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春の過ごし方 〜花粉症、アトピー、喘息〜

ずいぶん日が長くなって来ましたね。東京で講座がある時は 7 時 20 分の新幹線に乗るのですが、朝 5 時半に起きると真っ暗。それが今は 6 時にはもう明るいです。鳥に餌をやるなど、朝のルーチンワークはずいぶん楽になってきました。

さて、新しく望診法を始めた方から、東洋医学では「木」が上なのになぜ山村塾では「火」が上になっているのかというよく質問がよくあるので改めてお答えします。

草木は春になると一斉に「上」に向かって芽を出して伸びていきます。
春は芽吹き、成長の季節なんですね。特に春に芽吹く雑草には参ってしまいます。春は上昇の季節なんです。

経絡を見ると足の親指の人差し指側の太敦(たいとん)というツボから、ドンドン上に昇って期門(きもん)に行き、さらに上がって目を通り百会に行きます。やはり草木と同じように上に向かっていきます。

これを使っていたのがアメリカの久司インスティテュートでした。気の流れと一致しているので成る程と理解しやすいので、以来山村塾では上の図を使っています。

気は春に上がるので精神的な病気がある方は要注意です。五月病なんて言いますね。気が上がって鬱などが悪化しやすくなります。また大学や新入社員としてスタートすると、大学や会社に行くという大変化があって、吐き気や頭痛、腹痛など、精神的にも乱れ体の調子も崩れる方もいます。

これら精神的な不調は本人にしか解りません。酒や甘いもの、揚げ物など油脂は気を上げますが、それは一時的なもの。無理矢理気を上げると、ドーンと一気に気が落ちます。山高ければ谷深し、です。簡単に上げたものは簡単に堕ちる、です。

また、春は花粉症、ぜん息、アトピーなどアレルギーが悪化する時期です。これを避けるにはどうしたら良いのでしょう。
春の過ごし方を考えてみましょう。

最近では春だけではなく一年中花粉症に悩む方が増えているようです。
7 月から 10 月にかけてブタクサの花粉が飛びます。ブタクサなんて呼び名は可愛そう。セイタカアワダチソウとも言われます。最近は温暖化で 11 月まで飛ぶようですよ。

花粉が飛ばない杉を植えているそうですが、臭いものには蓋、と言うイメージがありませんか。少食で和食を食べて暮らしている時は花粉症など無かった。

藤田紘一郎氏はアジアやインドなど、汚い川で泳いでいるところにはアレルギーなんて無いと言っていました。この辺にどうすれば良いのかという答えがありそうです。

抗菌下着に殺菌スプレーをシュッ!まな板にもシュッ!(農薬じゃん)
そういえば化学物質アレルギーと言うのもありましたね。

医学や栄養学が発達している大都市になぜ多いのでしょう。

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