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第12話「修士論文の経過報告」

こんにちは!ネキです。
今回は、2024年1月中旬に提出を控えた修士論文の進捗状況を共有しようと思います。

※ ネキはかなり自分を甘やかしていたので、カメさんくらいのスピードでの執筆となっています。持続的・計画的に進められている院生の方がマジョリティなので、あまり参考にならないことをご容赦ください^^;

1.中間発表会に潜む魔物たち

10月中旬、私の所属する研究科では「中間発表会」という、修論の進捗を指導教官の教授に向けて報告する第1関門がありました。
私の研究科には、修論の指導に主指導教官が1人、副指導教官が2人関わるというルールがあります。主指導教官はゼミの先生、副指導教官は同じ科の教授が1人までというルールもあるので、副指導教官のうち1人は、まったくの他分野の教授にお願いすることになるわけです。
もちろん、ネキも指導教官のうちお一人はあまり関わってこなかった分野の教授にお願いしているわけなのですが、いかんせん修論の指導をしていただくタイミングが殆どありません。なので、こういったオフィシャルな進捗発表会で指導教官に修論の内容を(ほとんど初めて)お伝えするわけです。

さて、上記を踏まえたうえで改めて小見出しのタイトルをご覧ください。
そうです。指導教官にほぼ初めてお見せする修論の進捗発表会で、何も起こらないわけが無かったんですよね。そこにはとんでもない魔物が潜んでいました。
その名も「「再実験した方が良いのでは?」」・・・。

ネキの研究は、昨年度の学会で発表したものを引き継いでいるので、「今更研究方法について突っ込まれることなんてないだろう」と思いあがっていました。また、ネキの運動実験もかなり前に終わっているものだったので、再実験の「さ」の字も頭の中になかったわけです。

しかし、さすが教授陣ですね(失礼)。私が完全に見落としていた部分に目を付けられ、現段階での私の実験方法の脆弱性を突いてこられました。
予想外の指摘+言い逃れできないネキはタジタジになりすぎて、質疑応答タイムの記憶が全く残っていません。
進捗会のコジコジとでも体よく言っておきましょう。

そして、余儀なく再実験をすることになったのです・・・。

(ネキの研究が気になる方は是非ご連絡ください。修論を書き上げたときにお伝えいたします!(笑))

※お忙しいなか進捗報告を聞きに来てくださり、ご指導くださった教授陣にはもちろん大変感謝しております。同期の中には、指導教官が仕事の関係で1/3しか来られなかった人もいました。大学の先生たちもお忙しいことをわかっているので、本当に感謝ですね。

2.フルスピード再実験

1を受け、中間発表会直後(夕方4時)から対象者を募り、翌日から再実験をスタートしました。前回の実験では20名ほど対象者を募っていたので・・・私の細々とした人脈を頼りに、某staglamに張り付きながら様々な方と連絡をとっていました。

ここでとても人のあたたかさを感じました。
こんなに急にお願いしているにも関わらず、「私で良ければ先輩のお力になりたいです!」、「喜んで協力させていただきます!」などの言葉と共に、快く引き受けてくださった方が殆どだったのです。
M2の同期なんて、同じタイミングで中間発表会があったわけで。自身の修論で手一杯だろうに、「良い息抜きになるわ」、「久々にネキと会えるならwin-winだ」などと言って即行で研究室に来てくれました。
周りの方に本当に恵まれているなあと感じずにはいられませんでした。

正直、中間発表会後はかなりメンブレしかけていたのですが(笑)
協力してくださる方がいるという事実が、私を再起させたといいますか、改めて身が引き締まる思いになりました。

あらゆる方々のご協力のおかげで、2週間ちょっとで再実験を終えることができました。
(((ご協力くださった方、本当にありがとうございました!!!)))

さて、ここからはデータ処理&分析&考察です!(多い)

3.先行研究を漁っていなさすぎ問題

なんとか再実験を終え、データ分析をする中で、この結果をどのように考察に結び付けようかなあと新たな壁にぶち当たります。
これに頭を悩ませることが研究の面白いところだと私は思います。

さて、考察を書くにあたり、過去の研究者の先輩方の知見をお借りし、自身の研究テーマの背景や自身の考察に説得力を持たせていく必要が出てきます。この先達の知見のことを「先行研究」や「参考文献」と言ったりします。その媒体は論文であったり、一次資料であったり、書籍であったり様々です。
どんな分野においても、先行研究を引用しながら自身の研究のオリジナリティを述べる、というスタイルで論文を書き進めていくことがデフォルトだとネキは思います。

例えば、先達の実験方法や考察の不備を指摘し、自身の研究では当該箇所を修正して実験に臨み、結果を得るという研究手法があります。

「<Aさん>の先行研究では、〇〇においては△△という考察をしていたが、本研究では〇〇を◎◎に変更して測定を実施した。そこから得られた◇◇という結果からは△△ではなく▲▲ということが考えられる。…」

こういった書き方をするにしてもしないにしても、先行研究を漁ることはマストになってきます。また、日本語のものばかりではありません。修士論文では特に海外論文を引用する人が増えてきます。
「先行研究にあたる数、学部生は50本、院生は100本」と言われたりもします。

それなのに!ネキの場合は、先行研究に当たらなさすぎなのです。
修士ですが50当たったか当たってないか…。海外論文はおろか、日本語の論文もそこまで…なのです。非常に不味い!

理由もとい言い訳としては、研究内容がかなりオリジナルになってしまっていることが考えられます。
ざっくり説明すると、これまで切り離していた分野をくっつけて考えようとしているため、分野別の先行研究しか見当たらないということです。
もちろん探している時間自体も短いので、見つけられていない可能性も十分承知なのですが、本当に見当たらないのです、、、。

研究自体の面白さや研究への第三者による関心はあるのですが、これを論文の形として完成させることができないと何にもなりません。

極力自身の限界まで探してみますが、最終的には分野ごとの教授に意見(参考にしたらよい文献など)を頂戴しようと考えております。
ここは教授たちの大得意分野ですもんね。教授たちは本当に知識の宝庫です。知識が服を着て歩いていると思ってもらっても構いません(失礼)。

4.結論:先行研究探しまくってとにかく書こう

そうです。皆様ならお気づきだと思います。
つまるところ、残りの3か月間は24時間修論のことを考えて生きろということです。
netflixやネットサーフィンに費やしていた時間を、とにかくgoogle scholar、cinii、j-stage、microsoft wordなどに費やそうというわけです。
某コーヒーチェーンでなく大学の図書館に通えというわけです。

ネキ、フルパワーで頑張ります!><
つらつらと書きましたが、読んでいただきありがとうございました。
コメントなど是非お待ちしております!
それでは^^



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