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一冊の小説が私を変えた…

なんかウズウズする
何がって…?

最近の私はパソコンに向かって
小説やポエムを執筆していないと
ウズウズするようになった…

これって病気?
中毒による禁断症状?

「バカじゃねえの?」
って言う声が聞こえて来そうだ
だが事実だから仕方が無い…

以前はこんな事は無かった
パソコンはネットサーフィン程度
動画を見るかネットニュースを
見る程度だった

小説は読むのは好きだが
書く事などしない
ポエムなんかは
読む事すら無かった

日記なんて書いた事もない
反対に毛嫌いしていたくらい…

どうしてなのか…?
この私の変化はいったい…

文章を書く事は
好きでも嫌いでも無かった
必要なら書く…
その程度だった

ただ…
幼いころから本は読んだ
幼児の絵本に始まり
小学2年生の頃より
母の勧めで小説を読み始めた

それ以降…
活字離れという事は
私に関しては無かった
小説や新聞…雑誌やマンガに至るまで

活字を読む事に
苦痛など感じた事は無かった
逆に活字を読まないと
飢餓感を感じていた

独り者だった頃
月に書籍購入に使う費用が
数万円に及ぶことはよくあった
多かったのかな…
今になってはそう思う

こんなに活字を読む事は
少なからず私の人格にも影響した

私は小学生の頃より
理系志望だったのだが
何よりも自信のある科目と言えば
現代国語だった…
本来の文系志望の同級生にも
負けたことは無かった

作文や論文…
みんなの嫌いな読書感想文も
苦痛に感じた事は無かった

文章を読み取り
作者の訴えたい事も理解出来た
それを感想として書く
いくらでも書けた
私はそれが普通だと思っていた

自慢に聞こえるだろうか?
だが、私は理科系志望だったのだ…
本来の理系科目は
かんばしくは無かった
残念なことに…

それでも結局…
私は理系の道に進んだ
仕事は医療技術系
特に文章の読み書きには縁が無かった
学生時代は実験レポート
社会人になってからは
報告書や学界の発表くらいか…

そんな私に最近になって
契機が訪れたのだ
SNS…

とあるサイトに
自分の思う所を書いてみた
「いいね」の反応があった
次にポエムを書き
小説も書くようになった

「スキ」や「いいね」が増えてきた
私は感動した…
書く喜びに目覚めた

それから投稿するサイトを増やしたり
ツイッターにも参加するようになった
評価してくれる友達が出来た

私は自分の書く記事が
人に評価される喜びを知った
私と同じような人達とも出会った

生きがいを見つけた様な気がした

今では毎日暇さえあれば
パソコンに向かい執筆をしている
コロナ禍の影響もあり
そうした時間が増えていった

今では書いていないと
落ち着かないまでになってしまった

思えば母が私に買い与えた
一冊の小説
あれが…
私の現在を形成したのかもしれない
今は亡き母が私に与えてくれた
あの小説…

小説を読みふけっていた少年時代
大人になっても変わる事はなかった
今でも小説は大好きだ

そんなに大げさな事ではなく
自分の文章を誰かに読んでもらいたくて
私は今日も言葉を紡ぐ

自分のために
母が与えてくれた
あの一冊の小説のために…



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