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【語彙力乏しい系ゲイ向け】白黒ハッキリさせる言葉の使い方はどうして大事なのか

『自分の語彙力、少ない?!』

と不安な人向けのお話です。

特に20代前半で語彙力不足を気にしてる人がいたら、ぜひ参考にしてください。

語彙のチョイスができない大人

以前こんな話を見ました。

子どもが「うらやましい」という感情の発露を「ずるい」に取り違えて覚えてしまった。

どういうことかというと、

『あのおもちゃ、自分は持ってないからうらやましい』

という気持ちを、

『あのおもちゃ、自分は持ってないのにずるい』

こうなってしまった、というもの。
まぁ分からないでもないですよね、これ。

で、これ、子どもだから「ずるいじゃなくてうらやましいだよ」と、正しい表現に気づかせて直してあげることはできます。

でも、ここ最近の社会の中では、大人が意図して言葉の意味を取り違えて使ってるケースが多くなっています。

正直この状況はヤバいなって思います。

語彙力が足りない人が増えた件

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複数の感情を一つの言葉でまとめてしまう。
細かい感情表現ができなくなっている。

こんなふうに、言葉を使いこなせない人は実際増えてきています。

「辛い」
「悲しい」
「めんどくさい」
「疲れた」
「イライラ」

これ、全部まとめて「ウザい」という言葉で言い表すことができます。

でも、本来この5つの言葉に分かれるはずの自分の心の状態を、一つの言葉でしか表せなくなっているとしたら、危ないと思うべきです。

語彙力の話でいうと他にも、Twitterの1ツイートあたりの文字数制限の話があります。
「140字にまとめられる国語能力ってすごいよね」、というヤツ。

確かに140字にまとめられる編集能力は才能です。
元々の言いたいことを、意味を変えずに必要最小限にまで切りつめることができる能力はあっても全然あり。

でも、

「カンタンに省略することが前提です」
「詳しく言わずに要点だけまとめます」

こんなことが前提で始まる話は、本当に伝えたいこと、日本語独特の細かい表現が曖昧になっていくリスクがあります。

あるいは、ネットではみんな同じ言葉しか使わなくなってきている、というのもありますよね。

ネットスラングと呼ばれる語彙。

自分も多用しますが、あくまでその場の「ノリ」です。
それを日常会話でいつも使うということはありません。

でもネット上で使われている言葉は、日常会話の中にもどんどん浸透してきています。

みんな同じ言葉しか使わない、コピペのような会話って、怖くありませんか?

日本語の乱れは以前から問題視されてきました。

でも今起こっている言葉の変化は、単に「乱れてるから正しなさい」というレベルの話では済まなくなってきています。

語彙力の多さでメンタルの強さは決まる

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自分の感情や頭の中の思考を、それにぴったり合った言葉で表現できること、本当に大事です。

語彙力の多い人の方がメンタルを病まなくて済むという心理学の研究があることからも、語彙力の高さの大切さが分かります。

語彙力は多ければ多いほど、自分の思考や感情をより細かく詳しくアウトプットできます。
その分ムダな溜め込みが起きないので、メンタルを圧迫しないようになります。

感情や思考のアウトプットは別に単語じゃなくてもいい。
擬音語や擬態語でも大丈夫。

そういう意味で、本を読む、辞書を引く、こんな国語の勉強は実は大事だったと言えます。

とにかく自分の頭の中身を適切な言葉に置き換えることができるということが、ものすごく大事なことなんだと、ぜひ覚えてください。

自分の頭の中の思考や感情を言葉にする方法は実際いろいろあります。

自分の言葉で書く。
自分の言葉で話す。

好きな歌の歌詞を引用するのもあり。

好きな本に書いてあった一文でもいい。

とにかくモヤモヤしてる何かを言葉にする。

これが、自分を知ることにつながります。

これを繰り返していくと、

『自分はこういうシチュエーションだと、こんな感情になるのか』

という積み重ねができます。

この積み重ねができていないと、いつも頭の中、心の中がモヤモヤしたままになってしまいます。
このモヤモヤが不安や悩みになっていくワケです。

そしてこの不安や納悩みのタネをそのまま放置すると、メンタルがどんどんやられていってしまう、と。

だから、その時々で自分の頭の中の思考や感情を、具体的な言葉にして外に出していく必要があるんです。

これがちゃんとできるようになると、自分の不安や悩みを早い段階で見つけることができるようになります。

その分問題の解決も早くなるので、病むこと自体が減ります。

病まなくなったことがしっかり自覚できるようになってくると、自分の自信にもつながります。

自分の頭の中身を適切な言葉に置き換えることができるということは、ものすごく大事なんです。

語彙力のない「映え」の危険性

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映えを狙った画像での表現ももちろんありです。

写す対象、切り取る対象から何かを感じ取って、それを一つの枠の中に収めて自分の感情を表す、という方法、いいですよね。
そういう感覚、自分も養っていきたいです。

でも「映え」自体に固執してしまうと、その表現に見合った言葉が出なくなるリスクがあります。

ここはぜひ注意しましょう。

視覚的な情報もコミュニケーションには大事です。

でも、言葉にする・文字にするという行動を減らしたりなくしたりしていいということにはなりません。

1枚の画像から伝わるあなたのキャラ情報は、そこまで多くありません。

画像は加工、編集ができるから。

その表現の中に言葉が乗って、初めてあなたのキャラが相手に伝わります。

言葉は本人の人生そのものが反映されます。

その場その場に合った、あなた自身から出た言葉が加わることで、より映えが協調されることになります。

画像による表現と、あなたの言葉による表現をハイブリッドしていくことをオススメします。

自分を的確に表現できる語彙力がキャラを立たせる

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自分の頭の中の思考や感情をちゃんと感じ取れるようになりましょう。

そしてそれを自分なりの言葉に乗せて、具体的に表現しましょう。

この一連の流れがハマると、あなたのキャラがよりハッキリと際立ちます。

それが相手から共感を得たり、リスペクトされたることにつながります。
もちろん愛されることにも発展します。

だから、そこらへんに転がっているよくある定型文ではダメ。

就活で定型文をぶん回している学生さん、いますよね。

汎用性という点で見たら、定型文の使い回しはあり。

でも、プライベートの人間関係で、誰でもよく使う言葉だけ羅列していては、あなたのキャラが立つことは一生ありません。

逆に考えてみてください。

どこにでもあると一目で分かるような言葉だけで、めちゃくちゃ共感してくれたりリスペクトしてくれるような人と、本気で仲良くなりたいと思いますか?
信用できますか?

自分の内側をちゃんと感じ取れる力。
それを適切に言葉に表せる力。

この2つは本当に大事です。

大事にしないと、どんどんあなたの「個」が失くなっていってしまいます。

ドキッとした方、ぜひ今回の話を参考にして、語彙力を増やすようにしてみてください。

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