母の認知症のこと。

よく考えれば、10年前くらいからおかしな行動の兆候は見られた。それが、認知症の初期だとは気づかなかった。それが、僕ら家族が一番責任を感じなければならなかったところである。

基本、身体は元気なので、一日中介護をしなければならない状態でない。だけど、基本的にリタイアした父が面倒を見てくれているので、僕は日々仕事に集中できる。

週に2回、デイサービスへ通っている。最近はデイサービスへ行くのが楽しみなのか、お迎えにくる2時間前くらいから玄関に座って待っている。そして、その週2日間は頭がシャッキリしているような気がするのだ。蛭子さんも、仕事中はしっかりしているのだけど、プライベートでは症状がヒドいらしいとどこかで聞いた。

認知症と外部からの刺激は明らかに相関性がある。家に閉じこもって人と接しないと一気に症状は悪化する。一番治療(症状の進行を遅める)に効果的なのは日課をつくることだと思う。朝起きたら顔を洗い、歯を磨く。朝食前に縁側へ座って朝日を30分浴びる。朝食を取る。新聞を読む。ウォーキングに出かける。軽い昼食を摂る。疲れたら軽く昼寝をする等。出来る限りの日課は人を正常へ導くのだ。

日課が重要なのは、うつ病の治療でも僕が実践済みだ。ひょっとして、あらゆる精神疾患に日課というものは効果があるのかもしれないな。

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