【体験談】PTの私がリハ特化のデイサービスに転職して良かった事5選

理学療法士の多くは、病院やクリニックで働いており、介護施設に勤める理学療法士は全体の2割程度といわれています。その中でもデイサービスで働いている理学療法士は更に少ないです。理学療法士が年々増えていく中で、介護施設で働く理学療法士も増えてくると予想されます。デイケアと違い、デイサービス運営は医者の管理下でなくとも可能なため、全体像を知ることで将来の道が広がります。理学療法士がリハビリテーション特化型のデイサービスで働くメリットや具体的なスケジュールについてご紹介します。

その①:土日が固定で休日

リハビリテーション特化型デイサービスは土曜、日曜が休みのことが多く、家族や子どものいる家庭では、行事に参加しやすいです。また、シフト制ではなく固定休暇のため、旅行などの予定も立てやすいです。理学療法士は研修会や勉強会の機会も多いため、比較的参加しやすい点もメリットといえます。

その②:リハビリ以外の業務が経験できる

リハビリテーション特化型のデイサービスでは、個別機能訓練(リハビリテーション)以外にも、多くの仕事を経験することができます。病院に勤務していると対個人を対象としたリハビリテーションをおこなうことがメインの職務になると思いますが、デイサービスでは対集団を対象とした、集団体操のインストラクターなども経験することができます。
その他にも、病院では医療事務が対応しているような受付業務や事務作業も一部対応することがあるため、リハビリテーション以外の介護保険下での全体の流れを経験することができます。目の前の患者様やご利用者様に注力し、リハビリテーションをおこなうことはやりがいもあり、楽しいことではありますが、全体の流れを知った上で、対応することで目の前の相手からの感謝の言葉以上に、やりがいと責務を感じることができると思います。

その③:生活期にあわせたリハビリを提供できる

リハビリテーション特化型デイサービスでは、送迎や居宅チェックなどで、ご自宅に伺うことも多いため、ご利用者様の生活環境を知り、実際の生活で困っていることの改善を図ることができます。また、機能訓練以外にも介護サービスを利用し、住宅改修などの環境へのアプローチも図ることができます。ご利用者様の生活をより高いレベルで改善できる点はやりがいを感じます。

その④:担当できる期間が長い

私自身、医療保険でのリハビリテーションでは期限が決められており、満足のいくアプローチができないことからやるせなさを感じることもありました。介護保険の期間は1~2年程度のことも多く、病院でのリハビリテーションよりも長くご利用者様と関わることができます。

その⑤:施設外部との関りが多い

リハビリテーション特化型デイサービスでは、介護保険制度上ケアマネージャーとの関りが重要となります。施設にケアマネージャーが常駐している場合もありますが、外部のケアマネージャーと連携することも多いです。施設外の人と関わることで、仕事の幅も広がります。実際に私自身社会福祉協議会のケアマネージャーからの依頼で、ヘルパーを対象に腰痛予防体操の指導を経験したことがあります。リハビリテーション以外にもさまざまな仕事を経験したい人にとっては、外部の人と関わりが多いことで、セミナー講師や腰痛予防体操の指導などをおこなうことがあります。


理学療法士がリハビリテーション特化型デイサービスに努めることで、さまざまな職務を経験することができ、他職種との関わりも増えるため、成長の機会も増やすことができます。今後リハビリテーション以外のマネジメントや事務も含めて経験、成長したい人にはおすすめの転職先です。


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