最悪の対症療法 ~借金編~

「お金がない!」

財布忘れた、とかじゃなく、生活苦でお金がないケースを思い浮かべて下さい。

本当にお金がない。どうしますか?

バイトする? 借金する?
今回は、まとまったお金が必要になったとしましょう。
そうすると悠長にバイトではなく、知り合いか消費者金融にお金を借りるなりすることになるでしょうか。

どうしてもお金が必要ならしょうがないとはいえ、無計画に借りるのが消費者金融の思う壺だというのは誰でも分かりますね。
「ご利用は計画的に。」と、某大手金融のCMでも言われています。

きちんと、利息を含めてトータル何円を、いついつまでに返済する必要があって、それを返済できる手立てがあるのかどうか、今の給料で長いことかけて返済するのか副業を始めるべきか、考えておく必要があります。

お金がないから増やす(借りる)、これは対症療法です。

では本質対処とは何かというと、このケースなら、なぜお金(貯金)がないのかという問いになるでしょう。
その理由が"給料が低い"ならば職を変えるなり、"余計な出費が多い"なら節約するなり、そこを改善すれば借金返済できそうだという見込みを借り入れ前に絶対考えておく必要があります。


企業も同じことです。

脱サラして店を開きたい、店のリフォーム、工場に新しい設備を導入したい、色々です。
サラリーマン時代の貯金や、今ある内部留保(企業の貯金のようなもの)で足りなければ融資を受けることになるでしょう。
その融資も当然、新しい店や設備のコンセプトは時代のニーズに合っているのかどうか、費用対効果がどうで、売り上げ予想がこうだから初期投資をこんなペースでペイする計画だとか、入念に計画しておく必要があります。


こんな、経営上アタリマエのことを出来ない組織があるんですって。

日本政府っていうんですけどね。

予算足りんなーーーせや、増税したろw

あの……増税するのはまだいいとして、こういう政策をやったら経済が回って税収が増えるはずや! っていうのとセットでやってもらわんと、無能なボンボン経営者のお遊びやないねんからさぁ。
税金は借金と違うからタダやとでも思ってんとちゃう?
てか、れっきとした借金である国債ですら、返す気ぃないやろ?
国家を経営するという観点まるまるすっぽ抜けてんねん。

増税するしか能がない。

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