ラブホテルが多い地域は出生率が高い！？ラブホテルについて真面目に分析してみた
突然ですが、日本にラブホテルが何軒あるか知っていますか？
ラブホテルとは、店舗型性風俗特殊営業４号（モーテル・ラブホテル等）として届出された旅館施設のことで、警察庁が把握するだけで全国に約5,000軒あるそうです。
さらに届出をせずに一般ホテルに偽装しているものも含めると、実態は5,000軒をゆうに超えるとか。
一体どこにそんなにホテルが！？
ということで今回はラブホテルについて様々な角度から分析してみました。
ラブホテルは年々減少している
まずは全国のラブホテル数について、過去５年の推移をグラフにしました。
年々なだらかに減少していますね。
2018年は5,417軒だったのが、2022年には4,885軒となっており、毎年100件程度が廃業していると思われます。
地方都市の人口減少、若者の車離れ、自治体による規制の強化などさまざまな要因があるようです。
では実際にラブホテルの多い地域はどこでしょうか。
ラブホテルが多い地域は出生率が高い！？
こちらは都道府県ごとの20歳以上の人口10万人あたりのラブホテル店舗数を、色の濃淡で可視化した地図です。
色が濃くなるにつれ、店舗数が多くなることを表しています。
九州と東北が多いように見えますね。
ランキング形式でもう少しみてみます。
最も店舗数が多いのは佐賀県で、20歳以上人口10万人あたり10.59軒。２位は宮崎県（9.42軒）、３位は福島県（8.93軒）でした。
一方、最も店舗数が少ないのは神奈川県で2.56軒でした。
次にこのデータを都道府県別の出生率と比較してみることにします。
この図は都道府県ごとのラブホテル店舗数と合計特殊出生率の関連を表したものです。
ラブホテル数と出生率には正の相関関係がある、つまりラブホテルが多い都道府県ほど出生率が高い傾向にあるといえます。
驚きですよね。
もちろん相関関係と因果関係は別物ですので「出生率を上げたければラブホテルを建てればいい」というわけではありません。
ですが「風が吹けば桶屋が儲かる」と言われるように、巡り巡って影響があるのかも…そう考えるといろいろ楽しめますね。
続いて市区町村別のランキングです。
1位の岩手県雫石町は20歳以上人口13,490人に対してホテルが11軒とかなり多いですね。調べたところ雫石町は岩手県屈指のホテル街があり、通称「子作り村」と呼ばれているとか…。なかなかのパワーワードですな。
なお、このランキングはホテル数が１軒増減するだけで順位が大きく変動します。順位よりも、上位にはこんな市区町村が入っているんだ、くらいの感じで見てもらえるとうれしいです。
東京都のラブホテル分布
次に、東京都区内にフォーカスし、ホテルの分布を調べてみました。
ピンク色のピンがラブホテルの位置を表します。
東京都23区内は新宿、渋谷、池袋、上野、鶯谷、錦糸町に密集していることがわかりますね。
さらにその中から「新宿」にフォーカスしてみましょう。
日本最大級の歓楽街「歌舞伎町」がある新宿。
青枠で囲ったエリアが歌舞伎町ですが、表側は飲食や遊び場を中心とした歓楽街となっており、その裏側にホテル街がびっしりと並ぶ構成になっていることがわかります。
歌舞伎町全体がまるでリビングと寝室がつながったツールームのような、欲望に対して計算された街のように見えてきます。
また歌舞伎町以外にはほとんどラブホテルが見られません。これは多くの自治体が営業禁止区域を定めており、特定のエリアでのみ営業が許可されているためかと思います。いわゆる「ラブホテル街」となる所以ですね。
AIの考えた最強のラブホテル名
今度は視点を変えて、全国約5000軒のラブホテルの名前から、どのような単語が多く使われているかテキスト分析してみました。
ロマンチックな単語やラグジュアリー感のある単語が多い印象ですね。
これらをうまく取り入れれば最強のホテル名になりそうです。
ということでChatGPTにラブホテルのネーミングを考えてもらうことにしました。
ChatGPTが出した答えがこれです
おぉ！やるじゃないか！
特に３番の「スターリバーグリーン・ラブシティ」の詰め込み感。コンセプトも壮大でいいですね。
いつかホテルを開業することになった暁には「スターリバーグリーン・ラブシティ」で行こうと思います。
まとめ
このnoteを書くにあたりラブホテルを調べまくったところ、ブラウザ履歴がラブホテルだらけになり、さらに困ったことに近所のホテル情報まで勝手に出てくるようになってしまいました。
完全にラブホテルに興味がある人としてウェブ広告にターゲティングされてしまったようです。なんてこった…。
ということでこの暗闇から抜け出すため
(？)、日本をラブホテルの光で照らして終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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