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目的感を見つけると人は自律的になる

副業を奨励する企業はどんどん増えてきている、、、とはいえ、その多くは大企業かまだ新しいベンチャー企業。
まだまだ多くの企業には受け入れていないのが現状ですね。

その理由は 経営者 社長の反対があるから多いからでしょう。

多くの場合 社長の年齢は高齢者。昭和の時代 企業戦士として24時間戦えますか!と 人生のすべてを仕事に費やしてきた人たち。
そして 日本の古くからの考え方 「一度入社した会社には一生奉公すべし」という固定観念の中で 生きてきた人たちだから。

いまだに 副業、ダブルワークを否定的に考える社長さんたちは

●「一つの事に集中できない人間は 何をやってもダメだ」
●「ほかの仕事をするような時間があるなら こちらの仕事をもっと頑張れ!」

私が今までお聞きした社長さんの声は 一貫して同じご意見です。

この考え方では 復職だけでなく、時間外労働を減らす効率のよい仕事をすることにも 否定的になることが懸念されます。

なぜなら、この考え方は 人の労働を「時間」だけで測定しているからです。

ですが、私は自分自身も長年副業をしていました。少なくとも 20年前からパン教室を開催し、企業コンサルも5年以上単発で行ってきました。

副業をして大きく変わったことは 仕事の質を上げるための活動をすること です。
副業は 本業に悪い影響を与えてはいけない、これは当然のルールです。
(これが守れない人は副業をする権利はないですね)

ですから、本業の仕事はきっちり行うし、必要であれば残業もします。
そして 旅行にも行くし、趣味のキックボクシングジムにも通います。それらを辞めずに副業をしようとすると、それぞれに効率を考えたスケジューリングが必要になります。 

★タイムマネジメントと決断★ を学びます。

これは当然本業にも役立つわけです。

そして当然副業をすることで 人脈が広がり、コミュニケーションの場も増える。

★コミュニケーション能力★ も学びます。

マイナスどころか 本業にいい影響を与えることばかりが起こるのです。

何しろ、人は自分が決めたことは やりとげようとする「意思」が働くからです。
この意思は たとえ睡眠時間が少なかろうが、儲からなかろうが、何も関係ないのです。ストレスにならないということです。
(勿論 限度はあります)

本業で これができれば一番いいのでしょうが、企業の歯車で働く以上、いつも自分の好きなことばかりするわけにはいかないでしょう。

それでも仕事だから仕方ない、、とある程度諦めることが重なると 人はストレスフルになり 心身の不調が出てくるようになる。

人は 何かしら一生仕事をするものです。会社員でなくても、人は社会の中で生きていく間 何かしら自分の役割を担って生きている、これが仕事です。
どうせ死ぬまで仕事をしなくちゃいけないのであれば、我慢する仕事だけではなく、自分の趣味、特技と実益、社会に貢献できることなどで 自己効力感を感じられる 別の仕事ができるようになることを 遠慮しないでできるといいですね。

そして 副業を容認する企業がもっと増えることを期待したいです。

これは 個々の能力を会社のコストを使わずに高めることができるし、社員にとっても 我慢しない別の世界を知る魅力がたっぷりあるのですから。

誰かから命令された仕事ではなく、自分で始めることには やりたい目的があるのです。そして決断すると 人はその目的を達成するため 自律的に働くことができます。 自律性を育みたいなら、命令ではだめなのですね。

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