webライターの仕事で感じる不安とそれらの対処法
仕事でもプライベートでも不安になることがどうしてもあります。
webライターの仕事でも同様に、私はたくさんの不安と向き合い続けています。
webライターを始めて約3ヶ月が経ちますが、「続けるほどますます自信をもって書けるようになる」とは言い切れない状態です。
フリーランスとして働ける仕事は自宅で一人でできることが多く、メンタル面について誰かに相談するタイミングを失いがちです。
本日は、私が記事執筆を通して感じた不安と、それらの対処・解消法について記事にしました。
私のようなwebライター初心者の人に共有され、活動を継続するきっかけになればうれしいです。
webライターの仕事で感じる不安
さっそくですが、様々な不安と、それらをどのように対処・解消しているのかを上げていきます。
なお、今回は執筆という段階における不安に限定し10個お話しします。
1.書かなきゃいけない
webライターを始めた頃も今も、同じように感じるプレッシャーです。
自由に書くnoteと異なり依頼いただいた記事を執筆しますので、途中でやめることができません。
行き詰まって一週間下書きリストに放置するといった方法をとれない点も、noteとの大きな差です。
その分、自分を多少追い込みながら書いた記事がwebサイトに掲載されたのを見たときの喜びは大きいものです。
「無条件に喜びを得ることはできない」という前提を忘れないために、この不安は不可欠なものと考えています。
2.続けないといけない
「◯記事書いたら終了」という条件はありません。
一記事一記事を丁寧に仕上げると、達成感と安心に包まれます。
その状態もつかの間、翌週が納期の記事が頭によぎります。
「また来週に向かって書かなければ」という感情と向き合わずにライター活動を続けることは難しそうです。
一方で、「続けさせてもらえる」という考え方をするとリラックスできます。
不安を「誰かに必要とされ書き続けられる安心感」に置き換えることが、ストレスとうまく付き合うコツではないでしょうか。
3.他の表現が怖くて使えない
何記事か納品すると、自身の記事のスタイルが出来上がってきます。
たとえば、書き出しの表現や、提案時の文体などです。
そうしますと、「あのとき修正されなかったから大丈夫だ」という安心感に頼りがちになります。
他の表現を思いついたり、その表現の前後の文章との相性に違和感を覚えたりしても、一度覚えた表現をついつい使ってしまうのです。
この状態から抜け出すため、納品時に依頼者にその不安点を伝え、一度大幅な修正をしていただきました。
記事を執筆させていただいているだけでもありがたいのに、書き方のレパートリーを増やすことができるだなんて、こちらからお金を支払わないといけないレベルですよね。
不安を伝えられるのは友人や家族だけでなく、依頼者であってもいいのではないかと私は思います。
4.字数を減らせない
字数の多い記事の方がしっかり記事を書いている気がしてしまいます。
この状態から抜け出せず、納品する度に字数が増えてしまっていることがありました。
「記事あたり〇〇円」という条件で執筆している記事の依頼者から、字数を増やすのは負担では?と気を遣っていただいたことがあります。
そのタイミングで「字数を減らすことを意識して記事を書いてみました」と伝え、最低文字数ぎりぎりの記事を納品したことがあります。
このときも依頼者からさらに簡潔に書くにはどうしたらいいか、といったアドバイスをいただきました。
ほんとうに恵まれた環境に、感謝してもしきれません。
ほとんどの編集者は執筆者の気持ちを理解されていると思います。
思い切って依頼者−委託先の関係を「相談できるパートナー」に再定義してみると仕事が楽になります。
5.読み返すほど正解がわからない
出来上がった記事を一晩寝かせて翌日以降に音読するのは納品前に必須の工程です。
しかし、この音読を繰り返すほど正しい表現がわからなくなります。
納期に対しかなり余裕を持って記事を書き終わった場合、3日連続で読み返したりしますが、毎回修正点を見つけてしまいます。
そして、どの修正が正しいのか不安になるのです。
この不安に対応するため「最終的に好みの文章に整えるのは依頼者の仕事」と割り切って提出することも大事にしています。
6.記事を書けるほどの専門性があるかわからない
記事を書くほど、他の人の記事を読む機会が増えます。
すると、読みやすい記事にたくさん出会い魅力を感じる一方で、自身の記事の内容が心配になるのです。
本業でもスポーツでも同じことが言えますが、誰かと比べ始めたらきりがありません。
何かで1番になれることなんてほとんどないですから「以前の自分より成長できている点があるか」を意識して経験を積み上げるようにしています。
7.断定できない
ここまでお話ししたとおり、自分の記事に自信を持てなくなることが多々あります。
自信の低下にともない、文章を断定表現で終われなくなります。
断定表現が全くない文章は、妙に謙虚な雰囲気が出てしまい、個人的には読み手に逆に不快感を与えてしまう印象です。
そのため、納期まで時間の許す限り根拠を調べて、断定表現を増やすようにしています。
8.公開されていいのかわからない
記事を納品してから、依頼者がメディアに掲載するまでにタイムラグがあります。
その期間にも「あの記事は校了したけれど読者のためになるだろうか」と不安になることがあります。
その際に思い出すのは「依頼者が認めてくださった」という事実だけです。
9.誰の修正が正しいのかわからない
これまで、複数のメディアの記事を執筆しました。
記事の内容はもちろんのこと、依頼者の修正の仕方も大きく異なります。
修正0で校了されたり、修正に加えコメントをいただけたり、依頼者により様々です。
ある依頼者には問題ないと判断された表現を、別の依頼者に指摘いただくことも少なくありません。
そんな時には、腑に落ちるまで気になった表現について説明している、もしくは、実際に使用している記事を探すようにしています。
10.修正後の記事が編集者にとって何点かわからない
校了された記事は依頼者が認めてくださったとは言え、それが依頼者にとって何点であったか不安になるものです。
依頼者も仕事ですので、ライターに支払えるコストと記事の質のバランスを考慮せざるを得ないでしょう。
本業にて製品開発を担当していた頃は、製品原価と日々向き合っていたため、嫌でも依頼者の心境を想像できてしまいます。
ライターにとってやむを得ない状態ですので、「少しでもコスト以上の記事を納品するために何ができるか」を前向きに考え続けるしかないと思っています。
不安の存在意義〜綺麗なバラにはトゲがある?〜
ところでみなさん、綺麗なバラにトゲがある理由をご存じでしょうか。
バラのトゲには
茎の強度を上げ身体を支える
敵から身を守る
といった役割があるそうです。
何事もメリットとデメリットはセットです。
不安も捉え方次第でストレスにも心の支えにもなります。
バラのトゲのように、不安がライターとしての私を守ってくれているのかもしれません。
私は、ご紹介した不安を感じ続けることで自信を持ちすぎず、常に成長するための課題を探すことができると考えています。
もちろん不安を強く感じすぎてしまわないように気をつけなければならないでしょう。
時々、私も必要以上の不安に襲われて、webライターを辞めてしまおうかと思うことがあります。
webライターはフリーランスのように働くことも多い、一人で課題と向き合う時間が長い仕事です。
うまく周りを巻き込みながら、ポジティブな気持ちを忘れず、継続していきたいところです。
ではまた、次の投稿で。
***あわせて読んでくださるとうれしいです***
最後まで読んでくださりありがとうございます◎ 私が記事として書けることやご協力できることなどをコメントいただく、そういったサポートでも嬉しいです! 日々のアウトプットが少しでもあなたのためになりますように。。。