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【職業病】
ピアノ調律の仕事をしていた。
だから、音律が狂ったピアノの演奏を聴く度に、〈音〉が気になって〈音楽〉が耳に入ってこないことが多かった。
折角の演奏が台無しじゃないか!調律すれば演奏がもっと美しくなるのになぁ・・と
これは、調律を生業とする者の職業病なのである。
・・実は、今でもその「病気」は治ってはいない。
〈音楽〉を聴かずに〈音〉を聴く・・
世の中には色々な分野の専門家がいる。彼等はいつでも、自分の分野の物差しでものを見ているのだろう。
専門的能力は、時に人の邪魔をする。
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