美しい言葉を
美しい所作(7)
~語彙力を豊かに~
発する言葉は自身を表す一部です。
乱雑な言葉を発すれば、一瞬で美しさは損なわれます。
発する言葉には品性が表れます。
品があり、知性溢れる言葉を発するようにしましょう。
知性溢れる言葉を発する為には、語彙力が必要です。
同じ「美しい」と言う言葉でも、
「艶やか あでやか」・「麗しい うるわしい」・「秀麗 しゅうれい」・「婉美 えんび」・「端正 たんせい」・「楚々 そそ」
等といろいろな言い方があります。
それぞれには含まれる意味合いが異なり、知識として蓄えておくと表現力も豊かになります。
また
「ご紹介いただき、ありがとうございます」
を
「ご縁をいただき、ありがとうございます」
等と、より心温まる言い方をすると、知性を感じさせられます。
そして、声高で捲し立てるように話すのではなく、落ち着いた声色でゆったりと、一言一言発する言葉を考えながら滑らかに話すようにすると、その穏やかさに、人物にも話している内容にも自然と耳が傾き、人は惹かれるようになります。
丁寧に言葉を発することで、声のトーンにも意識が及ぶようになります。
アクセサリー同様、言葉は自身を際立たせてくれるものです。
品があり、知性溢れる言葉を発して、自身を美しく輝かせましょう。
~美は一日にして成らず~
~次回へ~