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身体が軽くなった感じがする #休職中OL

休職初期には、なかなか休むことが出来なかった。
仕事のことを忘れることもできず、一回真っ白になってしまった将来をどうにか繋いでいくために、復職か退職か、退職したらどこに転職しようかという迷いに頭を悩ませて、何もかもがしんどかった。

考えるのを辞めて休みたかった。でも自分が自分を縛り付けていた。
「悩んで早く結論を出せ」と焦られるように。

こんな話をカウンセリングの先生に話すと、「会社から休みを貰っているのに、休まないのは怠慢です!」と言われた。まさにその通りだった。次の日から考えないように努力した。なるべく忘れられるように、韓国ドラマを見たり、外出してみたりして。

ネットで”休職中にすべきこと”や、”不調の治し方”などの情報が沢山あるけれど、内容はそれぞれ違う。結局、何が自分にとって良いか悪いかはやってみないと分からないということに気づいた。焦っていた自分は、どこかに正解があるはずだと思っていた。でも、どこにも正解はなかった。

メンタル不調は、不調の原因や対策が人それぞれ違うと思う。
でも、”焦らないこと””休むこと”はみんなに共通して必要な対処なんではないかと思う。過ごし方に正解はないから、寝て過ごしても、ドラマ見て一日終わってしまっても、それで体が楽になるなら正解なんだと思う。

休む直前、体がとても重かった。背負わなくて良いものばかり背負って、体を酷使して、何時にごはんを食べるか、休憩時間も自分でコントロールできなくなっていた。在宅から出社の時は、重いPCを背負って出勤。夏真っ盛りで、背中はびっちょり。生きた心地がしなく、当時のことはあまり覚えていない。

ただ、休んで一個ずつ荷ほどきをして、ようやく体が少し軽くなってきた。体重も2-3kg落ちたというのもあるが、身軽になった気がする。

今でも復職するという決断が正しいかはわからない。また数か月したら、気持ちが辛い方向に向かってしまうかもしれない。でも周囲に甘えつつ、カウンセリングを受けながら、なんとか現実に対しての見方を変えていきたい。きっと長丁場になる。それは覚悟している。でも、ここで向き合っていくことで得られるものは大きいと思う。

人生仕事だけではないけれど、仕事も大事な人生の一部だから、心地よくいられるようになりたい。

自分に自信を取り戻すために会社を利用してやる。

焦らず、正しく、自分にできることを一生懸命やっていればいい。

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