見出し画像

プロフェッショナルに憧れ続けるアラサーの話。

小学生の時に初めて掲げた将来の夢は、「ゲームのシナリオライターになってスクエアソフトに入社する」だったと思う。理由はFFがすごく好きだったから。時は流れスクエアソフトはまさかのスクエニになってしまった…。それは関係ないけど。ちなみにこの夢は結構あっさり諦めた。ファンタジー溢れるストーリーを、あらすじだけでも考えようと何度かしたけど一度もまともなものにならなかったから。

それから、絵を描くのが好きだったのと高校の時の裁縫のクラスがめちゃくちゃ楽しかったのとで、高校卒業時にはファッションデザインの学科への進学を検討したし、実際受験もした。でもその道で生計を立てていける気がしなかった(そこまで頑張れる気がしなかった)から、結局全然なんの専門でもない学部へ進学した。大学の知名度があるからそれでいっか、と。とりあえず楽な方へ流れていった。

就活は結局、そのタイミングで無理なく内定がもらえるところに決めたし、しかも3年勤めたその会社で、その後に繋がる経験は積まなかった。それは会社が悪いんじゃなくて、私がちゃんとそういう志を持って仕事に向き合っていなかった。新卒だから教えてもらって当たり前、とりあえず働いているんだからお給料もらって当たり前、みたいな、どうしようもない若者だった。

それ故何歳になっても、こんな生き方でいいのかな…って思っている。自分らしい生き方とか、自分がしたいことをする人生とか、もちろんできたらいいけどそんなこと結局一部の人しかできないしなあ、ってその度に諦めたり。でもそれでも、そんな中でも私がやりたいと思えることとか、楽しいと思えることはないのかな…って、思い出したように考えたりする。

本読むの好きだからブックコンシェルジュになりたいと思った。(多分テレビで見たんだと思う)
でも私興味ない本は全然読めないんだった。夜は短し歩けよ乙女が、どーーーーしても読めなかった。売れた本だし、いい本なはず、と思って少しずつどうにか読み進めようとしたけど、半分もいかないうちに結局諦めた。苦痛感じてまで読まなきゃいけない理由はなかろう…と思ったから。他にも、少ないけど途中で読むのやめた本はあるし、授業のために買った本なんかは、ほとんどがどうにか最後まで読んだけど頭に何にも残ってなかった。
そもそも正直なところ、どんなに“良い!最高!!!!”と思った本も、一週間後にはあらすじも覚えてない。そんなブックコンシェルジュはこの世にいない。いや、要らない。

裁縫とかはまだ好きだし、minneで細々と子供服作って売ってみようか、と思った。こういうの欲しいんだよなあ、って思う服とかって意外とないし、あってもサイズがなかったりするから。ファストファッションに対抗できるのはオンリーワン商法なのかなあと思うよねなんとなく…ど素人の考えだけど。でも実際は原価(材料費)とかかる手間、相場価格を考えると相当売れるようにならないと全然プラスにならないし、プラスになっても限度があるし、時給換算したらかなり安そう…と思って手出せない。それでも好きならやればいいのかもしれないけど、やっぱりそのリスクを背負えない私。

他にもちょこちょこ、思い付いては「黒字に持っていける気がしない無理」ってなってることばかり。とにかく、手に職がある人を羨ましく思う。誰にでもできる仕事でしかお給料をもらえない、しかも誰でもできるから時給も安いしめちゃくちゃ仕事内容はつまんない、でもそれでも自分で何かを一から始めるよりずっとまとまったお金になる、という色々な事実と葛藤…

つら~~~~。

プロフェッショナリズムへの憧れが半端ない!意識高い若者の投稿とか眩しすぎる!嫉妬心すら沸かない!(いやアラサーが嫉妬してたら怖いか)
でも今タイムスリップして10代に戻ったとしてもまた楽な方へ流されるんだろうな!私そういう人間ですもの。でも、ただでさえ若くないのに投資もせずリスクも負わず何か始めるのは無理だしなあ。なんかいつも結論同じこと言っている気はする。第二子とかもし産んだりしたら、それこそもう自分のことなんて言っていられなくなるのかなあ。問答無用でパートとして働くしかないんだろうか。

可能性が無限にあったのは何歳の頃だったんだろう…。歳のせいじゃないかもしれないけど…未だに現実を受け入れられてないんですけど…。

楽しく金を稼いでキラキラしたいよ~~~~(抽象的)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?