年明け早々にクルマで遠出をしなければならなくなった。
天気予報では雪が降るだろうと予測している。雪が降るとなれば、タイヤをスタッドレスタイヤに交換しておかなければならない。
しかし、目的地までの距離が片道400km弱はある。そんな長距離をスタッドレスタイヤで走りたくはなかったので、履き換えようかどうしようかと迷っていた。
ところが家内がヤイのヤイのというのだ。
「父さん❗️念のためにスタッドレスに換えといたほうがいいよ❗️」
そんなに雪は降らないだろうと思っていた僕なので、交換する気持ちはあまりなかったのだが、家内のしつこい進言に従って、嫌々スタッドレスタイヤに交換したのである。
果たして、天候は僕の予想を裏切り、予報通りに前日から雪が降り始めた。そして出発の日の朝には道路が真っ白になっていたのである。
雪ダルマ状態になったクルマの屋根から雪を下ろすと、コンコンと雪が降り注ぐ中、家内を乗せて僕はクルマをスタートさせたのである。
高速道路は通行止めにはなっていなかったが、冬用タイヤの着用と制限速度50kmの規制が出ていた。
クルマは本線に入り、いよいよ雪の高速道路を走ることになったのであった。
ところで、最近のスタッドレスタイヤは性能がいいとは言え、何台ものクルマのタイヤで踏み固められた道路はゴツゴツとした氷状態になっていて、タマに「ズルッ❗️」っと横滑りをするのだ。これは気持が悪い。
そして、雪が強烈に降ってくると前方が真っ白になって視界が極端に悪くなる。これは危ないからとヘッドライトをハイビームに切り替えると、雪が光って余計に見えなくなる。
ワイパーも常時稼働させながら走る訳なのだが、ワイパーブレードに着いた雪が凍ってしまってフロントガラスを上手く拭いてくれないから前が見え辛い。
また、長時間雪道を走行していると、タイヤとタイヤハウスの間にに雪がギッシリと詰まってしまってハンドルが切れなくなることがあるので大変に危険なのだ。
窓の内側が結露で曇ってしまうわで、雪道のドライブは危険がいっぱいなのである。
それでも400km弱の工程をなんとか無事に走破して、目的地に辿り着くことが出来たのである。片道が述べ6時間強のドライブであった。
スタッドレスタイヤでなければ絶対に無理だった。
ヤイのヤイのと言われたけれども、履き替えることを急かしてくれた家内に、今回だけは大感謝しなければならなかった。
「今回だけは、は余分よ❗️」
なんていう家内の声が聞こえてきそうであるが・・・