【狙い目】同業他社が敬遠する点に圧倒的な勝ち筋が見える
先日から、自社の商売をブラッシュアップするために一段ギアを上げた。
実際にはこれから行動として突っ込んでいくのだが、新しい領域に手を出すより、既存の事業をより精度高く磨き上げる方がコスト的に抑えられるということもあり、文字通り「ブラッシュアップ」というステップに移ることにした。
そして、既存事業にかんしてだが、現在取り組んでいる市場は同業他社の視野にも入っている。そこに需要があるのは業界的にもなんとなく嗅ぎつけているが、私の知るかぎりその市場に本腰を入れて開拓している同業者は少ない、というか皆無だと感じている。
弊社がその市場に目をつけたのはかれこれ6年前くらいになるが、6年経った今でも他社が参入してくる気配がないのは、その需要や利益に対して「大変そう」というイメージが先行しているからではないかと推測している。
ましてや弊社のような零細企業がその市場に突っ込んでいくのは正気の沙汰ではないという印象らしく、その市場は昔から大きな会社が独占しているという認識らしい。
私もその市場に目を向けた当初は同じような印象であったが、そもそも「市場」と一括りにしてもそこにはグラデーションのような顧客層が存在する。大きな利益がとれそうな顧客層にかんしては、やはり大きな会社の独断場であるが、そこからこぼれ落ちる小さな利益(大手にとってはという意味で)しかとれない顧客層にかんしては「ワンチャンあるんじゃね?」という印象を持ってしまった。
確かにそのワンチャンにかんしても今まで整備されてこなかった道であるゆえ、平坦ではない。その平坦ではない道を進むことに他社が躊躇しているのならワンチャンはあり得ると思うのだ。
「大変そう」というイメージの正体は、他社の妄想からくる偏見である部分も多く、前例がないこともあり、随分と横やりも入った。「大ケガする前にやめた方がいい」、「業界的に聞いたことがない」、「この業種の範疇を超えている」等々、心配してアドバイスをしてくれた方もいたのだろうが、そのような否定的な意見を聞けば聞くほど参入障壁が高いという事実が立証され、俄然やる気が出てしまったのだ。
そこから6年、試行錯誤の末、だいぶ道が整備されてきた。想定しているような成果にはまだまだ届かないが、近年ではだいぶ予兆も感じることできている。
今回のブラッシュアップでは、より一層の市場の獲得へ向けた取り組みを考えている。私的には需要の高まりも追い風になると踏んでいて、アクセルを踏むタイミングとしても絶好の機会と感じている。
いつも思うのは、できない言い訳をならべるより、まずは小さなことでもできそうなことを積み重ねてみるということである。目の前の小石をどけ、雑草を刈る作業も継続すれば立派な道となる。
今回の取り組みは道の整備にどんな影響を与えるかわからないが、地道な作業を「大変そう」で片付けてしまっては人の作った道を行くだけである。
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