りゅうちぇるのタトゥー問題について俺が思ったこと
久々に映画とは関係ないことを書いてみたい。ネット関係でやたらと話題になっているタトゥー関係のことについて俺がふと思ったことを記事にしてみたい。
僕ははっきり言って子供を作る気がないし、今後作ろうとも思わない。相手もいないだろう。だから子供を守る決意表明のためにタトゥーを入れるやつの気持ちは一生わからないだろう。
だが、りゅうちぇるのことを持てはやす芸能人各位はちょっと俺は無責任だと思う。やはりどれだけ日本が遅れていても現行の日本でタトゥーをしている人は少し怖がられるだろう。ほんの些細なことだが人間は些細な事を永遠に気にしながら生きていくのだ。
結局、タトゥーをするのは少なくとも2018年の日本現在ではマイノリティでありそれも忌み嫌われる存在だ。差別されるという覚悟を背負わなければならないのだ。少なくとも今はそうだ。
俺はマイノリティーというのは個性ではなく障害であり呪いだと思っている。個性だというやつの安易な偽善的な言葉に心底吐き気がする。
昔働いた職場で、タトゥーアーティストの人がいた。彼のところには週4日ぐらいには依頼主がきていた。それ関係で徹夜をすることもあり仕事にこれないこともあった。これ自体は本人自身の生き方なので俺がとやかく言うことじゃないと思う。
料金は大体5万前後だと聞いた。タトゥーという市場はかなり大きく尽きない需要があるらしい。(これ自体は合法化をしてしまうと一気に需要がなくなっていくだろう。アングラなものがやはり市場としてはちょうどいいのだ。)
その際に彼が聞いていた言葉は「本当にいいのか?」という言葉だ。
つまり、お前は背負う覚悟があるのか?ということだ。そして、そうやって背負ってしまい表立った仕事に就けなくなってしまうことが多いらしい。だからこそ彼はしつこいぐらいに「いいのか?」と聞くそうだ。でもなければそのクライアントの一生を左右してしまうからだ。
それでもやるならもうそれは本人の自己責任であり決断だ。それは尊重しなくてはならないので掘るそうだ。
という精神論だけじゃなくて実のところタトゥーをして後々消したいというやつが整形手術を受けてしまい「手術不可能」ですといわれたり、ヤクザ眷属の闇医者にかもられたりすることがかなり多いそうだ。
整形手術一つするだけでも数千万はくだらない。それを呆れるほど払えるからりゅうちぇるはするのだろうが、金というのは冷凍食品より長持ちはしない。金の次に金を稼いでいくという考えがないと冷蔵庫がうまらないのだ。つまり、明日食えなくなるかもしれなくなるのだ。
永遠に金が儲かるシステムというのはこの世には存在しない、儲けるためにはやらなくてもいいことに対する投資は控えるべきだ。
俺の爺さんは金融関係で財を成していたが爺さんは常に言っていた。「金は生き物だ、決して永遠になびかない。」つまりそういうことだ。金を粗末にするやつはその程度の生き方しかできない。金をなめたやつは金におぼれるのだ。
爺さんはボケて精神病院行きになったが、それでも呆れるほど自分でも使えないほどの金を今でも持っている。俺のじいさんは無駄な買い物はしなかった。
つまり、タトゥーというのは「買い物」だ。少なくともそれをかっても今は負債にしかならないわけだ。
結局、人生というのは小さな選択の組み合わせで成り立つ一つのマルチエンディングゲームだろう。そして二度とリプレイできないのだ。
さあ、ゲームといったが今回はおススメの映画ではなくおススメのゲームをレビューさせてもらおう。
「ライフ・イズ・ストレンジ」だ。
このゲームは運悪く、時間を操作できる能力を持ってしまった少女の数日間を描いた傑作だ。このゲームは恐ろしく短く簡単だが、その中で少女の青春が詰まっている。
細かいことの選択でキャラクターの命運が変わってしまう。例えば選択ミスでキャラが自殺したり殺さなくてはいけない状況に陥る。
グラフィックも奇麗で繊細なタッチで描かれている、そしてそのマルチエンディングシステムはかなり賛否が分かれると思う。人生は奇妙で恐ろしく残酷だ。何を選ぶかで、人生は決まってしまうのだ。
極端な例だが、人生とはこういうつまらない選択の繰り替えしなのだ。
先ほど、人生は後戻りできないゲームだといったが「欧米ではタトゥーはアートだ、日本は間違ってる」と安易に言い切るようなバカどもはドラゴンクエストとGTAの違いもわからないようなマヌケどもだといっていいだろう。
ゲームの内容やシステムが違えば、当然それに即したプレイスタイルも変わっていってしかるべきなのだよ。アホ。
なにはともあれ
個性=尊重 とか マイノリティ=尊重すべき とかそういう安易でやぼったい自分の狭い認識でとまってはいないだろうか。彼を持てはやしている芸能人はもう一度考え直してほしい。
そして、今一度人生はなにをするかで変わっていくものだということを覚えておいてほしいのだ。人生は奇妙なものだ。まさしくライフ・イズ・ストレンジだ。
最後に一言、
鏡の中 うつる顔それも真実見果てぬ夢 つかむまで傷ついても狂った街 輝いてネオン砂漠それも幻 Ah 大阪 Dreaming night.
さあ、あなたもミナミの帝王になろうではないか。
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