周りの人生。私のものじゃなく、ずっと私のものにならない人生。
実家が裕福で、学生の頃は読モしてて、OLになって、素敵な彼と結婚して本当に雑誌みたいな”かわいい花嫁”になった昔の知人。
ずっとバンド活動してて、でもすごく働いててスキルもあって、料理も上手で友達も多くて、ほんとにいつまでも輝いてそうだなこの人って思わせる、ブログの向こう側の人。
一流企業に勤め、実家に住みながら海外も国内も旅行しまくったり、遊んだり、毎日行ってるの?ってくらいしょっちゅうスタバの写真をInstagramにあげてる女子。
昔は海外でも働いたりしてて、今は外資系の、かなりの成長企業に勤めてて、趣味を充実させ、かつ社会人学生もしている女性。
旦那さんは大企業に転職成功して、子供は保育園に預け、自身はスキル目一杯使えるアルバイトをしつつもプチ起業しているお母さん。
超安定職種を捨て、長年の夢を叶えたいと専門学校に入り直し、節約のために合コンやそこで出逢った男性と飯食って暮らす後輩。
海外で大学を出てカフェで働き、国際結婚をしてハーフの子を産み、しばらくは専業主婦するという友達。
全部、短編小説にできそうな人生だなって思う。女性の生き方もこれほどに多様化できるのかと。眩しくすら感じるけど、でも、その一方で凄く葛藤してたり、今の生き方でいいのかなって悩んでたり、このままこの土地で、この職で生きていくのかなって考えてたり、影になっている部分が、少なからずあるんだなと、もしくはあるんだろうなって思う。完璧な人生は無いし、他人の人生は他人のもので、どんなに羨んでも真似したとしても、自分の人生は絶対違う形を持っているんだよなあ、って思って、そしてまた、私のこの人生は、これからどうなっていくんだろうと、不安の渦に飲まれてしまう。
あ、そういえば来月上旬には、来年度の保育園申込結果が出るはず。その結果によって私の人生は変わるのかな、でも大して変わんないのかな。
「30代で愛する人のための命だと知って、50代でやっぱり俺のための人生だってことに気がついた。諦めることも、何だよと思うこともいっぱいあるけど、ちょっとワガママに生きてみたいなって」
これはエレカシ宮本さんの言葉ですが、(引用元こちら)
今は本当にこどものための人生、と思っているけど、このまま40代、50代になった時、ちゃんと自分の人生って思える何かがあるかなあ、ってすごく不安…。
数年後に、あんな時期もあったなあ、って思えているといいんだけど。