最近のスナップ写真とメトロポリタン美術館展
須磨のとある施設。
昭和感たっぷりの館内が良い感じでした。
『昭和感』ってよく使われるけど、30年遡ってもまだ平成だったりするので実際は『平成感』ですよね。でもこちらは築60年以上経ってるって事で立派な昭和感。
また行く機会があれば探検してみたいな。
大阪は福島区にある関西将棋会館。
1階は売店、レストラン、カフェダイニング。2階はアマチュアの人が対局を楽しめる道場。3階より上は事務所やプロ棋士が対局を行う対局室になってます。
プロ棋士は5階で対局を行うことが多いんだけど、藤井聡太竜王がよく対局を行うのは4階の水無瀬の間。取材陣が多いので他の対局に影響が出にくいという配慮だそうです。
その水無瀬の間にはイベントで一度入らせてもらった事があるんですけど、大きな左馬の駒や(盤面を写す為のもの)天井カメラのマウントにいちいち感激してました。29連勝の時にもよくニュースで写ってた場所ですしね!
大阪市立美術館で開催されてる『メトロポリタン美術館展』に行ってきました。
メトロポリタン美術館が自然光の元で鑑賞出来るよう天窓を設ける改装工事中だそうで、展示品が海外に貸し出される事になったそうです。
モネ、セザンヌ、ゴッホ、ドガ、レンブラント、フェルメールらの有名どころから、初めて目にする作品まで展示数たっぷりで見応えがありました。
年に1,2回は絵画展に行くけど、毎回『これ面白い』『宗教観高杉君でイマイチかなー』『めちゃ綺麗やん』『なんか分からんけどこれは好き』という低レベルでしか鑑賞していない我が家。
せめて少しだけでも知識を増やそうと思って、キャプションに書いてあって気になってた『キャンバスに移転』と『テンペラ画』について調べてみまして。
キャンバスが主流になる前、油絵は木のパネルに描かれてました。長い年月の間に木はひび割れたり反りが出たりしてくるので、保存と修復のためにキャンバスに移転するということが行われたそうです。
その方法はと言うと、天然糊で和紙を絵の表面に貼り付けたのちなんらかの方法で板材などで補強。その後、裏面からノミやらカンナやら彫刻刀で木のパネルを削り取ってくそうな。
そうやって限りなく薄くした絵をキャンバスに貼り付けてホイ出来上がり……って、昔の人すんげぇことしてますやん!
今は技術の向上もあって違う方法で行われてるそうです。
テンペラ画とは主に卵と顔料を混ぜたもので描かれた絵のことだそうな。
油絵具が出てきてからは使われることが減ったけど、発色が鮮やかで年月を経ても変色が少ない利点が見直されて、現代でもテンペラで描かれた作品がだんだんと増えているとか。
ボッティチェッリの『ヴィーナスの誕生』(貝殻の上にでーんと裸のヴィーナスが立ってるアレです)はテンペラ画だそうで、ムンクの『叫び』はテンペラと油絵を合わせて描かれているそう。
知らない知識を得るってことはやっぱ楽しいですねぇ。
今度図書館に行ったら初心者向けの本でも借りてみようかしらん。
F.Zuiko 38mm/F1.8
SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN | Art
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