないかと思う。

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参照:食品ロス削減関係参考資料(平成30年6月21日版)

上記が主な内訳となる。私の場合はネギの青い部分、電子レンジ加熱して放置してしまったじゃがいも1個、結局食べ切れず数ヶ月放置した奈良漬けなどがこれに当たる。

では、ここからは家庭のフードロスを具体的に減らすにはどすれば良いのか、まとめてみよう。

①、野菜を腐らせない方法は、野菜ごとの冷凍と冷蔵保存を覚えること

家庭のフードロスで最も厄介なのは野菜だ。過食部ではない箇所があり、気を抜けばすぐ腐る。だが人間の健康には欠かせないものでもある。

この長持ちさせる保存方法については下記サイト様が事細かにまとめていたので、そちらに頼る。

【野菜の保存】食品保存のプロが教える!定番野菜の冷蔵・冷凍方法や保存期間-Kufuraより

ずっと知りたいと思っていたことが、あっさり全て載っている。そして前にも読んだ気がする。何故私は日常生活に落とし込めていないのか?

②、傷んできて、即座に食べ切りたいならレンジ調理をマスターするべし

上記のKufuraさんの記事で一目瞭然なのだが長期保存の場合は、必ず洗う、切る、包むなどの下処理が必要なのだ。そしてズボラな私はそれができない。否、やらないのだ。腐る前に食べ切れるといつも思っている。そして、食べ切れない。これが我が家のフードロスの全貌だ。

だが「傷んでいる」「そろそろヤバい」というのは分かる。その段階でなんとかしたい人は河瀬 璃菜 著作の「神レンチン」を買うのが良いだろう。23種の野菜を全て切って混ぜてレンチンするだけで美味しく食べることのできるレシピを紹介している。

いきなりの押し売りで申し訳ないが、野菜を簡単にレンジ調理し、かつそれなりに美味いレシピまとめは無料では存在しない。いちいち一品ずつレシピブログに飛ばしたり、自社の商品を巧みに組み合わせたりとまだるっこしい。「俺は、今家にあるもので簡単にこいつらを美味しく救ってやりたいんだ」というシンプルな気持ちで野菜をまとめてレンチン調理したいなら、「神レンチン」は最適である。

③、外食で食べ過ぎず、残さない方法は「量を聞く」というたった一つの勇気

難しい問題の一つに外食の量が多過ぎることが挙げられる。フードロスの一側面は過剰生産なのだから当然といえば当然なのだが、外食やテイクアウトの弁当すら自分が普段摂取しているより明らかに量が多いものは世の中にあふれている。その都度、残さぬようフードファイトを繰り広げるうちに腹が常に張り肥満になってしまうという冗談のような真実が飽食の国では常に起こっている。

だが、外食で食べる際に「これはどのくらいの量ですか?」と聞くことはとても大切だ。その前に自分がどの位1食に食べているのかを知る必要はある。下記のサイトにて炭水化物、糖質、タンパク質などに分けた目安が記載してあるので知りたい人は確認してみよう。

私の場合は、170cm成人男性という分類で

1食あたり、普通のご飯茶碗1.5杯=240g/食パンなら8枚切1.5枚分
主菜になる食品で、肉類15~20g、魚類15~40g、鶏卵17g、豆腐35g
副菜になる野菜類は100g以上
植物油、バター、マーガリン、マヨネーズ、ドレッシングなどは合わせて 3.5~7g(小さじ1杯分)
調味料は味噌4g/砂糖2g(小さじ0.7杯分)

参考:食品をバランスよく上手に食べるための分量の目安-筑波メディカルセンター病院

というのが一応の目安となる。とはいえ実際に1食辺り米240gの料理を私はおそらく食べ切れない。せいぜいが180g程度だし、8分目なら160gというところだ。自分の食べる量を知り、出てくる量を聞くことでそれが身に余るものなのか、食べ切れるかを計ることができるだろう。

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