あなたの話と文章を一気に魅力的にするコツ。
「面白い話を出来るようになりたい♪」
「魅力的な文章を書けるようにしたい♪」
そう願う人は多いですね。
でもそれは、簡単なことではありません。
あなたの周りにいる人を思い浮かべて、「話が面白い人」「書く文章が面白い人」ってのはどれくらいいますか?
多分、あまりいないと思うんですね。
「私のクラスの人は私以外みんな話が面白い」とか、「うちの会社の人はみんな文章が上手い」って思っている人がいた場合、それはそれが事実であるということより「客観的な評価が出来ていない」ということですので考えないでいいです。
「話が面白いと思う人があまりいない」
というのは2つ理由があって、1つは、「物理的に面白い話を出来る人が少ない」ということであり、もう1つは、「あなたが面白いと思う趣味・領域にいる話を出来る人が1部だから」ってことですね。
人気のあるバラエティ番組、ドラマ、映画、小説、漫画なんかでも、音楽の趣味にしても、人それぞれで好みは違いますよね?
なので、あなたがどれだけ面白い話を出来るようになっても、それは「万人に受ける」ってこととは別の話であるということだと確かに理解することです。
なぜか「100人いたら100人にウケたい」って思う人が結構多くて、誰かが何かを表現することにおいてそんなことは不可能であるし、そういうものを求めると逆に色んなモノが歪んでくると思うんですね。
なので、100人中100人にウケるなんていう夢物語は捨てて頂いて、例えば、あなたの会社だったり、学校だったり、地域の集まりだったりで、あなたと同世代くらいの人100人が集まった時に、70人くらいは興味深そうに聞いてくれる話をする方法をお話したい。
文章でも同じで、100人が読み始めたら70人くらいは最後まで読んでくれて、10人くらいは何がしかの反応をしてくれるような文章の書き方。
わかりやすく話を進めるために、多くの人が読んだことがあるであろう「ドラゴンボール」を例にして話したいと思います。
ドラゴンボールをひと通り読んだ人で、ナメック星に行った先でフリーザ一味と戦い、そこでクリリンが殺されてしまったシーンを思い出せない人はいないと思います。
その衝撃によって悟空はサイヤ人になったわけで。
その後、フリーザに挑発された悟空はブチ切れます。
このシーンは極めて有名で印象的なところですが、なぜ、このシーンが多くの人にとって極めて印象的な部分であるかがわかりますか?
それが、「面白い話・魅力的な文章」を書く、決定的な秘訣です。
このシーンは、ドラゴンボール全巻の中でも、もっとも悟空が感情を露わにしたところですね。
元々は、極めてドライで何があっても「ま、いっか。」っていうタイプの少年として描かれ、特に初期はコメディタッチで描かれることも多かったので、人が死ぬことに対しても悟空はかなりドライです。
実際、人質になっている村長を救出に行った時に、「わしのことは構わずにこいつを倒せ!」的なことを言われると、「ほんと?それでいいならそうするけど。」的な、ドライ過ぎる返しをしています。
こっちの悟空と、フリーザの時の悟空で、何が違うのか?
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