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社員を咎めてばかりの経営者の末路

これは身近な経営者の話だ。

いつも部下のやることにチャチャを入れ、肯定することはまずない。

そればかりか、説教モードに入ったりする。
その経営者がいる部屋は決まってピリピリしていた。

けれども、経営の腕はピカイチだった。

他の同業者と差別化を図り、どんどん業績を伸ばしていった。

その経営者も80歳になる年にある夢を叶えようとしていた。それは、職場の新しい形だ。

職場を建て壊し、新たにバリアフリーや新しい設備を付けて新たに建てる。

要するにリニューアルだ。

その前年度に腰の骨を折り、そこから体調を崩し歩けなくなり、しまいには新しい職場の案を考える段階では”ボケ”が始まってしまった。

もう経営どころではない。

悔しくも目標の手前で判断能力を失ってしまったのだ。

こんなに順風満帆にいった人は最後まで何もなく無事人生を終わることもないのだ。

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なち@心動くnote×エッセイ
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