お笑い講座 入門編
AIを専攻する大学生「僕」は、お笑いサークルに入りそびれたこともあって、ある芸能事務所が主催するネットのお笑い講座を受講することにした。そこには、中年男性の講師と性別も年齢もバラバラな受講生8名が参加していた。「僕」は各受講生の個性の強さや講師の発する「笑いとは何か」や「人はなぜ笑うのか」などの根本的な問いに右往左往しつつ、お笑い芸人として売れるための必要条件やマンネリの効用、笑いの「対象」・「標的」という2つのターゲットなどの講義内容に関心を寄せていく。そして「第三者を笑い