営業再開した映画館で観たい新作は 『鬼滅の刃』と『コンフィデンスマンJP』
GEM Partnersは6月13日~15日、新型コロナウイルス流行下でのエンタテイメント消費行動に関する調査の第4回(回答者数3,872人)を実施いたしました。今回はその中から、映画館での映画鑑賞に関する結果をご報告します。
【1】映画館での鑑賞意向が高い新作は『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』と『コンフィデンスマンJP プリンセス編』。
今後公開予定の下記16作品のうち、鑑賞意向が最も高い作品は『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』となった。僅差で『コンフィデンスマンJP プリンセス編』が続き、3位は『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』。以下、『今日から俺は‼劇場版』『トップガン マーヴェリック』『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が続く。
【2】映画館での鑑賞を「自粛した方がよい」という意識は4月下旬から大きく低下した。
第1回調査(4月25日)時点では、「絶対に自粛した方がよい」が70%と非常に高かったが、徐々に低下してきており、今回26%となった。一方で「自粛しなくてよい」(あまり自粛しなくてよい+まったく自粛しなくてよい)は1割程度にとどまる。
【3】映画館が営業再開していることはまだ浸透しきっていない状態だが、今後の大作の公開に伴い、徐々に映画館での鑑賞に対する関心は上がるだろう。
緊急事態宣言を受けて映画館は休業していたが、宣言の解除を受けて5月から地域別に順次再開し、6月上旬には全国の大手映画館のほとんどが営業を再開している。年間1本以上映画館鑑賞者の6月13日~15日時点での営業再開後の映画館での鑑賞率は5%。映画館の営業再開の認知は55%と半数程度である。
年間鑑賞本数別に見ると、映画コア層は9割が映画館の営業再開を認知しており、2割弱が映画館に戻ってきていることがわかる。映画ライト層はまだ再開したことの認知も低い状態だが、これから新作の公開がされていく中で、映画館での鑑賞に関心が戻ることを期待したい。
■調査概要
【調査方法】インターネットアンケート
【調査対象】全国に住む15~69歳の男女
【調査実施日】2020年6月13日(土)~15日(月)
【回答者数】3,872人
【数値重みづけ】総務省発表の人口統計、弊社実施調査を参考に回答者を性年代・映画鑑賞頻度別に重みづけ
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