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「石榴」オペインタビュー

8月12日・13日に旗揚げ公演「石榴」を行う「劇団HEN/SHIN」。
これまで、スタッフインタビュー・劇団員インタビュー、役者インタビューを行わせていただきました。

そして今回は、「石榴」を裏から支えるオペレーションの方々のうち照明を担当する、

♦︎伊佐間菜摘(照明、制作・Web)
♦︎神先綾乃   (照明)
※2人は立教大学の演劇サークル 劇団テアトルジュンヌの出身です

以上のお二方に、堀越(制作・Web)がインタビューしました。まずはそのお二人の基本情報から見ていきましょう!

〜基本情報〜


今回も以下の基本情報についてお伺いしました。
①MBTI②変身を解くと?③趣味・特技④座右の銘

伊佐間菜摘(照明、制作・Web)


INFP
+MBTI初めてやってみました!全部が合ってるとは思わないけど、内向的なところは自分っぽいと思います。

ズボラOL(ズボラさが年々酷くなっている…)

趣味はドラマ鑑賞、特技はアイスの早食い

向いてないけど続けるっていうのも才能よ(大好きな朝ドラあまちゃんの名台詞です)

神先綾乃(照明)


INFP
内向的で感情的…は正しくそうです。人の話を聞くのも好きなので、16タイプの中では1番自分に近いと思います!

涙腺ゆるゆるのナマケモノ

読書、TRPG
趣味は読書です。日本文学とホラーが好き。
加えて最近はTRPG。演劇に通ずる部分もあるので…。

人は自分を映す鏡
ちょっと独自の解釈ですが。他人が自分へ向けてくる顔は、自分がその人に向けている顔だと思っています。

~オペインタビュー ~

Q.演劇を始めたきっかけ


伊佐間:親が映画が好きで、映画館に連れていってもらっていて。映像作品を見るのが好きだったんです。
それで、高校に入って、何かいきなり道具なしで始められる部活動に入りたいなーと思ってたら、演劇部があったので、もともと演技しているのを見るのが好きだったんで、じゃあこれ幸いとばかりに入って、それがたのしかったので高校、大学と演劇を続けていて、それで今回も、こうやって参加させていただけることになりました。

神先:私は大学から演劇を始めたんですけど、直接のきっかけとしては、伊佐間さんも出ていられた劇団テアトルジュンヌの4月公演を見て。
元々は小説を書いたりもしていて。また中高は演劇には携わらず吹奏楽をやっていたんですけど、そこで「何か新しいことしたいなあ」「人と一緒に表現活動をしたいな」って思ってた時に演劇っていう選択肢があって、それでジュンヌを見にいって、すごく楽しそうだったので始めたという感じです。

Q.「石榴」に参加したのは何故?


伊佐間:まず、A-ta.から元々「ちょっと演劇そろそろまた始めたいな」っていう相談が今年あって。私もサークル時代にA-ta.の姿を見ていたのもあって、すごくしっかりしていて信頼のおける後輩、まあ今は後輩というよりはもうなんか仲間みたいな感じなんだけど。そんなA-ta.に誘われて、私も主催者はじめ、今の劇団員の三人のことを知っていたからこそ、「あ、一緒に作品作りたいな」と思い参加しました。

神先:在学時代、例えばA-ta.に関しては「演劇を社会人になってからもやりたいから、その時はぜひ参加してほしい」というふうにいってもらっていたので、今回ついにということで、「ぜひ参加させてほしい」というようにお声がけして、参加させていただきました。

Q.座組の雰囲気について


神先:練習参加回数はまだそんなに多くないとはいえ、すごくいい意味で、大学時代とあまり変わらないな、ジュンヌの雰囲気と近いなっていうのはあります。
すごいアットホームだったり、久々に練習に参加したりする時なんかも、すごく自然に受け入れてもらえるみたいな、そういった空気が変わらない部分で、すごく居心地がいいです。

伊佐間:ジュンヌの舞台なだけあって、雰囲気は似てるんですけど、初めましての方とか、現役のジュンヌ生とかもいる中で、それでもあまり気負わずにいられる空間はありがたいなって。あとは、みんながそれぞれ自分の希望で集まってきてくれた集団だからこそ、それぞれができるやり方で一つの公演を作っているのっていいなと思いました。

Q.「石榴」台本を読んだ時の第一印象と、今の印象


伊佐間:最初読んだ時は、内容が重いな、特にそこで描かれる男性陣に対してあんまりいい印象を持っていなかったんだけど、実際に稽古しているのを見てると、それぞれがそういう人物になった背景にも想像が及んで、そういうのがわかってきたので、内容が身近に感じられるようになりました。

神先:私は最初にA-ta.に見せてもらった時「わーめっちゃ好きー」って思った記憶があるんですけど(笑)。元々A-ta.の作品はコメディ色が強いというふうに聞いていたので、こんな重厚なテーマもいけるんだなと思いました。
印象の変化としては、最初は信頼できない語り手とか、精神の不安定な主人公とか、何が本当なのかわからないのが、演劇にするとすごく難しいと思うのと同時に、もしできたら面白いと思いました。今実際に演出や演技がついた状態で改めて脚本を見ると、人それぞれ抱えているものが違うと物事の捉え方も変わってくるというのがすごく伝わってきて。読むたびに考え方が変わる脚本だと思います。

Q.自分の部署の仕事を一言で表すなら?


伊佐間:ちょっと考えてたのが、タルトケーキのタルト部分というか(笑)。
これはサークル時代も話してたんだけど、「ずっと暗転のままだったら演劇始まらないぞー」ってことずっと言ってて(笑)。
こういう評価値があったから、こう、タルト生地みたいな、ケーキの支えであって、尚且つケーキを美味しくさせるものかなって。音響など他の役割と併せて、より演劇を美味しく、楽しくさせるものって印象です。

神先:縁の下の力持ちでありつつ、ただ、実はわかりやすく舞台全体に色を与えていて。もちろん役者さんと違って表に出るわけではないですし、意識しないで見ようと思えばできると思うんですけど、それでも照明の操作が1秒でも遅れると見てる人の印象が大きく変わる。そう言った意味で、作品の視覚的な印象を強く操作する部署なんじゃないかと思ってます。裏方でありつつ、裏ボス?(笑)段々支配していくような(笑)。

Q.『演劇のここが楽しい/好き!』どんなとこ?


伊佐間:演劇のいいところは、長い時間をかけて準備してきても公演は一瞬で終わってしまう、でもそこに全部込められているというところです。その場で演じたり、その場で光を当てたり、公演ごとに絶対どこか違うわけで、他の映像作品にはない演劇の特徴だと思うし、みんなの演劇が好きなところってそういうところかなって。
また、演劇の本番以外でも、いろんな部署のいろんな方と関われるのが楽しいと思います。

神先:最初に、自分がやっていて思ったのが、実際の舞台作品の他にも例えば制作や舞台美術だったり、本当にゼロから自分たちで作り上げていく、また参加している全員のこだわりだったり意識だったりがあって、それでいて実際にお客様にお届けできるのは数十分で、見るたびに違う、作品自身が生きているってことです。誰が演じているか、誰が携わっているか、誰が見にきているかによって作品も変わってきますし、そういった意味で変幻自在ですね。参加していると自分が生き生きしているなって感じますし、同じように生き生きしている人たちと関わって作品を作るっていうのがすごく楽しいです。

伊佐間:みんなで作品を作るってこと自体が楽しいよね。

Q.お客様へメッセージ(見どころなど)


伊佐間:なんて言うんだろ。作品の一番冒頭だけだと何もわからないと思うんですけど、キャラクターそれぞれの成り立ちとか個性とか、すごい細やかなところにまで作演のA-ta.の手が行き届いているので、丁寧に味わってみてほしいなと思います。

神先:ある種、シーンひとつひとつのインパクトの強い作品なんですけど、そこで立ち止まらず、ぜひ作品全体を何度でも味わってほしいです。思い出すたびに深みを増す作品だと思うので、観劇後1週間ぐらいは「石榴」の世界観に囚われ続けていてほしいですね(笑)。日常生活の中でフラッシュバックするみたいに思い出してほしいです。

伊佐間:ぜひフライヤーとかを見返してほしいですね、これってこう言う意味だったのか、みたいに思い出してほしいですね。



左から、伊佐間菜摘(照明、制作Web)、
神先綾乃(照明)

(インタビューまとめ 堀越)


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【公演情報】
劇団HEN/SHIN 旗揚げ公演 「名前のない演劇祭白」参加作品
「石榴」
脚本・演出 A-ta.
⚖️公演日程⚖️
・8/12(月・祝) 19:30開場/20:00開演
・8/13(火) 19:30開場/20:00開演
⚖️会場⚖️
北池袋新生館シアター


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