本音は生鮮食品と同じように扱おう

本音は生鮮食品と同じなので、伝えるも呑み込むも、取り扱い注意って話。

※伝えるかどうかを迷う"本音"とは、おおかた"不満"と読み替えてもいいです。

・本音を伝える場合
 生鮮食品は鮮度が命。痛んでくる前に早く提供する。
 賞味期限が切れるまで我慢して、腐った頃になって「ホントはあの時ああだった」は絶対だめです。
 後から「あの時ああだった」は何とでも言えるから反則技です。
 生鮮食品とはそういうことです。

 ただし、スピード感に気を取られすぎてはだめ。
 泥がついたままの野菜を食わせるような本音の投げつけ方はだめです。
 下ごしらえ、調理、盛り付け(つまり伝え方)には心を込めましょう。
 

・本音を呑み込む場合
 呑み込むと決めた場合は、きちんとした手順で呑み込む。
 自分の納得できる形に調理し、あるいは口の中でしっかり噛み締めることで、呑み込める大きさに分割する。
 一度呑み込んだら吐き出さない。胃袋に溜め込んで腐らせない。きちんと消化・排泄してオサラバする。
 ※もし呑み込んだ後に吐きそうになった場合、その本音(不満)は調理・分割が不十分だったということです。
 食べれるか怪しいな〜と思うなら、ムリに食べない。自分の胃腸の強さとしっかり相談する。これは鉄則です。

以上を踏まえて、最も良くないのは、胃腸が強くもないのに強がって、苦みや臭みの処理もせずに呑み込んで、結局消化されずに胃袋に溜め込んだまましばらく経って、「あの時ホントはああだった」と戻したゲロを相手に食わせようとする行為です。

呑むなら吐くな、吐くなら呑むなー!

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