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書評:漫画作品

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漫画作品の書評(読後感想)纏めてます。 読後なのでネタバレ大いにあります。 (ジャンプ系作品については月曜日に感想を上げることもありますので特にご注意ください。) 主な作品 ア… もっと読む
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記事一覧

レビュー 週刊少年ジャンプ(36、37) 2019年 8/19、26 号 [雑誌](アクタージュのみ)

百城千代子始動回。
ここから彼女に待つものなんて地獄しかない。
今回は完全な百城千代子回で読んでるだけで切なくなりますね。
多分黒山は千代子ちゃんを不幸にする覚悟を決めきれなかったんでしょう。
でも本人から覚悟を聞いて、腹をくくったんだと思います。

この物語の裏には常に星アリサがいる。それを強く感じさせてくれる話でした。

千代子ちゃんは阿良也含め他の三人を世界に選ばれた主人公だと思ってるんです

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レビュー 週刊少年ジャンプ(29) 2019年 7/1 号 [雑誌](アクタージュのみ)

今週は星アリサが出てこないので、考えるにあたって芯がない感じがします。

先週号で星アリサが悲痛な顔で黒山に千代子のことを頼んでいましたが、多分千代子ちゃんは星アリサの作った幸せの、幸せになれたかもしれない自分の象徴なんでしょうね。
それが過去の自分や過去の自分の生き写しのような夜凪景と出会うことでメソッド演技法を選び、自ら不幸の道を進んでいく。
星アリサには耐え難いでしょう。

しかしそれを頼ま

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考察用:アクタージュ作中年表

自分の考察用にアクタージュ作中の年表作成しました。

個人用です。随時修正します。

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-20年
・巌裕次郎と星アリサの確執
※星アリサ引退?
※単純に考えるとこの頃星アキラを妊娠していたはずなので、交際(結婚?)or星アキラの妊娠を期に仕事をやめた?

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レビュー 週刊少年ジャンプ(13) 2019年 3/11 号 [雑誌](アクタージュのみ)

なんという阿良景!!

今はまだってなんでしょうか! 今は、まだって!
しかも時間が大切とかって口説き落とす気しかないじゃないですか!
前話からやたらべたべたしてるなーとは思ってましたが星アリサさんと新キャラに誤魔化されてましたが今回はもう完全に阿良也→景ですよね! 来てますよね! 公式意図的ですよね!

今回は新展開に向けてのタメの会だったので全体的にあれこれ伏線撒き散らして終わりですね。
新キ

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レビュー 週刊少年ジャンプ(21) 2019年 5/6 号 [雑誌](アクタージュのみ)

夜凪は黒山と二人で踊ってるんだ。

今週号のジャンプは感動的で夜凪が久しぶりにカメラの中にいることにひどく心を動かされたんですが、結局のところ私は何をそんなに心動かされたのかさっぱりわかりませんでした。
しかし十回ぐらい読み返してやっと踊っているのは夜凪だけじゃないんだと気付きました。

黒山は夜凪の先を読んで、夜凪が踊りやすいように、それでいて美しく見えるようにカメラに収め続けている。
多分何も

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レビュー 週刊少年ジャンプ(20) 2019年 4/29 号 [雑誌](アクタージュのみ)

アクタージュ!

じゃあ久しぶりにお前を撮らせろよ
夜凪
一発かましてやろう

この一言で女優夜凪景復活かと思うと胸が高鳴りました。
学校編は過不足なく大切でしたし、夜凪というキャラクターの掘り下げ、伏線としても大切だったと理解していますが、私はフツーの夜凪景よりやはり女優夜凪景のファンなのだなと思いました。
黒山さんが今後どう一発かます気なのか楽しみで仕方ありません。

思えば一番最初にCMの撮

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レビュー 週刊少年ジャンプ(26) 2019年 6/10 号 [雑誌](アクタージュのみ)

黒ちゃんそっち側かよ!

アクタージュ今週号ももう一ページあたりの情報量が多すぎて何に注目すればいいのかわからないレベル感ですね。
あれだけ詰め込みながら流し読み層でもストーリーを追うだけなら問題なく読める演出力流石だと思います。
ネーム切ってるのはマツキ先生みたいなのでマツキ先生のお力でしょうか。演出を二人でできるのは原作、作画が別れている強みでしょうね。

今回個人的に衝撃的だったのは星アキラ

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レビュー 週刊少年ジャンプ(10) 2019年 2/18 号 [雑誌](アクタージュのみ)

「こんなのありか?」 って思いました。

最初に思ったのはこんなのありか? って感じです。
しかし何がズルくてこんなのありか?と思ったのかわからないので一旦考えていました。

実態として、ストーリーとしては何も問題はないです。
本当の幸いとはなにかに、巌さんは一定程度の回答を出しました。
溺れた阿良也を、巌さんや夜凪はきちんと掬い上げました。阿良也はきちんと戻ってこられました。
まぁ30秒も舞台で

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レビュー 週刊少年ジャンプ(9) 2019年 2/11 号 [雑誌](アクタージュのみ)

今週アクタは答え合わせ会でしたね。

前号感想(レビュー 週刊少年ジャンプ(8) 2019年 2/4 号 [雑誌](アクタージュのみ)https://note.mu/gasourei/n/n6bf96e194f4f)と違っていた件は阿良也の方から星アリサの代役を買って出たことでしょうか。
しかしこれで巌さんが悪いわけではないよ、という描写を重ねてきたと見るべきなんでしょうか。

そしてやっぱり星ア

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レビュー 週刊少年ジャンプ(8) 2019年 2/4 号 [雑誌](アクタージュのみ)

『銀河鉄道の夜』編は巌さんの贖罪の物語もともと『銀河鉄道の夜』編は巌さんが本当の幸い≒素晴らしい舞台を作る、という劇団天球の皆への贖罪の物語でしたが、ここに来てもう一つの贖罪が濃厚になってきたかと思います。

何かと言えば星アリサへの贖罪です。

今回見た感じは阿良也回で、ワクワクしながら読んでいたわけですが、最後の星アリサに全て持っていかれました。
息子(星アキラ)を舞台に立たせることすらも、星

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アクタージュ自体が『今は』理想の女優の再生と失敗の物語

今号も!アクタージュは!面白かった!

ということで、週刊少年ジャンプ(8) 2019年 2/4 号 [雑誌]を読んで、アクタージュという作品について思うところが色々出てきたので整理も兼ねてアクタージュ全体考察をしたいと思います。
直接感想は別途記載します

黒山が理想の女優 を作ろうとして作られているのが夜凪であり『現段階での』アクタージュという作品
この作品では初めからみんなの「理想の女優≒星

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レビュー 性別「モナリザ」の君へ。一巻

ガンオンで連載始まった当初から追いかけている「性別「モナリザ」の君へ」っていう恋愛漫画?すごい良かった。

二次性徴のあたりで性別が決まる世界でどちらにもなれなかった主人公が女の幼馴染と男の幼馴染の両方に告白されるって一話だったんだけど、設定も良かったし男女両方との恋愛っていうのが物凄い画期的!と思いました。
キャラも嫌味なく可愛いし、主人公がAセクっぽい感じですね。

まだまだ始まったばかりなの

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レビュー 週刊少年ジャンプ(2) 2019年 1/8号 [雑誌](アクタージュのみ)

リアル幕間の物語で神回のあとだったので少し落ちる。
しかしずっと上がるわけにはいかないので必要な小休止ですね。次の幕の期待感煽ってくるし。
主役二人は次回でどうする?ここまで来て原作とストーリー変えてくる?はないと思うけど。

この銀河鉄道の夜の舞台、というストーリーラインと別に、星アリサっていう天賦の才を持ちながら帰ってこれなくなった?心を病んだ?役者がいて、今まで夜凪は最後には帰ってきてた(休

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レビュー 週刊少年ジャンプ(1) 2019年 1/1 号 [雑誌](アクタージュのみ)

今回のアクタージュの表紙といい内容といいやばいんですけど!やばいんですけど!
なんかこうもう……なんだろうな。アキラ君の苦悩をここ三〜四話ずっと描いてたけどああこれがアキラ君の幸いなのかと。
ぶわぁぁってなる。
アカラー絵アキラ君ピンだと思ったらこれ夜凪と千代子の髪の毛に挟まれてたのか!?
それであおりが「僕はどこだ」かよ
ヤバイ!語彙行方不明だけどやばい!
あーもうアクタ十回読んでも十回感動する

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