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わたしの働く意味

“働くってなんだろう“

私は、元々は福祉職でした。
福祉の大学に通い、ボランティアに明け暮れる日々。そして。現場に実習。
そんな4年間を過ごし、国家資格である「社会福祉士」と「精神保健福祉士」を取得したんですよね。
卒業後には県内の精神科の福祉職として務めて、デイケアや就労支援施設に配属になりました。
この時は、まさか自分が美容の道に進むとかヨガの道に進むとかは全く想像もしていなかったです。(当たり前か)

美容部員という職を選んだのは、正直「なんとなく人に喜ばれそうだから」でした。
デイケアに働いているときに、一度だけ利用者の女性たちにお化粧をスタッフでしたんです。いつもは、ほとんど反応なんでしない方が化粧をすると喜んだ。
そんな姿を見て「何歳になっても女性は綺麗でいたいんだなぁ」と強く感じたんです。

精神科を退職してから、私はフリーターの道を歩みました。
そろそろ正社員で働こうかな〜と思って求人を見ていたら、美容部員の募集があったんですよね。
「これは応募しなきゃ」と思い応募したわけです。
家族は「経験もないのに受かるわけないでしょ」と半ば呆れ顔。
それでも可能性があるなら美容というものを知っていきたい。その経験が、いつか誰かの役に立つかもしれない。
そんな思いで臨んだ面接と試験。見事に採用されました。
そこから私の4年半の美容部員の歩みが始まったんです。

福祉職もそうですが、美容部員もそう。そして、現在のヨガもそう。
私は“人から喜ばれること“に働く意味を見出しているのかもしれません。
喜ばれると純粋に嬉しい。誰かの役に立てると純粋に嬉しい。
それこそが私の働く原動力。

美容部員を退職したのは、婦人科の病気が発覚したからです。
子宮内膜症 チョコレート嚢胞。私の場合は両方の卵巣にこぶし大の嚢胞ができて、子宮の後ろでくっついてしまって手術という選択肢しか残されていませんでした。
その病気を機に健康にも気を配っていきたいと退職したんです。
そして、さまざまなご縁がありヨガのインストラクターという道を歩むことになりました。

ヨガは美容と健康に通じる。
結局は美容という面では美容部員と繋がっていたんですよね。
さらに、ヨガは“自分と対話する“という心を整えることにも繋がります。

もうすぐヨガのインストラクターを始めて丸4年が経ちます。
来年は5年目。
沢山のかたの変化や喜びの場に立ち会えました。
そう考えると、やはり私にとっての働く意味は「他者貢献」なんだと思います。

自分が学び、経験したことを活かして誰かの役に立てること。

その気持ちを忘れずに今後も“はたらく“ということをしていきたいと思うのでした。

上村ゆい

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