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「学生秘書」:若者が地方から流出せず成長できる若手育成プロジェクト

ブランディングデザイナーの青栁です。
地方をクリエイティブでアップデートし続ける事がビジョンです。

思いつきで「学生秘書」というプロジェクトを始めました。
これは僕が若者に様々な機会を提供するために、今すぐ実行できて、しかも負担が少ないプログラムとして考えついたものです。

簡単に説明すると、青栁が関わる様々なプロジェクトに学生が秘書として同行し、プロジェクトのメイキングに参加する事で、学びと体験を得てもらう企画になります。


「学生秘書」は、なぜ生まれたのか


「学生秘書」を思いついたのは、ある大学生の話を聞いた時です。

その学生は、在住の地元を活性化したいという思いが強く、卒業後も地元に留まり、地域活性の活動を少しづつでも実行したいと考えています。

それを人に伝えると「田舎に居るより一度外で学んでから地元に戻り活動したらどうか」と言われたり、「そもそも地方を離れた方が良いんじゃないか」と言われ悩みます。でも地元に留まりたいという思いは強くありました。

それを聞いたとき、僕の今の状況が解決策になるんじゃないかとピンときました。僕は栃木以外で生活をしたことがありませんが、栃木を拠点にしながら県内外の地域に自ら赴く事で、他地域の事例を学び、自身のプロジェクトに活かしています。

「卒業したら僕と同じようにやりなよ!」とアドバイスで終わるのは簡単。確かに卒業後からでも良いかもしれないけど、今からでも実行できることがあるかもしれないと考えてみました。


若者を育てたいけど時間がない。
だから「ながら時間」を活用

その学生が成長できる機会をどうやったら提供できるかを考えました。
とはいえ、僕もこう見えて暇ではありません。僕としてもできるだけ時間的制約が少ない状態が理想です。

そこで思いついたのが、僕の活動に秘書として同行させてしまうことでした。元々僕の予定として入っていたもに付いて来てもらえば、別な時間を用意する必要もありません。

つまり、僕の「ながら時間」を学生の学びの時間にしちゃいます。
・運転しながら
・プロジェクトに参加しながら
・アイデアを考えながら
・ブランディングを考えながら
学生と行動する時間にすることで、知見の共有と実践の時間に変換できちゃいます。

僕がひとりで運転して現地へ向かう時間を、助手席の学生とディスカッションの時間にしたり、プロジェクトに参加してもらってインプットや実践の時間にしてもらったり、アイデアやブランディング発想の時間を共有したりと、全て「ながら」で完結します。


対価は「体験・知識・繋がり」

学生と青栁、互いにどんなメリットがあるかの整理したいと思います。

学生メリット:
1. 青栁のブランディングデザイン論を共有してもらえる
2. リアルローカルの現状を体感し、課題解決策を青栁と思考できる
3. 青栁と時間を共有することからの広義な学び
4. ローカルの様々なプロジェクトに参加可
5. 繋がりが多方で広がる
6. 青栁で壁打ち
7. 移動は青栁にお任せだからほぼ移動費なし
8. ご飯はたまに青柳が奢る。たまにね
9. プロジェクトリストの中からの選択制
10. 学業優先が大前提で、参加タイミングはお任せ
11. 参加強制圧力なし。自分のペースで、時間のある時に参加でOK

青栁価値:
1. 地方で活躍する若者を流出させず育成できる
2. アイデア・企画などを一緒に発想してくれる相手が居る
3. プロジェクトが青栁の広告となる

少人数で凝縮された時間を

実際に採用する際の細かな部分です。

採用方法:
面接により決定

採用基準:
1. 現時点よりも将来性
2. 面白み
3. 学生である
4. 待ち合わせで移動する都合上、栃木市あるいは近郊に住んでいる
5. 守秘義務があるプロジェクトは決して口外しない
※ 待ち合わせ場所までの移動費は自費

採用人数:
3名程度まで(現状男性1名決定)

ほぼ家庭教師状態でガッツリ学べるプログラムです。
参加費は無料。


学生秘書の主な流れ

1. 青栁: プロジェクトスケジュールリストを共有
2. 学生: リストから参加プロジェクトを決定
3. 待ち合わせをし目的地へ一緒に車移動。移動中プロジェクト概要共有など
4. プロジェクト参加
5. 帰りながら振り返り
6. 解散

ほぼ上記のような流れになります。
一緒の時間を多く作ることで、広義の学びに繋げていきます。

大きくアップデートするチャンス

地方と東京の大きな差のひとつは、クリエイティブの質の高さです。
地方に比べ競合がとても多く、新しいものの生まれるスピードも早い。
そんな中生まれるクリエイティブは、質が高いものしか生き残れません。

しかし地方は東京ほど新しいものは生まれません。じゃあ東京のように新しいものが生まれるスピードが早くなれば良いのか。
確かにスピードは大切ですが、スピードよりも一つ一つしっかりと育てることが、地方の感覚には合っていると思います。

その地域のものとしてブランドを確立し、長期で選ばれるものを作る視点が大切です。

人を育てる事も同じです。地方に興味を持つ若者が増えたと言われていますが、地方から出る若者の方が圧倒的に多いです。
学生のうちから地方の留まり、自らの手で活性にチャレンジしたいと考える若者を、わざわざ他の地域に流出させる必要はありません。
確かに一度外で学びを得てから戻るという方法もありますが、戻るとも限らないのです。

大人が様々なチャンスと機会を提供することで、学ぶ方法はいくらでもあるはずです。

僕自身これが正解かは分かりませんが、今直ぐに行動できる手段として初めてみます。

興味を持った学生さん。メッセージください。
一緒にアップデートしていきましょう。​



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