『お勢、断行』観てきました

舞台『お勢、断行』江戸川乱歩ワールドを極彩色で描いた“謀略物語”、稀代の悪女・お勢役に倉科カナ

豪華キャストで公演が決まった時に「絶対観に行こう」と決めていました。

倉科カナさんは、妖艶な悪女を見事に演じていて、大正ロマンの着物姿も奇麗でした。とても舞台初主演とは思えない貫禄がありました。
時系列が前後するストーリー展開に翻弄され、寄木細工の様な舞台装置に思考を奪われながらも、見応え抜群！
音響効果や舞台装置に驚きながら最後まで堪能させていただきました。

やはり目立ったのはお勢役の倉科カナさんと、脇役ながらもスパイスが効いていた女中役の江口のり子さん。
自然なお芝居でセリフもすんなり入ってきた。
江戸川乱歩の作品は馴染みがなくて（少年探偵団と黒蜥蜴くらい）、この舞台のオマージュになった作品の『お勢登場』も知らなかったけど、演出が素晴らしく前意識は全く必要ありません。

ただ梶原 善さんと江口のり子さんは『鎌倉殿の13人』にも出演していて、私の中で大河ドラマを引きずるものがありました（笑）
倉科カナさんはNHKドラマ１０の『正直不動産』にもライバル不動産会社の社員として好演してましたね。

正直不動産

今後注目していきたい女優さんの一人になりました。