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子育てに失敗する人の典型と対応

子育ての失敗についてのTweetが話題になっている。

この方は、子供が小学生の頃にはゲームを一切与えず、絵本の読み聞かせも何冊行ったかというくらい行ったが、子供が本を好きにならなかったそうだ。

子供が期待通りの行動を取らず、子育てに失敗する人は多い。


以下の画像は大変有名な子育て失敗に関する意見にかかる画像である。

こういう親は「あるある」で、一言で言えば教育がヘタクソすぎるのだが、こういった子育てに失敗する人の典型的なパターンと対応策について解説しよう。


努力の目的が明示されていない

高校までの勉強は大半の人にとってつまらなかったと思う。

例えば何のために微分をするのか、何のために古文を覚えるのか、目的が明示されないままに強要されるからだ。

これは学校教師が理論学習しかしていないために、そもそも指導要領以上のことを知らず、具体的な適用例が説明できないことが理由であろう。

そして大半の親はそれと同様の要求を子供にしてしまっている。

親が学習の目的について子供が合理的に納得できるレベルで説明でなければ子供のやる気は出なくて当然だろう。

何のために勉強するのかについて、子供がそうだと思えるように説明しよう。

具体的な説明ができない人にオススメな簡単な方法は、子供に関する収支を子供に見せて、稼げなければ明日がないことを理解させることだ。

自分が大人になる過程でアルバイトをしたり新卒の給与をもらった時に驚いたはずだ。

これっぽっちでどうやって生活するんだ?親はどうやって自分を育てたんだ?と。

それを早く教えてあげることだ。

生きるためにどれくらいのカネがかかっていて、単純労働のバイトをしながら生きるとすると時給いくらだから、とんでもなく長時間働いても雀の涙の給料だが、一方で勉強で優秀になればこういう仕事があって、これだけの労働時間でこんなにもらえるというのを理解させてあげることだ。

これだけでもリアリティを感じて当事者意識が芽生えることだろう。

なお、最近はYouTuberが出てきて勉強しなくても食える的な議論が台頭してきているが、アレはIT技術の進歩により芸能界の裾野が広がっただけと考えた方が良い。今後もそのようなチャンスはまた生まれてくるだろうが、大半の人は能力に応じた収入で生きていることに変わりはないだろう。


ゴールが示されていない

例えば六法全書を目の前に置かれて、コレを毎日2時間ずつ読めと言われたら、大半の人は数日で限界を迎えるだろう。

自分自身勉強ができない親は特にそうだが、子供に対して学校の成績を上げろとか優秀な大学に合格しろとか、マネジャーとして0点の指示しか出せない。

この科目のこの分野をいつまでに理解しよう。そのためにはこういう教材を追加的に用意すれば理解に資するでしょうといった指示とサポートをすることが必要だ。


目標達成の対価が設定されていない

もしあなたが明日から給料が出ないと言われたら、あなたは会社を辞めるだろう。

対価なしに努力をしろと言われても苦しいだけだ。

子供が心から欲しがっているものを対価として設定し、目標達成に応じて与えるようにしよう。

例えば今日この宿題が終わったら当てくじのシールやカードを一枚引かせてあげるとか、1年生のうちに算数検定9級に合格したらNintendo Switchとか。

目標達成時は渋ることなく大盤振る舞いをすることが大切だ。

また、一方で何の達成もない中で娯楽を与えると社会適合力が低くなるのでやめたほうがいいだろう。

今は資本主義社会であり、社会の構成員として貢献に応じて収入を得るスタイルなので、何も成果がないのにリワードを与えるとどんどん感覚が鈍くなり、社会で生き抜くことが難しくなる。

また、成功報酬に対して「コレは与えたくない」というようなコントロールはするだけ無駄だし、意思に沿わないリワードはリワードとして機能しないので意味がないので気をつけよう。

例えばあなた自身が政府から情報統制を受けたとして、受け入れるわけないだろう。生命が脅かされれば受け入れるかもしれないが、全くやる気なんて起こらないだろう。

勘が悪い人でも少し考えればわかるはずなのに、何故か子供に対して情報統制を行う親が多い。


努力の方向が間違っている

ところで大学の頃にいた知り合いで、偏差値の高い大学に入ればモテると思っていたがモテなかったので次は司法試験を目指し始めた人がいた。

その人は外見がイケてなかったり、会話がヘタクソだったりするので、もし今頃司法試験に受かって弁護士になっていたとしても、それ自体によってモテるようにはなっていないことだろう。

このように、努力の方向性を間違えてどんなに努力を積み上げても本来の目的に1ミリも近づいていなかったりする。

あんなに本を読ませたのにとか、ゲームを我慢させたのにとか、こういったKPIになり得ない意味のない指標を持ち出している時点で親側のセンスがない。

そもそも目標が明確でないし、明確でない目標に対してKPIを設定することはできない。

つまり、何かをしているような気になっているだけで、何も管理していなかったということだ。

例えば職場でもあなたが上長だとして、部下が今日何が終わったのかではなく、何時間働いたとか何時間サビ残したとかの話をしてきたらどう思うだろう?

これを読んで、このような報告をしてしまうレベルの人に対しては役に立たないままそこに居続けたから能率が悪かったのではないかと想像すると思うが、そのレベルの感覚で子供の管理をしているということだ。

例えばあなたが子供に100冊本を読ませようとするのなら、そもそもそれにより何ができるようになることを期待しているのかを先に明確にし、途中で目的適合性や効果を測定しながら必要な対応をするなどの管理をしなければならない。


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