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そうだ 健康診断、行こう。

こんにちは
最近何回か記事を書こうと思ってはいるんですがなかなか書ききれなくて
書きたい!って思うものがなくてサボってしまっていました

でも何もしていなかったわけではなくて
日頃何もしていない訳ではなくて最近は自分のやっていることの統一性というかなんのためにこの活動をしているのかを
しっかり根拠立てて考えなきゃなって思って

茅ヶ崎市の市民性や茅ヶ崎市の人がどれくらい特定健診や特定保健指導をしているのかなどをしっかりと数値で確認していました

そこで
わかったことと課題と僕の活動のウェルちががどうあるべきかを考えることが少しだけできたので
その話をしようと思います

これを読んでいただくことで
今の茅ヶ崎市の特定健診などの受診率から人たちの健康に対するニーズ
それに対する茅ヶ崎市がどんな対応をしているのか
どうしたらそれを解決することができるのか
を体系的に知ることができると思います


特定健診や特定保健指導って何か

そもそも特定健診ってなんなのか

特定健診とは
40歳以上69歳以下の全ての人が対象になる
簡単にいうとメタボかメタボじゃないかの健康診断です

メタボかどうかわかっただけで健康診断になるのか?

なるんです

実はほとんどの生活習慣病は太っていることが原因なんです
肥満による糖尿病はよくある話ですが、高血圧、動脈硬化、脳血管障害、脂質異常症などなど
全て肥満が原因となる病気たちです

そしてその肥満を放置して、しかも生活習慣病になることで未病の状態から病人へとなりお薬を内服しなくては身体の健康状態をキープできなくなります

そうならないために
特定健診ではメタボ予備軍の方々も丁寧に分かります

情報提供だけの人
動機付け支援
積極的支援

という3つの枠組みでそのうち「動機付け支援」と「積極的支援」の方々は保健師や医師から生活習慣について説明や指導を行います
それが特定保健指導と呼ばれるものです

指導と言われるとめっちゃ怒られるんじゃないかって想像する人もいると思うんですが
そうではなくて、保健師の人とかが電話とかで
おやつをプチトマトに変えましたー?とか一緒に食事のことを考えてくれるサービスです

一応目標を作ってそれに対してちゃんとできているのかのチェックはあるようですが、それを全て終えると終了になるようです


実際茅ヶ崎の特定健診の受診率や特定保健指導の終了率は?

さて実際茅ヶ崎市はどんな感じなのか
茅ヶ崎市の保険年金課が提示している茅ヶ崎市国民健康保険データヘルス計画から

受診率は37%と神奈川県の中では比較的高い位置にいます
けれど神奈川県って全国的に低い順位で全国の平均は50%近くなんです
なので低いところで得意気になってもぶっちゃけしょうもないというのが現実です

そしてそんな中特定保健指導の終了率はというと
茅ヶ崎市は6.8%と神奈川県の中でも最低ラインに位置しています

そして実施率が低い理由として
自分のやり方で十分と思っている
すでに医療機関にかかっているから必要ない
忙しい
という理由が上がっています

実は茅ヶ崎市の人は、
健康的な生活をしている・オーガニックなど健康に気を遣っている人たちというイメージですが
自己流のやり方が多く、医療機関に依存しているという人が多かったんです
ゆっくりとのんびりした雰囲気のイメージも忙しいということで、せかせかしているのかもしれません

これらのデータや情報から僕が思う市民性とどうしたら特定健診の受診率が伸びるのかを考えたいと思います


茅ヶ崎市の人が求める健康とは

まず確かに健康に気を遣っている人たちが多いのは事実だと思います
保健室を開いていても、いろいろイベントに顔を出してもそれぞれの人たちは気を遣って生活をしている話をよく聞きます

なので今回の理由を一つ一つ真相を追っていきたいと思います

すでに自分のやり方で十分と思っている

茅ヶ崎の人はサーフィンやヨガ、犬の散歩、ゴルフ、釣りなど様々なアクティビティが好きな方が多いです
しかもそれをやるにあたってそれが健康的な意味もあると思っている人もいます

でも正しく自分の体を理解してそのアクティビティを行えているのか、そのアクティビティがどのような健康的な効果があるのか、カバーできないところはなんなのか
など把握できている人は多くないと思います

ですので、例えば特定健診でメタボかもしれませんと指導対象になった時に
釣りをよくやるから、魚を食べていれば中性脂肪は少なくなるだろ?あのEPAとかいうやつのおかげで
とか
犬の散歩を毎日行ってるからしっかり歩いてるよ、だから代謝はいいはず
とか
そういった曖昧な知識で効果があると錯覚している人が多々いることも知りまして
そういった方が指導の実施の時にそういった回答をされるのかなと予測しました

ですので
そういった方が正しくアクティビティができるためにも特定保健指導ってある意味タダで栄養士や保健師がマンツーマン指導をしてくれるので、そこに促せるようなサービスが必要なのかなと感じてます

すでに医療機関にかかっている

これに関してはおそらく病院の役割をどうしても勘違いをしてしまっているかもなーと思っています

そもそも病院は治療をする場所なので、いわゆる40〜69歳の特定健診の対象者は何か病気の診断がない限りは通い続けることって基本ないんじゃないかと思います

そして、内服薬を使用するような状態は、処方により医療費が上がってしまう原因になりますので
結局医療機関にかかっているから健康を保てているというのはあまりよろしくないんですよね

ちなみに特定健診の対象の除外者は、病院で医療的な管理を必要とされている方なので
病院に通院が必要な方の場合は特定健診の対象にはならないので、そういった点でも理由としてあまり成り立たないと思います

ですので
この理由の本質として、困ったら病院に行けばいいと思っている人が多い可能性が考えられます
要するに未病という状態の理解があまりなくて、病気になってもすぐに薬飲めば治ると思っている人が多いこと、困ったら病院に行けばいいと思って自己管理をあまり前向きに考えていない人かなと思います

でも実際コロナがかなり流行り簡単には受診できない状況に陥ってしまいました
救急車も呼んでもすぐに来ることはなかったり、搬送先も決まらなかったりと困った方も多いのではないでしょうか
ですので、コロナをきっかけにこういった理由は今後減るのかなと思うのと、困ったら病院では対応できないということを説明し続ける必要があるんだと思います

忙しい

この忙しいというのはどこの市町村でも都道府県でもありそうな理由ですよね
仕事をしているから健診を受けることができないというのは確かにあるとは思いますが、そもそもの優先度が低いから起きているのかと思います

そしてこの忙しいというこの本質として
普段行っていること以上に新しく健診に受けにいくことや指導を受けにいくことなどはみんな抵抗はあると思います
特に茅ヶ崎市の人の場合、子どものいる世帯も多く、イベントごとに顔を出している人ってたくさんいるのに忙しいから健診や指導は受けられないというのも、あれ?って思います

そう考えるとやはり忙しいというよりは、健康を考える暇がない、それ以上に楽しいことをすることがいい
といった優先度の話なのかなと感じました

最近保健室やイベントを通して思うこと

これらの理由を感じながら、実際保健室やイベントで健康のイベントを行うと
みんな確かに健康については意識していることはあるし、大切に感じている人が多い印象があります

けれど、あえて健康のイベントに来ようとか、保健室に行こうとか思ってくる人はとても少ないんです

なのでイベントに行ったら健康になって帰ってしまったというようなデザインがとても大切だと感じるし
特定健診や保健指導もそうある方が受診率や実施率は上がるんじゃないかと思うわけです


茅ヶ崎市の人は本当に受診率向上が必要なのか

ここまで話して、受診率を上げることや工夫などが必要だって話しましたが、実際受診率を上げるほど健康じゃないのか?と言われると
実はちょっとだけ健康かもしれないと思ってます

というのも
特定健診の受診された方のうち特定保健指導の対象者は特定健診の受診率は上がっているにもかかわらず、増えていないことから
そこまで太り気味の人が多くないってことを裏付けるものかなと思っています

まぁそもそもそこまで受診率が高くないのでなんとも言えませんが、もしかしたら本当にイメージ通り健康的な人が多いのかもしれません

なのでそういった方のもっと楽しく健康を享受できる環境を作ることができたら
もっともっと楽しい健康生活が送れるかもしれませんね!

これから保健室としても
採血データが取れたり、カルテを作成してみなさんの健康状態を管理したり
イベントで楽しいことをしながら前後で採血検査で(指先に1滴くらいの血をとる検査)健康情報をもらって記録して気がついたら健康情報を記録してた
みたいなサービスを少しずつ作っていけたらと思っています

がんばりましょう

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