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しっかりとした根幹を築き上げる Vol.2 ~続き~

美しい所作(8)

美しい姿で食事を

~周りを不快にさせない~

食事と言う行為は、食事中を見られたくないという方がいらっしゃるほど、実はデリケートで、人間性が現れる姿です。
それは、

「食べると言う行為は、欲求行為の一つで、無防備になっている醜い姿を恥じらい、見られたくない」

からです。
その為、美意識がおありの方で共感された方ほど、食事中のしぐさに気を配るのではないかと思います。

欲求の赴くまま我を忘れたかのように、ガツガツ食べる・音を立てて食べる・犬食い ...。
これらの姿を見て幻滅することもあるかと思います。
その為、周りを不快にさせないように食事中のマナーが決められたことも一つの理由だと思います。

代表的に、和食・洋食・中華と食事のマナーには違いがありますが、特に改まった席で美しく振る舞うには、マナーは把握しておくべきです。
これで良いのか、ドキドキ、オドオドして振る舞うより、少しでも知識があれば堂々と振る舞えます。
完璧ではなくても頭の中に入れておきたいものです。

~これだけで美しく~

 「食事中、頭の位置は動かさない」
 「箸・カトラリーを口に運ぶ」
 「犬食いはNG」
    「食べ終えたあとこそ綺麗に」

背筋が伸びた姿勢に、頭の位置は動かさず、ゆっくりと箸、カトラリーを口に運ぶ姿に、細かいマナーは別として、それだけで美しい姿に見えます。

口に入れたものはゆっくりと咀嚼し、口に食べ物が入っている間は話さない。
犬食いは不快で見苦しい姿です。
食べ物に口を近づけるのではなく、口に食べ物を運びましょう。

そして何よりも食べ終えた器類の見た目ほど美しくしましょう。
食器やカトラリー類の置き方等、乱雑に置いたり扱えば、せっかく今まで美しい姿で食事をしていても、最後のしぐさで台無しになります。
食べ終えたあとのかたちほど、美しさが表れます。

「ありがたくいただきました。」
と言う姿勢が表れるように、食べ終えたあとほど、美しい姿を残しましょう。

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