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ゲームいきものレポート(全記事)

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ゲームに出てきたいきものについてのレポートです。
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2023年6月の記事一覧

【レポート】ハタハタ――ハダハダァ(秋田弁)

いきもの名:ハタハタ
学名:Arctoscopus japonicus

【登場するゲーム】

 スズキ目ハタハタ科の魚。
 『あたりまえのぜひたく。』という漫画を読んでいるときに、このハタハタに出会った。秋田県民からするとこのハタハタという魚はかなり身近な魚であり、食生活に密接に関係している。『テルマエ・ロマエ』でローマ人が現代日本にワープしてきたときに魚醤(しょっつる)を使った料理を食べること

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【レポート】マガモ――マガモかもしれない、カモかもしれない

いきもの名:マガモ
学名:Anas platyrhynchos

【登場するゲーム】

 カモ目カモ科の鳥。
 『Alba』(イギリス)『Everything』(アイルランド)『鼠ちゃんの百科事典』(チェコ)に、日本とかなり国際的なラインナップになっている。が、詳しい生態などが載っているのは『テイクアウト! DSシリーズ(2) にっぽんの野鳥大図鑑』くらいだろう。それぞれのグラフィックはゲームの世

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【レポート】カマキリ――おう夏だぜ

いきもの名:カマキリ
学名:ー

登場するゲーム

「おれはカマキリ」ということで、今回はカマキリだ。
 カマキリはゲームボーイのようなレトロゲームでもSwitchのような最新ゲームでもどちらでも見られるメジャーなカマキリだ。虫が出るゲームといえば、カマキリを入れておかないとなにか物足りない。クッパのいないマリオ。エッグマンのいないソニック。
 グラフィックとしては鎌を構えた姿であり、これはドット

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【レポート】ムカシトンボーーまるで主人公のような要素の多さ

いきもの名:ムカシトンボ
学名:Epiophlebia superstes

登場するゲーム

 「生きた化石」といわれる生き物は意外にいる。その中の一つがこのムカシトンボだ。中生代にいた古代トンボと同じ形をしていると言われているのが由来で、日本にしかいないと記されていることが多い。しかし、一応近縁種がいて、ヒマラヤと中国に一種類ずついる。
 現在ムカシトンボを発見したゲームは3つであり、そのうち

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【レポート】ダイオウグソクムシ――隠れた人気者から人気者へ

いきもの名:ダイオウグソクムシ
学名:Bathynomus giganteus

【登場するゲーム】

 2013年にニコニコ生放送にて、鳥羽水族館のダイオウグソクムシを中継する放送が多くの人に注目される。そこから、言うならば「ダイオウグソクムシブーム」が来たと言えるのかもしれない。深海クリーチャーの中でもかわいい見た目はデフォルメ化され、いろいろなグッズ展開もされた。その人気は2009年発売の『

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【レポート】ピカイアーーざんねんなこせいぶつ

いきもの名:ピカイア
学名:Pikaia
約5億0,500万年前(古生代カンブリア紀中期)の海に棲息していた原始的脊索動物。

【登場するゲーム】

 ピカイアのモデル、二つは3D で一つはドット絵であるが、おおよそ同じような見た目をしていると言える。しかし、『World For Two』に関しては、そのゲームの世界観に合わせて、実際にいたとされるモデルと少し違う見た目をしている(注1)。
 『

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