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【バーティカルSaaSスタートアップ調査】 2021年9月第3週に調達している世界の注目事例5選!vol.15

こんにちは😁
Gazelle Capital アソシエイトの、近藤です!
シルバーウィーク、皆さんいかがお過ごしですか?
今週も私が気になった資金調達を行った海外のバーティカルSaaSスタートアップを5社ピックアップしました。
ぜひ読んでみてください!


①データ集約型単一データベース 「JumpCloud」

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https://jumpcloud.com/

設立🏢:2012
拠点🏠:アメリカ
調達日🕑:2021/09/13
調達額💰:$159M
ラウンド🚉:シリーズF
今回の投資家👤
(リード)SapphireBlackRock Innovation Capital
(その他)Endeavor CatalystH.I.G. Growth PartnersOwl Rock CapitalSands CapitalWhale Rock Capital ManagementGeneral Atlantic

【事業内容】
あらゆる企業のインフラストラクチャのITリソースを統合する「JumpCloud」は、クラウドベースのディレクトリを使用することでデバイス、アプリケーション、ネットワーク、インフラストラクチャなどにまたがって組織をリモートで管理できます。主に中小企業を対象に、これらの複雑なシステムの管理を簡素化するクラウド製品を提供することで実現しています。
webサイトを構成するフォルダ・ファイル群の構成であるディレクトリ構造はIT組織の中心であり、特にアイデンティティに関連して、モバイルデバイス管理、シングルサインオン、多要素認証、特権アクセス管理、アイデンティティガバナンスなどが含まれると考えてられています。そのため「JumpCloud」に対する投資家の関心が高まっているとCEOは述べています。彼は、これらすべてのアプローチがディレクトリ構造に集約されると考えています。

今回の資金調達により、調達総額は3億5600万ドル(約391億8000万円)にもなり顧客数は計5000社を超えるそうです。

記事リンク:https://techcrunch.com/2021/09/13/jumpcloud-raises-159m-on-2-56b-valuation-for-cloud-directory-tool/


②エンドツーエンドのロジスティクスネットワーク 「Stord」

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https://www.stord.com/

設立🏢:2015
拠点🏠:アメリカ
調達日🕑:2021/09/14
調達額💰:$90M
ラウンド🚉:シリーズD
今回の投資家👤
(リード)Kleiner Perkins
(その他)Susa VenturesD1 Capital PartnersLux CapitalMax MullenWill GaybrickBoxGroupFounders FundPalm Tree Crew InvestmentsCarlos Cashman


【事業内容】
コロナ禍によりオンラインショッピングを新たに始める消費者の世界的な増加がトレンドになっています。2020年のeコマースの売り上げは28%近くも上昇し、新型コロナウイルス流行前にeコマースの普及率が低かった国でも、メキシコを筆頭にオンラインショッピングへの移行が大幅に進みました。それに伴いロジスティクス業界も成長を見せています。

「Stord」はエンドツーエンドのロジスティクスサービスとソフトウェアを提供してるスタートアップです。クラウドプラットフォームでは注文から配送まで、グローバルロジスティクスネットワーク全体で在庫と注文を調整および最適化することができます。
また「Stord」の迅速かつ効率的に顧客にリーチするための分散型倉庫ネットワークやデジタル貨物輸送の技術が、eコマースの顧客の注文がアメリカのどこでも2日以内に処理し発送されることを保証しています。

何兆ドルもの製品が、どこにいても同じ日または翌日に届くという消費者の期待に応えて成長する「Stord」は、Amazonのような企業が追いついていない地域にある、数兆ドルの市場を近代化すると言われています!

記事リンク:https://techcrunch.com/2021/09/14/logistics-startup-stord-raises-90m-in-kleiner-perkins-led-round-becomes-a-unicorn-and-acquires-another-company/


③クラウドデータウェアハウス向けに構築されたデータインテグレーションツール 「Matillion」

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https://www.matillion.com/

設立🏢:2015
拠点🏠:イギリス
調達日🕑:2021/09/15
調達額💰:$150M
ラウンド🚉:シリーズE
今回の投資家👤
(リード)
General Atlantic
(その他)
Scale Venture PartnersSapphireLightspeed Venture PartnersBattery VenturesSilicon Valley Bank UK


【事業内容】
「Matillion」はクラウドデータウェアハウス向けに構築されたデータインテグレーションツールです。データウェアハウス(DWH)とは、「データの倉庫」の意味で、データの利活用のために、膨大なデータを保存しておくためのシステムのことをいいます。データウェアハウスはデータベースとは違い、分析に優れておりストレージ容量が多いことが特徴です。

「Matillion」の使いやすいインターフェースによりオンプレミスやSaaSからデータを連携し、フローを素早く簡単に作成することができます。データをクラウドデータウェアハウスにロードすることで分析等に向けて変換できるなど、コスト効率の高いデータ連携を可能にするのです。「Matillion」のローコードETLプラットフォームは、データパイプラインの構築プロセスと分析用データの準備プロセスを簡素化することで市民データサイエンティストとデータエンジニアがデータベースの洞察を抽出する上で貴重な役割を果たすことができるといいます。

記事リンク:https://techcrunch.com/2021/09/15/matillion-raises-150m-at-a-1-5b-valuation-for-its-low-code-approach-to-integrating-disparate-data-sources/


④ eコマース市場向け、検索および商品発見できるプラットフォームを提供する 「Constructor.io」

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https://constructor.io/

設立🏢:2015
拠点🏠:アメリカ
調達日🕑:2021/09/15
調達額💰:$55M
ラウンド🚉:シリーズA
今回の投資家👤
(リード)Silversmith Capital Partners
(その他)Cap Table CoalitionMelody HildebrantCarl SparksKevin WeilRobyn PetersonZander RafaelDavid Heath


【事業内容】
コロナ禍によって小売業者がオンラインに移行する機会が増えた一方で、課題がいくつか顕著に現れてきました。その1つは商品の検索と発見の精度です。たとえオンラインストアの検索ウィンドウで検索しても、そのほとんどの場合は顧客の求める結果が含まれていないことが多い現状があります。顧客体験を向上させるためには、実際に購入したいものを見つけるまでの時間を減らすことは必須です。

「Constructor.io」は、eコマース市場向けの検索および商品発見できるプラットフォームを提供する会社です。これを使用することにより、顧客のコンバージョンと収益を増やすことができます。顧客のクリック、カートへの追加、購入のたびに、「Constructor.io」はそれぞれの顧客が必要な商品やビジネスKPIを推進する商品を明確にします。ただユーザーが気に入った商品を表示するだけでなく、すべての結果を自動的にランク付けして、重要なKPIを最適化することができます。またスペルミスを修正し、ユーザーがクエリを入力するよりも早くユーザーの意図を推測する自動提案を使用して、素晴らしい顧客体験を維持できます。
今後、小売業者の検索および検出機能にさらなる進化が見込めることでしょう!

記事リンク:https://techcrunch.com/2021/09/15/constructor-finds-55m-for-tech-that-powers-search-and-discovery-for-e-commerce-businesses/


⑤企業の従業員のスケジュール管理ができる 「Skello」

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https://www.skello.io/

設立🏢:2016
拠点🏠:フランス
調達日🕑:2021/09/16
調達額💰:€40M
ラウンド🚉:シリーズB
今回の投資家👤
(リード)
PartechXAngeAglaé Ventures
(その他)
Aglaé VenturesThomas LandaisJean-Baptiste RudelleGuillaume le Dieu de VilleWilcoAGORANOV


【事業内容】
「Skello」はマネージャーと従業員の両方に役立つ、作業スケジュール管理SaaSです。「Skello」は、小売、旅行やホテルなどのホスピタリティ、薬局、パン屋、ジム、脱出ゲームなどさまざまな業界の企業と連携しています。今まで彼らの多くはExcelを使用してスケジュール管理をしていました。

「Skello」を使用することでマネージャーは、誰がいつ働いているかを確認できます。それにより雇用人数を把握でき、適切に従業員を割り当てることができます。
また一方、従業員はプラットフォーム内で自分のスケジュールを確認することができます。他にもいつ働けないか休みをリクエストすることや、想定外の事が起こったときシフト交換をすることもできるのです。

またそれだけではなく法的に必要な要件をも管理できます。たとえば、「Skello」は毎週必ず取るべき休憩時間を把握しています。他にも残業時間、休日時間、日曜日のシフトなどをカウントできます。現地の労働法と労働協約を自動的に考慮することができるのが魅力の1つです。
Skelloは現在7,000の販売拠点で使用されており、今後はさらに多くのヨーロッパ諸国に営業を行うようです。

記事リンク:https://techcrunch.com/2021/09/15/skello-raises-47-3-million-for-its-employee-scheduling-tool/



今週も最後までご覧くださりありがとうございます🙇‍♂️

以上が2021年9月第3週に調達している世界の注目事例5選でした!
Gazelle Capitalは既存産業に対するソリューションとしてSaaSを提供しているスタートアップに多く投資をしております。
起業を検討中、または資金調達をされる起業家の皆さんはぜひGazelle Capitalの 問い合わせフォーム または 近藤のTwitter にてDMでご連絡くさだい!


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