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【建設業の闇?】年始早々怪しげなお知らせがポストに届く

不景気などの影響により、実社会ではかなり殺伐とした世界が広がっている。末端では生きるか死ぬかの攻防がすでにはじまっている、という話

「悪徳会社にダマされるな!」

昨日弊社のポストに投函されていた差出人不明のビラのタイトルである。

そのタイトルのあとには「株式会社○○」「有限会社○○」といった実在する会社の屋号が数社分記されており、代表者、役員名まで明記していた。実際に関わった際の手口なども詳しく書かれており、このビラが何のために投函されたのかは知る由もないが、末端の建設業はいつの時代もこんなものである。



おそらく被害に遭った業者による腹いせ混じりの注意喚起のしらせであるが、建設業のヒエラルキー構造の最下層である世界はここ数年で殺伐とした空気が蔓延している。

わたしも今は新規顧客の獲得のため集客に注力しているが、その集客だって一定のリスクを抱えながら進めざるを得ないのはBtoBの商売上いたしかたない性質である。



一時期は守りの姿勢で会社をそうした悪徳会社からどうしたら守れるものか?ということを悩んでいたが、いくらこちらが事前の対策を施そうが夜逃げや倒産、未払いなどのトラブルは起こるときは起こってしまう。

そうなった際の救済措置などほとんど役に立たない、ということも知ってしまってからは許容できる金額の仕事しかしない、または怪しげな会社にはなるべく近づかないというルールの上で商売をするようになり「どんなに気を付けていても一定の確率で起こり得るもの」と覚悟して備えるようにしている。



このビラの配布者がどの程度の損害を被ったかは知らないが、会社が倒産するレベルではないのならすぐさま次に目を向けて走り出してほしい。取り返せない負債を追いかけるエネルギーは消耗しかしない。同じエネルギーをを使うのなら1円でも利益になることへ投下した方が得策だからだ。

わたしも身近に軽い地獄が横たわっていることを再認識できた。それを頭の片隅に今日も攻めの施策を進めようと思う。

100%のリスク回避はありえない。リスクも含めた対策をもつことがマネジメントである


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