見出し画像

「悩み」を払拭するには、孤独な戦いを行わなければいけない

いきなりだが、あなたに悩みはあるだろうか?
「ないっ!」と断言できる人は少ないのではないだろうか。

「悩み」というものは、
自分の思考、世界やモノの見方を変えることでしか解決しない。
酒を飲んだり、薬物をやってシラフから離れるというのは傷口に絆創膏を貼っているだけで、応急処置程度にしからならない。
本質的には、何も解決していないのである。
時にはそういう時期も大事だが、いつかは向き合わなければいけない。
そして向き合った時に、何も解決しないのであれば今の自分の思考で解決しないということなので、新しい思考、新しい視点を取り入れるしかない。

その時に、他人に話しアドバイスを貰うってのも一つの解決方法ではあるけど、俺が最近思うのが周囲の人にいくら話しても解決しない「悩み」というものは必ず存在する。
他人に話を聞いてもらって解決する時は、大体が自分の中で答えが決まっていて、その答えを肯定してもらいたいだけなのである。
それが悪いと言っているわけではない。

人というものは、究極のところでは理解し合える生き物ではないと思っている。
「この痛み、苦しみを理解できるのは俺(私)だけだ」ってやつだ。
同じ人間はこの世に誰一人としていないのだから、そんなのは当たり前だ。
だからこそ、人と人とが理解し合おうとするその姿勢こそが美しいのだが。

人間は誰だって孤独だ。
いくら仲の良い友人が居ようと、大好きな家族や恋人がいようと、ふとした瞬間に胸の中の空虚さを感じる日は誰だってあるだろう。
家にいるのにホームシックに似た感情を感じる人もいるだろう。
一人で生まれて一人で死んでいく、それが人間である。
だから、俺たちは自分にとっての「悩み」に真正面からぶつかるしかないのだ。
では、結局どうすればいいのか?
「一人で向き合わなきゃいけないことはわかったけど、、、」
とここでnoteを終わらせるような野暮な真似はしない。
確かに、悩みに対しては一人で戦わなければいけない。
が、何も丸裸で戦えと言っているわけではない。
頑丈な防具や切れ味の鋭い武器が、俺たちの周りには溢れている。
芸術だ。
芸術こそが、俺たちの孤独な戦いのお供をしてくれる強力な仲間なのだ。
本や映画、音楽や絵画などこれらの新しい世界を旅して、何かを得て、自分の心に変化を起こすしかないのだ。
そしてその中でも「読書」というものだけは唯一、一人でしかできないものであり、恐ろしいまでに孤独な営みである。
映画や音楽、絵画などは誰かと一緒に見たり聞いたりすることができるものだが、本という世界だけは、自分一人で旅をするしかないのだ。
しかし、だからこそ価値があるのである。
少ししんどいな、少しキツイなと圧力が自分にかかってる瞬間こそが、自分の心に化学反応が起きている瞬間なのだ。

だから、孤独を恐れるのではなく孤独を愛すのだ。自分の中の夜を抱いてやるんだ。
人は孤独だけど、孤独じゃない。
お前にはお前がいるだろう。

そして本を読め、若者と馬鹿者よ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?