幻田恋人

私、幻田恋人(げんだれんと)の文字(小説、ポエム.etc)の世界へお越しいただき光栄で…

幻田恋人

私、幻田恋人(げんだれんと)の文字(小説、ポエム.etc)の世界へお越しいただき光栄であります。 私の世界を貴方に楽しく旅していただく事が、私の願いであり喜びであります。 どうぞごゆっくり、私の作り上げたこの世界をご堪能いただきますようにお願い申し上げます。

マガジン

  • 幻田恋人'S 短編&ポエム集

    幻田恋人の一話限りの短編やポエムばかりを集めたマガジンです。

  • ヒッチハイカー

    その男はどこへ行こうとしているのか…? 自分を乗せてくれる車を求めて今日もヒッチハイクを続ける。 ヒッチハイカーの行くところ…殺戮の嵐が吹き荒れる。 今日も男は一人、親切な車を求めて放浪する…

  • 幻田恋人の怖い話…

    一人で読むと怖くなるかもしれません… それでもよろしければ、どうぞご覧下さい… 怖ろしい話… 妖しい話… 不思議な話… etc…

  • 【R18】幽閉returns

    僕は蘇った。 身体の半分をロケットランチャーで吹き飛ばされ たくさんのカニが僕を食べた だけど、僕は王様なんだ このぐらいで死んでたまるか 僕はカニの王として復活した あの父娘に復讐するために…  待っていろ、くみ… カニの恐ろしさを教えてやる

  • 妖狩りの侍と魔剣『斬妖丸』

    拙者は天下浪々の身… 生業は妖を退治する事 拙者の相棒は妖の生き血を吸う魔剣『斬妖丸』… 今日も風の吹くまま、人の世に害成す妖退治の旅を続けておる

最近の記事

暑い部屋で過ごす二人の熱い夜

部屋の隅に 無造作に脱ぎ捨てられた 君の着て来た 素敵な赤いワンピース 生まれたままの姿で 重なり合う二人 僕は上から 君は下から 時には逆になり 互いの顔を見つめ合い 激しい動きの果て 収縮する熱い君の中で 我慢出来ずに 僕は果てる それでも若い二人は せんべい布団から 抜け出す事無く 繰り返し繰り返し 朝まで何度も求め合い 絡まり合いながら 互いの愛と性欲を満たし合う 壊れたクーラーの 狭い六畳一間 僕と君の 汗と体液が混ざり合った すえた様な匂いの中 朝を告げる鳥達の声

    • 人間バンザイ!

      地球バンザイ 全ての生命に祝福あれ 生きる事って 辛い事も多いけど 素晴らしいじゃないか 命は続いていく 生をあきらめるな もっと足掻け 明日は必ず来る 手を取り合い 助け合って 前へ進め 歌え 生の賛歌を 叫べ 人間バンザイ

      • 僕の話を聞いてくれ

        お願いだから 僕の話を聞いてくれ 言わせてほしいんだ 君は少し静かにしてくれ 黙ってくれないか 僕が君を嫌いになっても いいのかい…? 僕は君に言いたいんだ 僕にも言わせろ でないと… 君を好きだって 言えないじゃないか…

        • 孤独は詩人を生む…

          あなたの孤独は分からない… でも… 私もまた孤独なのだ 孤独な私は 自分の気持ちを言葉に紡ぎ 詩をしたためる 誰かに見せるためではない でも誰かに読んで欲しい… そう想いながら 自分の孤独を言葉に紡ぐ そう… 人はみな孤独だから 叫びたい心を 文字でぶつけるのだろう 誰か分かって…と そんな孤独な詩が 人の心の琴線に触れれば 私はもう… 孤独ではなくなるのだ 孤独が生んだ詩人の誕生 あなたもまた 詩人を目指せばよい さあ 言葉を紡ぎなさい 未来の詩人たちよ

        暑い部屋で過ごす二人の熱い夜

        マガジン

        • 幻田恋人'S 短編&ポエム集
          210本
        • ヒッチハイカー
          37本
        • 幻田恋人の怖い話…
          5本
        • 【R18】幽閉returns
          24本
        • 妖狩りの侍と魔剣『斬妖丸』
          44本
        • ねえ、マスカレード… 君の素顔が見たいんだ (全8話完結)
          8本

        記事

          ボクと結婚してくれないか?

          キミの少し恥ずかし気な笑顔 ボクの視線が気になるのかい? だって仕方ないじゃないか… キミの顔を見つめていたいんだ そのつややかな髪 そのつぶらで澄んだ瞳 そのすべすべで桃色をした頬 そのポテッとして形のいい唇 全部全部可愛くて そして全部ボクのものだからね それを確認したくて だからキミを見つめていたいんだ だめだよ いくらキミが恥ずかしがったって ボクはずっとキミを見てるから ああ… キミの全部が好きなんだ ボクはキミを愛してる だからキミに本気で言うよ 「ボクと結婚し

          ボクと結婚してくれないか?

          【R-18】ヒッチハイカー:第37話『大雷を放つ蠅の王!! 伸田を護れるか!? 最強無敵の盾と4人の亡霊達!』

          「蠅の王! 私が来た以上は、もうアンタの好きにはさせないわ!」  夕霧谷付近の吹雪の吹き荒れる上空を、ニケと名乗った不思議な美少女が背中に生えた銀色の翼を大きく広げ力強く羽ばたかせて上空を浮遊しながら、自分よりも下の空域を飛行する蠅の王に向けて大声で啖呵を切った。  それを聞いた蠅の王は、ニケを見上げて激怒した声で応えた。 「貴様あっ! よくもおかしな技を使って、俺の大事な祖父ちゃんの形見の山刀に二つも穴を開けてくれたな…  ただでは済まさんぞ!」  雷の直撃を受け、蠅

          【R-18】ヒッチハイカー:第37話『大雷を放つ蠅の王!! 伸田を護れるか!? 最強無敵の盾と4人の亡霊達!』

          【R-18】ヒッチハイカー:第36話『勝利の女神現る!? その名はニケ!銀の翼を持つ少女』

          「何だって? 蠅の王? それは一体どういう事なんだ、風祭さん?   伸田君は? 千寿は? 二人はどうなってるんだ?」  ヒッチハイカーとの戦いで大破した特殊万能戦闘RV車『ロシナンテ』の運転席に座った鳳 成治が、ふだん冷静沈着なこの男にしては珍しく興奮し、まるでシートから身を乗り出すかの様に腰を半分浮かしながら、無線の向こう側にいる風祭 聖子に対して噛み付きそうな勢いの怒鳴り声で矢継ぎ早に質問した。  ロシナンテの車内にいる他の面々も固唾を飲んで興奮した鳳を見守り、彼と通信

          【R-18】ヒッチハイカー:第36話『勝利の女神現る!? その名はニケ!銀の翼を持つ少女』

          水面に映る父の顔…

          夏休み… 家族4人でキャンプに出掛けた 川辺にテントを張り 子供達と川遊び 食事だと呼ぶ妻の声に 私は手を洗おうと 川の水面に目をやり そこに映った自分の顔を見て 目がくぎ付けになった 水面から私を見つめ返していたのは 早くに逝った父の顔だった 私が子供の頃… やはり夏休みに この川へ父母と兄とで キャンプへ来た その頃の父の顔が 水面から私を見返していた いや… よく見るとそれは 父の面影を持つ私自身の顔だった 私は自分の顔が 父に似て来た事を知り 思わず目頭が熱く

          水面に映る父の顔…

          今年の梅雨…僕は一人で傘をさす

          窓の外では 雨が降っている 世間では 梅雨が始まったらしい… 僕の心には… 君を失ってから いつも雨が降ってる その雨が 降り止む事は無い… きっと僕の心は 君と別れたあの日から 慢性的に梅雨空なんだろう 去年の梅雨は 君と二人で過ごした 晴れの日も雨の日も いつも僕達は一緒だった じつを言うと 僕は雨の降るのが 待ち遠しかったんだ それは… 君と相合傘が出来るから いつも一本の傘で 二人は寄り添って歩いた すると二人は 片方の肩だけ濡れるんだ 僕は右で君は左 もちろん

          今年の梅雨…僕は一人で傘をさす

          【R-18】ヒッチハイカー:第35話『圧倒的な強さ! 雷より生まれ出でし「蠅の王」!!』

           上半身のみとなったヒッチハイカーが右手に握っていた山刀に、眩い白光を放ち轟音を響かせながら特大級の雷が直撃して生じた凄まじい爆発で、伸田の前方の大地に巨大なクレーターが穿たれていた。  その直径十数mもあろうかというクレーターの中央部に、黒煙に包まれながら全裸で佇む一人の男の姿を見て伸田がつぶやいた。 「あれは… あの全裸の男は、ヒッチハイカーなのか…?」  やがて、吹きすさぶ猛吹雪がクレーターに滞留していた黒煙を吹き払い、吹き荒れる吹雪越しではあったが徐々に視界がハッ

          【R-18】ヒッチハイカー:第35話『圧倒的な強さ! 雷より生まれ出でし「蠅の王」!!』

          愛は人を成長させる

          人が人を愛する事に 理由なんていらない それは人の性… 人を愛し 人に愛され 人は成長していく 人として成長するために もっと人を愛したい もっと人に愛されたい 私は今 彼女に逢いに行く 自分自身を もっと成長させたいから 今、私は… 彼女を愛してる 彼女に愛されてる 互いに成長の真っ最中 このまま彼女と共に ずっと成長し続けたい いつまでも…

          愛は人を成長させる

          素敵な世界

          何も言わなくても 人の心から人の心へ 素敵な気持ちだけ 流れ込んで 素敵な気持ちだけ 流れて行けばいいのに… そうすれば世界は 素敵な気持ちで満たされる そうすれば世界から 争いなんて無くなるのかな 人と人が傷付け合う事が無く 戦争の無い 素敵な世界になるのかな そんな世界になればいいな そんな世界で生きたいな そんな素敵な世界で 子供達を育てたいな 夢なら叶って欲しい どうか… 子供達の未来が 素敵な世界でありますように

          素敵な世界

          二人の行方…

          そうだね 君と二人で生きている事 これが愛なんだと思う 僕は君といるだけで 安心出来るんだ この幸せを 当たり前の様に いつの間にか思ってた 愛なんて言葉 忘れてしまっていた ごめんよ… これからの 僕達二人の行方なんて 正直言って分からない でも… 一緒に歩き続けるなら 君がいいんだ 君しか考えられない お願いだよ これからも いつも僕の隣に いてくれないか 君と二人なら どこに向かったって 怖い物なんてない たとえ行く先に何があろうと 必ず僕が君を守る 守って

          二人の行方…

          歩け、ランドセル!

          目の前を ランドセルが歩いていく 目の錯覚か…? 前に回り込んで見ると 可愛い男の子の笑顔があった 少し緊張している笑顔… 彼の姿は 背負っていると言うよりも まるで巨大なランドセルに 抱えられている様だ… 僕は彼を見て笑ってしまった ごめんよ 男の子は道端の桜を見上げながら 慌てて前を行く母親を追いかける 入学式かな…? ピカピカの一年生は 何とも微笑ましい… 未来ある子供達よ みんなの未来に幸あれ 君達の未来には ウイルスや戦争の無い 平和で幸せな世界

          歩け、ランドセル!

          月に願いを…

          夜空の月よ… 君は今日も 無言のまま僕を見つめてる 少し恥ずかしい 誰にも見られたくない時だって 君は何も言わないけど やっぱり見つめてるんだね ねえ… 君にお願いがあるんだ 僕の好きなあの娘のこと 教えてくれないかな どうせ君は 彼女の事も見つめてるんだろ? ダメかい? じゃあさ… 少しだけ僕と 代わってくれないかな 一度でいいから 君みたいに 僕も空から彼女を 見下ろしてみたいんだ え…? イヤらしいだって? 違うよ! 僕は彼女を照らす 月明かりになりたいん

          月に願いを…

          第34話『青白く燃える人魂の猛攻! 遂に迎えるヒッチハイカーの最期!?』

          「ハハハハハ! ノビタのクソ野郎、遂にくたばりやがったか! 本当に邪魔なヤツだったぜえっ!」  激走していた蜘蛛型巨大怪物の頭部に当たる位置から、人間形態の上半身がまるで生えているかの様に存在しているヒッチハイカーが、首を大きく後ろに振り向けて高らかに笑いながら叫んだ。 その時だった。 「グワァオオオオウーッ!」  突然、吹きすさぶ吹雪の音をかき消すように、猛獣の雄叫びが辺り一帯に響き渡った。誇張ではなく、雄叫びの圧倒的な音量は『夕霧谷』一帯の大地を実際に揺るがした。そ

          第34話『青白く燃える人魂の猛攻! 遂に迎えるヒッチハイカーの最期!?』