人に言えないような人生を歩んできた
割引あり
人に言えないような人生を歩んできた。
言ったらどうなるのか。
発達障害というまだ世間に知られぬ障害を抱えて生きるという事がどのような世界であり、どのような人生であったのか。
当事者目線で書いてみた。
それはとても不思議で、奇妙で、
わけがわからない世界だった。
言語化できない何かに呪われたような世界だ。
自分だけが何か違う。
一番気づいてほしい親には気づいてもらえない。周りから批難され続ける人生。
一生ここから出られない。
「自分」という呪縛から逃れられないという絶望。
幾度もの困難を我流で乗り越えてそれでもなお、事あるごとに自分だけに降りかかる存在の否定と事実上の迫害。
逃れるために取った手段は、「普通の人のフリ」をすることだった。
30を迎える私より上の年代の発達障害の人
その人たちが見てきた世界がここに書かれている。
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1,600字
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