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留学中の家計簿大公開!留学生活って何にお金がかかるの?

みなさんこんにちは!GCSのみずたです。

GCSでイベントを開催すると、「留学ってどのくらいお金がかかりますか?」という質問をよくいただきます。

そんなみなさんの疑問にお応えすべく、GCSでは留学とお金にまつわるイベントをさまざま開催してきました。
しかし、ざっくりとした出費を紹介することがあるものの、具体的にどんなものをいくらで買っていたのかはなかなか情報が入ってきません。

そのため今回は、筆者が留学中に毎日つけていた家計簿を引っ張り出して、内容をご紹介します!
超プライベートな内容でお恥ずかしいですが、留学生活の一例として楽しんでいただけたらと思います。(金額は当時の物価・レート(€1=¥130前後)で日本円に換算していますのでご注意ください⚠️)

留学概要


家計簿大公開の前に、私の留学概要についてお話しします。

留学先:フィンランド・トゥルク大学社会科学部🇫🇮
留学期間:2018年8月〜2019年5月

フィンランド入国日から帰国日までの出費をご紹介!と行きたいところですが、1年間の膨大な出費を記載するのは限界があるため、留学が始まった8月下旬〜9月をピックアップしてご紹介します。

留学先入国後の準備の参考にしてみてください!

8月の出費(入国時〜新生活準備)

¥1,027 simカード購入
フィンランドはsimカードがコンビニなどで気軽に買えます。1週間(もしかしたら2週間かも)使い放題でこのお値段でした。さすがのデジタル先進国!

選択肢はいくつかありますが、dnaという通信会社がメジャーだそうです。

¥6,500 プレゼント購入
アパート入居前に実家に泊めてくれた友人とご家族に、プレゼントを贈りました。

¥2,197 お昼ご飯
フィンランド初の外食。ランチでこのお値段はやっぱり日本と比べると割高です。

¥18,362 キャッシングで現金引き出し(€140)
銀行口座を持っていなかったので街のATMを探し、クレジットカードで現金の引き出しをしました。
フィンランドで現金を使う機会はそんなに多くはなかったので、必要な時にキャッシングをしていました。
フィンランドは比較的治安がいいので被害に遭うことはなかったのですが、街中のATMはクレジットカードが吸い込まれて出てこないというトラブルがあったりします。地域によっては要注意です。

¥881 バス代 ヘルシンキ(首都)→トゥルク(大学所在地)に移動
フィンランドはOnniBusという格安長距離バスがあります。各都市を繋いでいて本数も多く、とても便利。

¥908 スーパーで食料購入
(3食分くらいのパンやヨーグルト、サラダ、インスタント食品を買ってこのお値段でした)

フィンランドのスーパーで初めて買った食材(思ったより安くて驚きました。レストランはお高めですがスーパーは日本とそこまで変わらない気がします。)

¥14,820 Student Union(€107)大学が提供する医療や学生割引が受けられる生協に加入

¥800 IKEA で消耗品購入

¥3,250 引越しを手伝ってくれた友人にプレゼント購入

などなど…合計すると次の通りです。

8月支出内訳
食費 ¥6,147
交通費 ¥2,701
交際費 ¥9,750
雑費 ¥1,320
通信費 ¥1,027
大学関連 ¥14,820

合計¥35,765

8月下旬に入国したため、約1週間の生活の出費です。大学生協の加入などもあり、少し出費が嵩んでいますね。(他にもスーパーや雑貨屋さんでちょこちょこ購入しています)
私はアパートを借りていたのですが、フィンランドのアパートは家具付き物件も多く、家具などの大きな出費なしで生活を始めることができました。学生にはとってもありがたいシステム!

9月の出費

¥39,000 家賃(アパート)
月€600のアパート(2DK+共用サウナ付き)を東北大の同期とシェアして住んでいました。水道費と暖房費込みで€300なので、日本より安いかもしれません。トゥルク大学は寮の場合も€300程度なので、物価の高い北欧でも良心的な価格設定だと思います。

住んでいたアパート(木造ですが、セントラルヒーティングが導入されていて暖かいです)

¥8,580 キャンパスジムの年会費
フィンランドの大学では「Campus Sports」という1年間ジム使い放題の制度があります。スポーツ、ダンス、フィットネスクラスなども受講でき、日本と比べるとかなりお得なシステムです。

エクササイズのクラスの様子

¥3,250 バスカードの購入
Foli というフィンランドのバス会社でカードを購入。日本のSuicaのようにデポジットを€5払ってカードを買い、チャージする方式です。学生用カードもありかなりお安く(たしか片道€1.7〜くらい)乗ることができました。(HPによると現在学割の片道チケットは無くなっているようです)

Foliカード

¥6,058 日用家電の購入
街の家電量販店でドライヤー、ヘアアイロンを購入。髪質が異なるのでアジア人向けの製品の方がいいなと感じました。日本で使い慣れたもので、海外対応のものがあれば持っていく方が良いかもしれません。

¥4,143 1週間分の食料購入
新生活で調味料なども買ったため少しお高めの出費になっています。現地にしかない食材や調味料にトライするのも留学の醍醐味!実はスーパーの物価は日本と変わらないか、物によっては安かったりします。(肉類・魚類は高く、野菜・果物類は安い傾向がありました)

購入品(これは別の買い出しの写真ですが、この量で¥2,000程度です)

¥6,780 H&Mでトレーニングウェアの購入
日本から持ってくるのをすっかり忘れていた、ジム用のウェアを購入。

洋服はファストファッション以外は日本より高い印象です。ヨーロッパはセカンドハンドの洋服屋さんが多くあるので、古着が平気な方は覗いてみるといいかもいいかもしれません。1点モノが見つかるかも…!

こちらはTurkuおすすめの古着屋さんです。安いものだと€3から購入できます!
UFF Vintage Turku

¥389 カフェでコーヒーブレイク
コーヒーブレイクの文化『Kahvitauko(カフヴィタウコ:フィンランド語でコーヒー時間という意味)』があるフィンランドではみんな休憩時間にコーヒーを飲みます。フィンランド留学でコーヒーが大好きになりました。

Trukuで人気のカフェ:Gaggui Kaffela

北欧の生活についてまとめたこちらの記事もぜひ合わせて見てみてください!

¥3,297 1ヶ月分のデータ通信パケットの購入
dnaという通信会社を使っていました。期限が来たら1ヶ月単位でデータ料をトップアップするスタイルです。
データ量無制限・電話料込みだったので、家でも固定のインターネットは契約せず、PCにテザリングして生活していました。日本よりも通信費は安く抑えられます。

¥657 バーで一杯
友人とバーに行って飲んだりすることもありました。日本よりも酒税が高いためバーの値段はお高めです。

¥5,031 サークルの開催するイベントでスウェーデン・ストックホルムに小旅行(ツアー費用)
トゥルク大学にはTaoTaoという東アジア文化に関心のある学生が集まるサークルがあります。(現在活動中かどうかは不明)
フィンランド人やアジア出身の留学生が所属するため、たくさんの人と仲良くなれます。このイベントはフィンランドの学生がストックホルムを案内してくれるツアーでした。
トゥルクとストックホルムは直行フェリーがあるため気軽に遊びにいくことができます。(所要時間11時間ほど、ベッド付きの部屋を往復¥5,000〜でチケットを購入できます、夜行フェリーがおすすめ!)

フェリーの港

¥1,807 フェリーのNight Clubで飲食
フェリーにはベッドルームだけでなくレストランやゲームセンター、クラブなどの娯楽施設がたくさんあります。(フェリー内で遊ぶためだけに乗っている人もいるらしい)あまり治安の良くない場所もあるので身の回りには注意が必要です。

¥1,049 ストックホルム・ノーベル美術館入館料
ノーベル賞の歴史や受賞者について知ることができます。

ノーベル美術館

¥650 トゥルク城入館料
トゥルク城はフィンランド最古の城です。13 世紀後半に建設され、戦争で破壊されたものが修復されて公開されています。

フィンランド・トゥルク城

¥780 トゥルク城内の美術館入館料
トゥルクにまつわる美術品が展示されています。歴史のある都市なのでかなり古い美術品もあり、見どころたっぷりでした。

他にも日用品など細々とした出費がありました。

9月支出内訳
住居費(光熱費含む) ¥40,950
食費 ¥25,627
交通費 ¥5,994
交際費 ¥5,961
雑費 ¥7,976
通信費 ¥3,297
衣類等 ¥19,550
大学関連 ¥8,580

合計¥117,935

留学期間全体の平均出費

留学期間の出費を平均すると次の通りです。
9月〜5月支出平均/月
住居費(光熱費含む) ¥40,011
食費 ¥23,046
交通費 ¥1,670
交際費 ¥17,027
雑費 ¥3,336
通信費 ¥5,420
衣類等 ¥14,166
大学関連 ¥1,060

合計¥105,736/月

奨学金が14万円/月で給付されていたため、生活費のみで合計すると黒字になっています。(休暇中のヨーロッパ旅行で最終的に赤字になってしましましたが…笑)

以上が留学生活のお財布事情でした。みなさんの留学準備の参考になれば幸いです。
出費は住む環境や個人でかなり変わりますが、物価の高い地域でも工夫次第で節約はできると思います。
節約できるところは節約して、現地でしかできない経験に積極的に投資しましょう!

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