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学生以来、久々に本を開いてみると、新しい世界の扉が開いたような感動が。30間近の山好き…

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学生以来、久々に本を開いてみると、新しい世界の扉が開いたような感動が。30間近の山好きが読書の楽しさを表現してみる試みです。 普段は都内で弁護士をしています。 https://instagram.com/genchalo_books?igshid=YmMyMTA2M2Y=

最近の記事

【健康・医学】『「空腹」こそが最強のクスリ』#7

どうもこんにちは、げんちゃろです。 更新に少し期間が開いてしまいました。仕事や家族の用事などで少し忙しくしていましたが、皆さんはGWいかがお過ごしでしたでしょうか。 私は、配偶者の実家の福岡に帰省し、ご両親に長崎や佐賀のほうに連れて行ってもらって九州を満喫しておりました。過去、熊本に1年弱住んでいたのですが、長崎や佐賀はほとんど行ったことがなかったので、新たな発見が多く非常に面白かったです(長崎の坂はエグい。)。 さて、久々に読んだ一冊はこちら。 『「空腹」こそ最強のク

    • 【地政学】『地政学が最強の教養である』#6

      どうもこんにちは、げんちゃろです。 最近は(そこまで忙しいとかではないのですが)そこまでやる気が上がらずなかなか本を読み進められていない気がします。そういえばいつの間にかもうすぐ5月になろうとしているので、これは毎年罹患する5月病のせいですかね。← そんな中でなんとか読んでみた一冊がこちら。 『地政学が最強の教養である』田村耕太郎著(2023年、SBクリエイティブ) かなり強気なタイトル(このタイトルは著者本人が決めたわけではないみたい。)。だけども、以前から地政学に興

      • 【小説・ミステリー】『君のクイズ』#5

        こんにちは、げんちゃろです。 4月初めの週末、外は信じられないほどの晴天で、山に行きたい気持ちが限界まで高ぶっているにもかかわらず、風邪をひいてしまったようで喉の痛みと微熱で出かけられませんでした。 でも家の近所の大学のキャンパス内を少し散策したり、川沿いの桜を眺めたりしてそれなりに楽しく過ごせたので良しとします。 そんな感じで今回ご紹介するのはこちら。 『君のクイズ』小川哲著(2022年、朝日新聞出版) この特徴的な派手な表紙カバー。しかも(写真では外してますが)帯

        • 【歴史・哲学】『夜と霧』#4

          こんにちは、げんちゃろです。 2月の終わりくらいに、朝起きると鼻水がとめどなくあふれてくるという症状に見舞われることがあり、とうとう自分も花粉症デビューしたのかと恐れおののいていたのですが、3月以降はそういった症状はあまり出なくなりました。もう少しなりを潜めていてほしいものです。 そんなこんなで、今回の読了作品はこちら。 『夜と霧』ヴィクトール・E・フランクル著、池田香代子訳(2002年、みすず書房) 言わずと知れた有名な一冊。大学生のときに存在を知り、以前にも一度読ん

        【健康・医学】『「空腹」こそが最強のクスリ』#7

          【地学】『大地の五億年 -せめぎあう土と生き物たち-』【#3】

          こんにちは、げんちゃろです。 季節はすっかり春になり暖かくなりましたね。冬が好きな私にはけっこうさみしいものです。山が好きな私にとっては、冬山の雪景色は圧巻ですし、何より冬は登っている間も涼しくて歩きやすいんですよね(暑がりなもので。)。 そんなこんなで今回紹介したい一冊はこちら。 『大地の五億年 -せめぎあう土と生き物たち-』藤井一至著(2022年、ヤマケイ文庫) ちょっと前に読了したのですが、こちらは去年有楽町の三省堂の山岳コーナーで山の地図を探していたときにふと目

          【地学】『大地の五億年 -せめぎあう土と生き物たち-』【#3】

          【スポーツ】『BORN TO RUN -A Hidden Tribe, Superathletes, and the Greatest Race the World Has Never Seen-』【#2】

          こんにちは、げんちゃろです。 私は趣味でよく山を歩きに行くのですが、今年の3月は休日にいろいろな予定が入っていたりちょっと忙しかったりで、あまり山に行けていません。 でもその分、積読からの脱却は少しずつ進んでいます。 今回ご紹介したい一冊はこちら。 『BORN TO RUN -A Hidden Tribe, Superathletes, and the Greatest Race the World Has Never Seen-』(クリストファー・マクドゥーガル著、20

          【スポーツ】『BORN TO RUN -A Hidden Tribe, Superathletes, and the Greatest Race the World Has Never Seen-』【#2】

          【言語学】『数の発明 私たちは数をつくり、数につくられた』【#1】

          どうもこんにちは、げんちゃろです。 noteに読書感想文を載せるのはこの記事が初めて。どのような構成で書いたらいいか小一時間頭を回してみましたが、特にこれといったアイデアは浮かばないのでとりあえず書き出してみて気に入らなかったら後で編集すればよろしいの精神でいくことにします。 最初の投稿となる一冊はこちら、ケイレブ・エヴェレット著、屋代通子訳『数の発明』(みすず書房、2021年)です。 ・著者の紹介 この本の著者の父、言語学者であり敬虔なキリスト教の宣教師でもあったダニ

          【言語学】『数の発明 私たちは数をつくり、数につくられた』【#1】

          【開設】読書とアウトプット【#0】

          はじめまして。げんちゃろです。 皆さんは最近、本を読んでいますでしょうか。私は大人になってからは、あまり思うようには読めていません。中高生の頃はあんなに毎日文字を目で追いかけていたのに、今ではそもそも新しい本を開くことそのものが億劫になってしまっている自分がいて、危機感すら覚えています。「仕事」というものが生活の大部分を占めるようになると、もともと有限だった時間はさらに削られ、自分のために使える時間がないと感じ、せっかく時間を使うなら仕事に直接役に立ちそうな何かに時間を使う

          【開設】読書とアウトプット【#0】