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【大手内定】凡人のための就活術#01   ライフラインチャート無料公開

ゴールデンウィーク絶賛自粛中なので2年前の就活を振り返っていこうと思います。このnoteは私の当時の就職活動をもとに作成しています。ノンフィクションです。実際に活用していたライフラインチャートの型も載せていますのでご参考までにどうぞ。Vol.1では、自己分析に関する話をつらつらと書いてまいります。

1.自己紹介

まずは、就活を振り返る前に簡単に自己紹介をします。私は現在、第一志望だった都内のIT企業で営業をしている2年目社会人です。(19卒)
当時は今よりずっと売り手市場で平凡な学生だった私でも、ありがたいことにメーカー、IT計6社から内定をいただきました!(エントリー18社)

初めて内定を貰った5月半ばまでは、本当に苦しい就活でした。テストはダメダメで、面接はガチガチ。周りはすでに内定を持っていて、自分はまだゼロ内定。気分も落ち込みました。2年前のそんな自分に向けて綴る経験談が皆さんのお役に立てれば幸いです。

ここで私の基本情報です。
・大阪出身の23歳です。
・高校受験に失敗し地元の私立高校に進学。
・そのまま内部進学で立命館大学理工学部に進学。(なのでセンター試験は経験しておりません。)
・ゆるめのサッカーサークルに所属し、2年でフェードアウト。
・飲食、プール監視員などバイトを転々とし、3年生の春から就活で話すネタを求めて学生運営のインターンに参加。
 なんとかガクチカ※を作り上げ、今の会社に就職しました。※学生時代に力を入れたことの略称

5月半ばまでゼロ内定だった平凡学生の私が、メーカー、ITなど大手6社から内定を頂き、業界最大手、第一志望の会社に就職できた就職活動を振り返っていきます。

2.やるべき優先順位

業界分析や企業分析、自己分析、ES作成、面接対策と何かとやる事が多い就職活動ですが、結局何からやればいいのか分からない人が多いのではないでしょうか。そんな私もあっちもこっちも中途半端な状態でした。

優先すべきは自己分析

時間のない中で最も優先すべきは「自己分析」です。(時間があっても自己分析です。)
そとそも就活というものは、「自分」という商品を売り込む営業のようなものなんです。面接官は大抵の場合あなたと初対面なはずです。(インターンはいったん置いといて)

その面接の場において、「あなた」について最も詳しく知る人物は「あなた」しかいないんです。面接官があなたの良さを探すのではなく、「あなた」が自分という商品を説明するんです。

企業研究は逆に相手を知るための情報集めですので、自己分析よりも優先度は低くなってきます。相手を知るよりまず自分を知ることが重要です。

もう一つ、私が自己分析を優先度高めに推す理由は、後続タスクがあるからです。結局のところ、エントリーシート(以下、ES)作成や、面接などは自己分析を基に作成します。自己分析が出来ていないと何も進みません。

もちろんテスト対策も重要ですが、後続の作業が発生しないため、自己分析の合間に対策するのが良いかと思います。(時間がある時は対策もばっちりしちゃいましょう。じゃないと私みたいにテストで落ちます…準備次第で通るのでホンマに勿体ないです。)

3.自己分析

さて、本題です。先の項で述べた通り、自己分析は就活のあらゆるインプット情報になるため早い段階で固めるのがベストです。目的は自分という商品の特徴を知り、売込むことです。なので正直なところ自己分析のやり方については「自分史」でも「モチベーショングラフ」でも「友達との会話」でもいいと思います。どれが自分にあった自己分析法かは当人にしか分かりません。

ここでは、私の経験を基にライフラインチャート※1を使って私の当時の例を交えながら説明していきます。

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※1 ライフラインチャート

ポイントは事実ベースとその時の感情ベースに別けて描くことです。事実と感情を混在して描くとES作成時に分かりづらくなってしまいます。また、その場面で「影響を与えた人、与えられた人」を追加するとエピソードの具体性がグッと増すのでおすすめです。

面接では、提出したESをさらに深掘りされる質問がほとんどですが、主張を裏付ける根拠となるエピソードが必須です。面接官は主張の筋が通っているかを会話する中で見極めます。
 特に「なぜそう思うのか?きっかけは?」など過去の体験を繰り返し質問していくことで学生の根底にある”人物像”を探ってきます。このエピソードをいくつか用意しておくことで、面接官の問いにもスムーズに回答ができるようになります。

例えば、「モノづくりが好き」という主張を面接官にした際に、「あなたはなぜモノづくりが好きなのですか?」と返してくると思います。ここで理系だから。機械工作の授業が好きだから。では面接官の納得は得られません。面接官の頭の中には、「そもそもなぜ理系を選んだのか?モノづくりのどんな点が好きなのか?きっかけは?」とさらに疑問が生まれます。面接官を納得させるためには、思いの根幹となるエピソードを話すのが効果的です。

4.ライフラインチャート

 ライフラインチャートの項目をある程度埋めたら、それを基に感情の上げ下げを曲線で描いて視覚化していきましょう。自分が輝いていた瞬間や落ち込んだ瞬間。また、それは何が原因だったのか。どう乗り越えたのかを意識して作成すると思考の整理ができておすすめです。

 自分がどんな時に楽しい、楽しくないと感じるのかを知ることで、就職活動の軸のヒントが見えてきます。(ここは譲れない。これだけは避けたいなど)他にもライフラインチャートに何度も出てくるワードは、自身の人生において重要な何かを示していることが多いので意識してみて下さい。

 ライフラインチャートを作成することで自分と向き合い、ようやく就職活動のスタートラインに立てます。ここで勘違いをしてはいけないのが、ライフラインチャートは飽くまでも手段に過ぎません。目的は「自分を知る」ことです。

5.なぜなぜ分析

自己分析の素案ができたら、それらをブラッシュアップしていきます。具体的には「なぜ」を繰り返し自問自答します!

思いの根幹はなぜを繰り返した先にある

「私はモノづくりが好きです。」このワードを深掘りしていきます。
"なぜ?"
「理系出身で機械工作実習やCAD※の授業が好きだから」
"なぜ?"そもそも理系学部に進学した理由は?
「祖父が発明家で世の中に役立つモノを作っていてカッコいいと思ったから」
"なぜ?"かっこいいと思ったのか?
「自分で作ったモノが誰かの喜びに寄与しているから」
"なぜ?"そう思ったきっかけは?
「幼少期に、私自身が折り紙で作ったプレゼントを、祖母や両親の誕生日にあげて喜んでもらえたから」…※CAD=computer-aided design

という具合になぜを繰り返して深掘りしていくことで、思いの根幹の部分が見えてきます。実際に面接の場では以下のように答えていました。

▼面接官
なぜモノづくりが好きなのですか。
▼私 私のモノづくりの原点は、幼少期です。祖母の  誕生日に折り紙で作ったプレゼントをあげて喜んでもらえたことです。モノづくりを通して人に喜びを与えた経験からモノづくりが好きになりました。

 これで面接官には納得していただけました。面接の時間によっては補足で「モノづくりが好き」な裏付けとなるエピソードを話すのもありです!

自己分析をしっかり実施し固まっているだけで面接での回答は格段に楽になります。Vol.2では、自己分析をもとにES文章の素材、面接時の回答を作成して行きます。

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