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鼻骨骨折の注意点と対応


急性対応では頭部外傷を伴っていることも多いため、脳震盪や頸椎損傷の可能性を考慮する必要があります。

急性期には外傷部分の腫脹が著しく、鼻出血を伴うことがほとんどです。私自身が選手の鼻骨骨折を目の当たりにした経験では、通常の鼻血よりも出血量が明らかに多かったです。

出血が止まった後も、経過観察中や病院受診前に鼻かみを行わないように指導します。

スポーツ復帰

鼻骨骨折の整復後には再骨折しやすい状態のため、骨癒合が得られる1か月程度はぶつけないように注意が必要です。

コンタクトスポーツで、早期に競技復帰する場合には再受傷防止のためにフェイスガードの装着が推奨されます。

フェイスガードはオーダーメイドでの作成が推奨されており、通常1週間程度でできあがります。

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