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日本人の国民性と転職活動の関係性について考察してみた



こんばんは!パッション本多です\(^o^)/


皆さん土日をいかにして過ごされていますでしょうか?
しっかり平日頑張った後の土日は格別ですし、また平日の力を蓄えるための大事な2日間ですよね!!!
皆さん土日も大切に過ごしましょう!


はじめに


さて!
今日は初の土日投稿ということもあるので、少しコラム気味な投稿にしてみようと思いますよ!

こちらの投稿も懐かしいですね(笑)
こちらで紹介させて頂いた「自己紹介」で、私の専門領域について以下のように書かせて頂きました。

社会学や政治学、経済学など、色々な見地から社会の今後を見通すような営みに耽っていた。

こちらに絡めて、今日は日本人の国民性と転職の関係性について少し考察してみました!テーマが壮大ですが、シンプルにまとめてみていますので、ぜひご興味頂いたらご覧ください!

それでは早速いってみましょう!


日本人の国民性は?


そもそも国民性についてですが、以下のような定義になっています。

その国の歴史や風土に起因し、国民共通に見られると考えられる気質
である。
Wikipedia参照

簡単に言うと「国民共通の気質」ですね。感情の傾向や性質を表していますが、今回は「モノの考え方、感じ方」という観点で考えてみたいと思います!

以下3つの国民性を挙げさせて頂きました。
※あくまでも一般的なイメージの話であって、必ずしも全ての日本人に
 当てはまるものではないことは、頭の片隅に入れておいて下さいね。

★ 閉鎖性
★ プロセス重視
★ 感性重視

「閉鎖性」
あまり日本人は外に出たがりません。これは例えば、江戸・明治からの「ムラ社会」の気質がそのまま出ているでしょう。全ての事柄が「国」や「村」で完結し、そこがある種の一世界として機能していました。更に、地形的にも極東の島国ということもあり、人の流出入が多くはありませんでした。
「プロセス重視」
上記の「閉鎖性」と関連しています。「ムラ社会」という事で、地縁や血縁も重視されていたこともあり、持続的な関係性維持のため「全員が円満に進むためには?」というプロセス重視の考え方が重視されました。全員の関係性を壊すような人がいたときには「村八分」という制度もありましたし、この円満性維持のための「プロセス重視」は日本人の国民性の1つでしょう。
「感性重視」
これも上記2つの話と関連してきます。「感性」の対義語である「論理」は、マルかバツかを明確に切り分けます。これは日本人の「プロセス重視」の考え方とは相容れません。「ムラ社会」においては、マルでもマイナスになることもありますし、バツでもプラスになることもあります。それは人と人との関係性で絆を深める「ムラ社会」ならではの特徴かもしれません。人の感情に寄り添っているからこそ、その分「感性」も豊かになります。四季の移り変わりや自然の荘厳さも感じられる日本ならではの自然環境も起因しているでしょう。

以上見てきましたが、冒頭の国民性の定義で見た「歴史」「風土」に大きく国民性が左右されていることがお分かり頂けたと思います。ただ、最近ではこういった「日本人の国民性」だけでは上手くいかないケースも出て来ていますね。ここの話は後ほど触れていきます。


アメリカ人の国民性は?


参考として、アメリカを比較対象として見てみたいと思います。

※先と同様、あくまでも一般的なイメージの話であって、必ずしも全ての
 アメリカ人に当てはまるものではありません。

★ 開放性
★ 結果重視
★ 論理重視

「開放性」
アメリカでは多くの人種、民族の人が行き交う場所だから、という風土的観点があります。元々ヨーロッパにいたピューリタンが新天地を求めて移住したことからアメリカの歴史が始まっており、そこには日本のような古来の歴史や国家がなかったので、多くの人が自由に出入りできる場として機能していたのだと思います。それがフランクでオープンなコミュニケーションを生み出し、上下関係も、見知らぬ人への対応も日本ほど厳しくはありませんね。
「結果重視」
上記した移民の歴史を振り返ると、アメリカはピューリタンが、元々いた原住民を「開拓」という名のもとに統治していった歴史でした。つまり、移民1人1人に常にチャンスがあり、そこでそれぞれの新しい夢を切り開いていこうとする「アメリカンドリーム」の考え方が根底にはあったということです。つまり、日本のような歴史的な、伝統的な価値観や正解はなく、1人1人が正解や成功を導き出していく「結果重視」の風土を生み出したと考えられます。
「論理性」
アメリカにおいては、単一国家に近い形態を取る日本と違って、「人種のるつぼ」と言われるほどの多種多様な人種・価値観が集まる場所です。そんな場所でビジネスや国家運営を行う上では、前例や慣習、感情論をベースとしていては、話がまとまりません。そんな中で正解を導き出すためには、やはり「論理」が便利です。私個人の経験談ですが、「論理」さえしっかりしていれば、アメリカやヨーロッパではしっかり人の意見を尊重するベースがあると思っています。


転職のプロセスの確認


かなりがっつり「国民性」について言及してしまいましたが…(笑) ここで「転職」の方に話を戻していきます!!!

転職のプロセスは大きく分けると4つのプロセスです。

分析 ⇒ 選考 ⇒ 内定・承諾 ⇒ 入社

「分析」
自分、企業、そして市場(世の中)が今どうなっているのか。そして、今後どうなっていくのか、を把握することです。自己分析や企業分析等という言葉は一般的ですよね。
「選考」
上記分析を基に、実際に自分が気になる企業を中心に選考を受けます。書類選考から基本的に始まり、面接を数回受けていくのが一般的な流れです。
「内定・承諾」
企業から内定を頂き、その後、入社する企業を選択するのがこのフェーズです。内定後の年収交渉や、退職企業との退職交渉なども、ここでは大きなトピックスとなります。
「入社」
入社後
の話です。転職活動においては、入社後にしっかり活躍できるかまでがポイントになります。

これはどの国でも基本的に当てはまる「一般則」として捉えて問題ないかなと思っています。改めて転職活動にはこういったフェーズがあることをご認識してもらえればと思います!!!


(考察)日本人の国民性と転職活動の関係性について


最後に、以上の国民性や転職活動プロセスの話を基にして、日本人の国民性が転職活動の関係性について、人材エージェントの視点も交えながら考察してみたいと思います!

話も長くなってきていますので、全3点にまとめました!

➀ 企業分析は安易な発想でなく柔軟な思考で
「日系企業だし」という安易な発想で、「日本人の国民性」で説明したような性質を企業に当てはめることは早計です。現状、日本はグローバル経済の波に揉まれて、古い体質から変化しなければ生き残れない環境にあります。今回説明させて頂いた「アメリカ人の国民性」という観点を取り入れた企業経営をしている企業も多数あります。逆にこういった情勢に対応できていない企業は、今後停滞する未来が待っていると思いますので、将来性の観点から言えば、少しマイナスポイントになってしまうかもしれません。
➁ 選考で重視すべき観点
選考でよく陥りがちなのが、「今までどんな結果を残してきたのか」という話に終始してしまうことです。日本人は、全てとは言いませんが、上記の「日本人の国民性」を少なからず重視している人が多いと思います。そこを加味してみると、「結果を出していく上で、何を重視してきたのか?」「どう周りを巻き込んできたのか?」という観点の話を盛り込むことで、共感や説得性を企業に与えることができるかもしれません。
③ 入社する会社の性質にあわせる大切さ
入社後の立ち振る舞いも、企業によって変わってくるかもしれません。転職はある意味「よそ者」として入っていく訳ですから、企業としての閉鎖性が高そうなのであれば、関係性を構築したり、企業としての価値観や考え方をしっかり理解した上で立ち振る舞う方が成果に結びつけやすいと思いますし、開放性が高そうであれば、勿論上記の立ち振る舞いも大事かと思いますが、早期で結果を出すためにどうすればいいかを論理的に導き出し、実行することが成果に結びつきやすいかもしれません。

以上となります!
私の専門である分野から今回考察させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか??

ちょっと書いていて「専門的内容が多くなりすぎたかな…?」とかなり心配している側面もあるのですが(笑) 少しでも皆さんの明日からの活動のお役に立てればと思っています!

明日も引き続きしっかり休んでいきましょう!
それでは、おやすみなさい…

パッション本多\(^o^)/

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